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藤井さんと高崎さん





 下田の不良学生だった藤井さんが国勢聴聞委員会の相談役に任命されてからってもの、サイコーに流行ってるのが合戦だってことぐらい、ポップアイド・フリークのみんなならもうとっくに知ってるよね。実際に、武田はもちろん尾張の織田、あと(何故かあのがついちゃうわけだけど)浅井でも、シテー・もののふやハゲのあいだじゃ合戦が大モテでカルバン・クラインが戦鎧を出すってニュースまでVIP速報には飛び交っているんだ。
 考えてみれば、もうぼくたちは長いこと本チャンの合戦にはふれてないって、我が武田のシテー・もののふとして、いささか負い目を感じているんじゃないかって今日この頃、ついに信オンにも合戦が上陸しそうなんだなあ、これが。もし本当ならこれはもうゴキゲンのダイナマイツなんだけどね。
 ま、時代の先っちょをいく我々ポップアイド・フリークは、この秋、織田の合戦をMMOライフにどしどしとり入れてクォリティ・アップをするのもいいんじゃないだろうか。というわけでこのTシャツ。ラコステの鎧とギンガム・チェックの昇りをコーディネートすると、少しばかり気分で合戦だよね。


尾張─那古屋

「すっかり合戦難民が増えちゃってね。織田としては受け入れざるを得なかったんですよ」

織田の執行部議長の高崎がぼやくように藤井に言った。

雑踏のなか、様変わりした城下の喧噪に驚く藤井。
高崎が色々と説明をしながら商店街を進んで行く。

「見ろよ無印もいるし中華もいるぜ。東南アジアだよこりゃあ」

藤井はふと目についた露店商で足をとめた。

「あーーっ!豚の鼻だ。豚の鼻売ってら。お姉ちゃん、それちょーだい」

売り子の中華系の顔をした娘が、表情を変えずに指を二本出して言う。

「ひとつ二千貫ね。やいたて(焼きたて)の二千ごちゅう貫ね」

「これ一個でェ!?」

「今じゃみんなこんな調子ですよ」

驚く藤井をなだめながら高崎が説明をする。

「合戦のおかげで美濃屋敷もまた接収されたし」

「上等じゃねーか!」

藤井は拳を握りしめながら憤っている。

「あんなとこにコーダン住宅が建ってみろ!甲斐のどん百姓がこぞって攻めてくるとこだったんだぜ」

侮蔑の言葉を吐きながら、向かいから歩いて来る中華らしきサムライ達に気安く挨拶をした。
中華サムライは怪訝な顔をして通り過ぎる。

「同じ田舎もんでも、脳筋菱形兄ちゃんより、中華の業者のほうがずっといいや」

中華食堂のテーブル席に向かい合わせに座る二人。

「どーも、今度の合戦デキレースみたいなんですよね」

高崎が深刻な面持ちでつぶやくように言った。

そしてあたりを見回しながら、そっと藤井に小声で囁く。

「こんな事最近じゃ大きな声じゃ言えないけど」

「ん?」

「昨日も筆頭が武田の会議にしょっぴかれて…」

藤井は高崎の沈痛な面持ちをよそに、給仕をでかい声で呼んでいる。

「おーい!酒っ酒っ!あと、おばちゃん豚足頂だいトンソクーッ!酒もねーっ!」

「いったそうですよ…」

頭を抱えながら高崎はそのまま押し黙った。


オンラインゲームもリアルと同じくらい大変だ。
もはやゲームであってゲームではない。

それが戦国オンライン「信長の野望オンライン」である。

俺はというと休止してもう2年以上になる。
光陰矢の如しとはよく言ったものだ。

またあの戦場にたってみたいなとは時折思うが、老兵にとって思い出の戦場はもはや存在しない。

思えば木曽川、川中島。あのとき確かに、完全燃焼していた自分がいる。
燃えかすなんか残らないほどに真っ白に燃え尽きて…終わった。

いまだにあの戦場で戦っている強者達を思うと無性にせつなくなるときがある。

そして、まだ藤井さんはあの戦場で戦っている。
たぶん、まだ魂を完全燃焼させてはいないのだろう。
真っ白な灰になるまで藤井さんは終わらない。

それは高崎さんも同様だろう。
藤井さんはどこから来てどこへ行くのか。いつまで続けるのか。

誰が知ろう。

では良き週末を。にんにん。

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テーマ : 信長の野望Online ~天下夢幻の章~
ジャンル : オンラインゲーム

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非公開コメント

No title

>ナミ
どうしたナミ!まともな文章なんか書いて
味の素でも舐めたのかw

>藤井さん
信オンは5年前ぐらいにもっと細かく国を増やすべきだったねえ

No title

次は徳川家が面白そう!

No title

昔々の戦国の世

武田と斎藤の合戦は苛烈を極め

初心者にかまう余裕もない歴戦の強者達

まさにカオス

右も左もわからず合戦場をウロウロ

LVも足りず スキルもなく 罵声を浴び

Nに殺され PCに殺され 寝落ちで餓死

それでも心折れず

狩人を黙々とこなし、付与石と竜の涙で泣き、

目的もわからず燃えていた時代

糸冬 了..._φ(゚∀゚ )アヒャ
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凸

Author:凸
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生息地:都内在住
生業:印刷・ウェブ制作全般
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