色々とごたごたありーの、体調わりーの。
そろそろ死ぬかなこれはと思いつつ生恥を晒しております。
今考えてみると、友人作家は死ぬべき時に死んでみんなの記憶に生きている。
彼にしてもさっくり逝っちまったので、理想的な締めくくりかただったのかもしれない。
日頃から、もう終わりたいとか言ってたからなあ。
しかし、死ぬ死ぬと言っている奴ほどしぶとく死なないものである。
命を捨てて俺は生きるじゃないけれど、テラフォーマーズのGのように、俺はかなりしぶとく生きるのかもしれない。なんかやだなぁ。
ボリス・ヴィアンのように死ぬか、東海林太郎のように死ぬかは神の味噌汁なわけだが、藤井さんのようにエイとファックしたあとに心不全になって死ぬのも悪くはない。一度きりで終わるなら。
さて、生死の話は置いといて、昨晩にちょいと久々に「ルパンvsクローン人間」を観てみた。
何回も観ているのだが、やっぱりこれがルパンの映画の中では一番の傑作だ。
台詞回しもとにかくいい。
アメリカの民主主義にあてつけて、次元が「ハンフリー・ボガードとモンローのファンだったが、これっきりだ!」と合衆国政府の傲岸な捜査官に吠えるシーンはクスッと笑う。
大塚康夫氏は、「風魔一族の陰謀」をかなり評価していたが、俺はやはり作画・脚本ともに「ルパンvsクローン人間」が俺の中ではナンバーワンである。技術云々などはもちろん今のアニメに比べるべくもないが、そんなの関係ねぇそんなの関係ねぇ!はいオッパッピー!
ガキの頃、よくクラスメートが口ずさんでいた「ルパンのサー」。
ルパン・ザ・サードが聞き取れず、空耳でそのように歌っていたのだが、ルパン3世という作品は、昭和の夕焼けにも似たノスタルジーを感じられずにいられない。東京ムービーのチープなテロップが泣ける。
何やらまたアニメのルパン3世を作るらしい。スピンオフ作品は除いて、ルパンのTVアニメの新シリーズが制作されるのは30年ぶりだと言うから驚きだ。おらも歳とるわけだね。オラやだもうやだ。
そう言えば、山田康雄が逝去されてから栗田貫一に声優が変わったが、昨日の映画を観ていて、ほぅと思ったことがある。
山田康雄の声より栗田貫一の声のほうが低くて渋く聞こえるのである。
これは不思議だった。
所詮はモノマネの栗田と思い、声優が変わってからルパンは観ていないという人もいたが、
今の栗田貫一の声はまさにルパンそのものになっている。
俺も実はモノマネ野郎にやらせるなら、いっそ声優かえろよとまで思ったことがある。
実際、変わった頃の作品はひどかった。無理して声を出している感ありありで観ている方も辛くなるほど。
しかし年月を経て徐々にキャラクターが同化してきたのだろうか。
スピンオフ作品の「峰不二子という女」では、渋くて深みのあるルパンの声で驚いた。
「ルパンvsクローン人間」の山田康雄は、なんだか少し軽くてよりコミカルな印象を受ける。
これはまだ若くて声にはりがあるというのもあるのかもしれない。
クリント・イーストウッドのような渋いしゃがれ声はなく、ニヒルなシーンでもあまり声のトーンは落としていない。
賛否両論は多々あれど、山田康雄が聞いていたら合格点を出しているのではなかろうか。
聞き慣れたってのもあるのかもしれないけど。でも栗田貫一もバッシングを受けながら今日までやり通してきたわけだから天晴である。まだまだ頑張ってほしい。
実写版のルパンが話題になっているが観てはいないし観ようとも思わない。
そもそも実写版なんぞは遥か昔に制作されていたし、やはり実写はないよない。
あんなキャラは日本人にはできない。
評価はまぁいいそうだが、不二子が決定的にダメです。だってバスト100cmねーし。
それがない不二子なんざ認めない。絶対に。許さない絶対にだ!
ルパンといえば、やはり小道具にも注目だ。
時計はロレックスのデイトナとか細部にこだわりを見せている。
特に車好きにはたまらない車種のオンパレードは嬉しいものだ。
ダットサン ブルーバードにアルファロメオ・グランスポルト・クアトロルオーテ、FIAT 500に定番のMercedes Benz SSK,
etc…。
エンスー親父が「わかってるなぁ。うんうん」と偉そうにうなずく姿が目に浮かぶ。
まぁとにかくルパンテレビシリーズ。
楽しみにしておこう。
というか、俺たぶん全シリーズコンプしてないな。
暇を見つけて観てみようか。
じゃあ今週もいってらさい!
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