スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

迫り来る闇のホラー 藤井

ミイラ取りがミイラになるとはよく言ったもの。

黄金騎士を夢見て日夜鍛錬を積み重ねてきた藤井。
ホラーを倒す度に、心を砕かれていく日々。

その労苦もようやく報われようとした矢先に、ホラーの返り血を浴びてしまう。

ホラーの返り血を浴びたものはホラーになる。
ラリホーの呪文を唱えたものは寝る。

藤井は元老院から黄金騎士の称号を得る一歩手前だった。
ホラーを倒した証のスタンプカードがあと一体で満了するところだったのだ。

しかし最後の最後でしくった。
ホラーを切った時に奴の体内から吹き出した返り血をもろに浴びてしまったのだ。

あっ!と思った時はもう遅い。
血は藤井の全身の毛穴から細胞レベルで侵入して浸食する。

かろうじて脳だけが、まだ浸食されていない。
しかし時期に脳までもホラー細胞に支配されてしまうだろう。

藤井はネラーだったが、ホラーにだけはなりたくなかった。
どげんしようおかあちゃん;と泣き叫んでみたが覆水盆に帰らず。死霊の盆踊りである。

今度は逆に自分が狩られる立場になった。
魔界騎士の最高位の称号、黄金騎士GARO。
強く気高かく美しく。
その金色の光は全ての闇を打ち払い、邪を滅する剣となる。

藤井はあの雄々しい金色の鎧を着けて戦いたかった。
黄金騎士藤井。
その名が歴代のGAROの所有者と同じく天空に連なることを願っていた。

しかしその夢もいまや儚き残骸である。
夢破れて山河あり。藤井のてぃんぽが夢のあと。

哀しい現実、リアルな現実。受け入れなければならない汚辱のシリアス。
藤井はもう人間ですらなかった。
ネラーからホラーへ。まさに転落の二段活用である。

人は生まれてから何かになる。

子どもから青年へ。青年からおっさんへ。おっさんから糞じじいへと。
望むと望まないに関わらず人は何かにはなるのだ。

しかし、それはあくまで人としての範疇である。
藤井は堕ちた。フォールダウンだ。失楽園だ。哀しみのルシファー、嘆きの堕天使。
それが藤井だった。

友人の魔界奉仕の地獄凸がおためごかしの慰めを言いにきた。
ちなみに魔界奉仕とは法師にもなれない落ちこぼれで、ホラー殲滅の手伝いをボランティアで行っているアルバイト君である。もちろん正規の給金はでないので、凸はカラーひよこの選別をしながら生計を立てていた。

「藤井さん、ホラーの返り血を浴びたんだってな」

「凸さん…。最後の最後でやっちまったよ。これで俺はネラーからホラーに昇格さ。もう何もかも終わりだ;」


がっくりと膝を折ってうなだれる藤井に凸は優しく肩に手をかけた。

にやにやと笑いながら気休めを言う。凸はエリートである藤井が日頃から妬ましかったのだ。
人の不幸は密の味。
凸はこの友人の不幸に間違いなく喜悦していた。


「はっはぁ、藤井さんよ。そう落ち込むなって。ホラーになろうがなるまいが藤井さんは藤井さんさ。何も変わらねーよ(ざまぁwwwwwwww)」

凸は喜色満面で笑いを堪えきれずにいるようだった。
人として最低である。

「凸さん…ありがとう(人ごとだと思ってこの野郎)。でも俺はもうすぐ狩られる立場になるんだ。SEXも入れるのは好きだが入れられるのは大嫌いなんだ;俺は狩られたくねぇ(泣かしたい、その笑顔)」

