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信長 茶の間の愛憎劇場

pu5


師走の寒気が身体をなぶる今日この頃。

葵雪月花こと武田の巫女コロッケは苦悩していた。

会いたい…あの人に。恋焦がれる乙女を演じてはや何年。

時には寄り添い、時には敵に。あまたのプレイヤーの中で唯一人。
あの人への想いだけが、私をこの世界に縛り付ける楔となっている。

コロッケは決めている。あの人にもう一度会えたら必ず言おう。

この言葉を必ずあの人に届けよう。

この想いのたけをすべて解き放ってしまおうと固く心に決めていた。

果たしてまた会えるのだろうか。胸を貫くような焦燥を抑えきれず叫びたくなる。

コロッケはこの想いを唄にのせてどこかにいるあの人に届けたいと思った。

題名は「あなたのハートに猪突猛進」。

コロッケは我ながらいい題名だと思った。その瞬間に自己憐憫の渇いた笑いがこみ上げて来る。

笑いながら小さな声で呪詛のような言葉を吐き出した。

「クックックッ…クックロビンは歳をとってる…」

パタリロのギャグはコロッケにとって胸が熱くなるファクターでもあった。


その時

黒い甲冑に身を包み、のっそりと両替前で佇む侍がいた。

刹那、コロッケの全身に電流が疾り、思わずその侍にかけよった。

「また、また会えた…」

絞り出すような声で侍を見上げ、こみ上げる涙を震えながら抑えた。

侍はコロッケを一瞥すると、青くなり押し黙ったまま立ち尽くした。

コロッケは、顔を上げて侍に向かって言った。

ずっと言えなかった言葉。己を縛り続けていた呪縛の言霊。


「貸した貫を返せよこの野郎!!」





教訓:貫の切れ目が縁の切れ目 貫は借りても装備は貸すな

っていうか、誰か貫かしてくれっし













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凸

Author:凸
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生息地:都内在住
生業:印刷・ウェブ制作全般
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