「落ち着けよ。まだホラーになると決まったわけじゃない」

「いや、だって俺は全身にホラーの返り血を浴びてしまったんだぜ?」

「あっ、じゃ、だめだ(笑」

けんもほろろに言い放つ。

「だめなのかよ!せめて希望を持たしてくれよ!!(笑 とかむかつくんだよ!」

「お前は既に死んでいる(汗」

「希望も糞も優しさのかけらさえない言葉だな。ひどいよ凸さん。(汗 とか意味分からないし」

「まぁ、でもキャラ作りには最適じゃない。藤井さんがホラーになったら名前はどうなるのかな?2chに潜む邪悪なホラー ポロロッカとかかな」

「もういい;あんたにはもう何も話さない」

「冗談だよ藤井さん。冗談!イッツ・アメリカンジョークさ。怒るなよー」

「あのなぁ、冗談じゃないんだよ!ホラーだぞホラー。ゾンビになるのと同じなんだ。生きる屍。ウォーキング・デッドなんだぞ!」

「ゾンビよりましだろう。人間に擬態はできるし、人の感情も多少は残るし。そして何よりもう人間社会という枠から解き放たれるんだ」

「……いやしかし」

「考えてもみろよ。黄金騎士なんざ軟派どころか援交だってできないんだぜ?やりちんの黄金騎士なんざ聞いた事ねーし。なったところで、まるで修行僧のような生活を強いられるだけだ」

「…それはそうだが」

「な?ホラーのほうが絶対に楽しいって。考えてみればやりたい放題じゃないか。女なんざよりどりみどりの五月みどりだし。そもそも、人間のほうがホラーよりよっぽど害悪だぞ?」

「……」

「自然は壊す。無差別に生態系を壊し多生物を食らう。同族で快楽のために殺し合う。地球という惑星にとってこれほど迷惑な生物がいるか?他の生物から見たら人間のほうがよっぽど悪魔だぞ」

「……悪魔。人間が…」

「そうさ。人として生きているだけでもうそれ自体が地球にとって悪なのさ。だから藤井さん。ホラーになるということは、人として開放され贖罪と罪業を滅するということにもなるんじゃないかな」

「そう…かもしれないな。人のほうが悪。古来より人が万物の霊長たる奢りを持って地球を痛めつけてきたこてゃ明白だ。わかったよ凸さん!俺はホラーになることをもう恐れない!そして人間を狩り尽くして清浄だった地球を取り戻すことに決めたぜ!」

「わかってくれたか藤井さん」


凸は藤井の手を取りながら、にこりと笑った。
藤井も笑った。

眼球の中に古代魔導文字が浮き出てきている。
ホラーになる前兆だった。
藤井は意を決したように、立ち上がって高々と拳を天に向かって振りかざす。

その姿は昇天したラオウのように神々しく光を放っていた。
恐らく…これが人間としての最後の輝きになるだろう。

凸は藤井を素直で可愛いなと思った。
そう、素直な奴こそ染まるのは早い。

その後、藤井はホラーの帝王となって東京を恐怖のずんどこに陥れる。
現役の黄金騎士も手を焼くほどに強いキングホラーとして君臨した。

しかし、あくまでも東京限定だったのでさしたる影響もなく。
一時期話題になりBBCやFNSでお茶の間を騒がせたが、人々の関心も夏の甲子園ほどには続かなかった。
そして世代交代をした新たなGAROにあっさりと倒された。

凸は静かに下田の海を見つめながら、藤井のことを思いだしていた。

「藤井さん…」

凸は既に藤井の顔を思いだせない。
浮かんでくるのは、ホラーとなった藤井の姿だけである。

居酒屋で1回だけホラーとなった藤井と飲んだ。
それがこの写真だ。

cbvnhg,jhbmfxhfy

くまモン=藤井さんであった。
おちまい。
スポンサーサイト

テーマ : 日記というか、雑記というか…
ジャンル : 日記

コメントの投稿

非公開コメント

きしゃあー

>藤井さん
大事なことなんですね!コスモ!!

>みさおん
くまモンのかぶりものマジで欲しいw

>かずは
宮崎のゆるキャラって、10以上いるなあ
くまモンみたいに代表的なのがいねーぞw

くまも~ん♪
くまもんとハグしたぁい♪
(*´∇`*)

No title

くまもんと飲みたい・・・
くもまんと人生について語り合うのです

あ クマ人生か・・・

No title

おれのコスモよ!

No title

おれのコスモよ!
プロフィール

凸

Author:凸
カテゴリー:おっさん
生息地:都内在住
生業:印刷・ウェブ制作全般
血液型:B

カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最近の記事
最近のコメント
月別アーカイブ
リンク
最新コメント
ブログ内検索
RSSフィード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。