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タイムゾーン藤井3 【夏の罠】

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ひょんなことから高校生に戻ってしまったアラサー藤井。

平穏に一年間をやり過ごせば元の生活に戻れると云われ、渋々、高校生活を送ることになったが、何やら周囲が騒々しくなりつつある。

一年間限定で青春の日を取り戻した藤井だが、果たして無事にやっていけるのか。
藤井のあの日の性春が再起動する。


始業開始の鈴がなる。
クラスメイトは席に着きながら、談笑したり予習をしたり。

遠い記憶にある過去の情景だ。

若かったあの頃。何も怖くなかった神田川。
そういや凸さんは神田で空缶を拾っていたな。
今はどうしているのやら。

梅雨も明けて午前中でもジワッと暑い。
午後は窓を閉め切って冷房を効かせるのだが、午前中は窓を開放して空気を入れ替えるというルールが徹底している。

考えてみれば、俺らの頃にはクーラーがある教室なんざ考えられなかったな。
いまだに話し相手もいない教室でただ1人。
藤井は、世代の壁というものを甘くみていたことを後悔した。
如何に気持ちは若くとも、30代半ばの半汚れのおっさんと、10代の糞ガキどもと意識共するなんざありえない。あるのは、年齢差による上か下かの序列意識だ。

そこを意識改革しない限りには友人なぞできはなしない。
少なくとも、同じ目線、同じ立ち位置ということを認識すべきなのだ。

だが、藤井にはそれがなかなかできない。
それはすでに心も身体が汚れちまっているからだ。

「いつやるのか?いまでしょ!!」

ボーッと窓の外を眺めていた藤井は、ビクッと身体を震わせた。

担任が熱を入れて進路のことについて話している。
勉強ねぇ…。
テストでいくらいい点とろうが、いい大学入って一流企業に就職しようが…。

最近の役所や議会の汚職や不祥事で炙り出される腐った社会。
最初は志は高くとも、朱に交われば何とやら。長いものには巻かれて出る杭打たれて、流されて。

それを許容し受け入れて清濁あわせ飲みの言い訳でなりたつ社会に絶望するのだ。
哀れな。今の若い人達には夢も希望もありゃしないだろう。
どうせ地球も滅びるし。

そんな、極端なことを考えながら、熱弁をふるう担任教師を見ていると哀しくも滑稽だった。

ふと…先ほどから視線を感じる。
視線の先に顔を向けると、隣の席の進撃ストラップ少女がこちらをチラチラと見ている。

ん?なんだこの娘…。
そう思いながらも、気にしない風で外の景色に顔をそむけた。
ああ…そうか。
俺がカバンにつけている、イカ娘のストラップが気になっているのか。
まぁ機会があったら、また話しかけてやろう。
とりあえず、友人を作らないと被験者ノルマを達成できんし。
昼にでも飯に誘ってみるか。

それより、懸念事がひとつある。
あの風紀委員長に煙草を見つかったのはまずかった。
ちと、いじめすぎたよなぁ。
しかし…オボコをいたぶるのは藤井にとって新鮮な感覚だった。
軽い興奮を覚えていたのは否めない。

いかんいかんと首をふる。身体はともかく中身はおっさんなのだ。
朝っぱらから淫猥なことを想像している場合ではない。

あのとんがり娘、纏(まとい)とか名乗っていたっけ。
組織のサポセンに連絡をいれてあるので、手を回してくれるだろう。
大事にはならんとは思うが、風紀委員に心象が悪いのはこの先面倒だ。
なんとかフォローをいれとかんとまずい。

しかし、どうやってフォローしたものか…。

つらつらとい考え込んでいるとH・Rが終わり、一時限目が始まった。


昼になり、隣の娘が先に声をかけてきた。

「あ、あの…ふ、藤井くん…」

藤井はしめた!と思った。

もちろん、鯖を絞めたわけではないのは言うまでもないが、魚が投網にかかったのであsる。

まずは、下田仕込みのアメリカンジョークで和ませてから、ナイストークに移行しよう。
まずは友人を作るのが先決だ。

藤井はできるだけ柔らかい笑顔を向けた。

「なに?」

「えっと…そのあの…」

もじもじしながら顔を真っ赤にしてやがる。

ふふ。可愛いものだ。

藤井は悪い顔をしている自分に気がついていない。
悪代官のような蛇の目で前の前の女子高生を眺めている。

エロ漫画に出てくる中年のすけべ親父そのものだった。

「なんだい。何かあるならはっきり言ってくれ」

藤井は多少いらつきながら、できるだけ声のトーンを下げて言った。
怯えさせてはまずい。とにかく俺という男は、安全で面白くて優しい男だということをわかってもらわないと。



「…チャック」

聞き取れないほどのか細い声をだしながら、娘はうつむいた。

「えっ?何」

「…チャックが…開いてるよ藤井君」

「は…」


股間を見ると確かにチャック全開で白のブリーフが顔を出している。

「いやぁあああああ!!!!!!!!」

藤井は奇声を発しながら思わず股間を抑えながらしゃがみこんだ。

それは隣の教室にまで谺した。


数日後─

藤井は「チャック」というあだ名をつけられた。

しかし友達がたくさん出来た。

めでたしめでたし。

【不定期に続くのであった】



【続く】

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テーマ : 日記というか、雑記というか…
ジャンル : 日記

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No title

メアドと、パスワードを引っこ抜く手口w

No title

どうせアク禁にするから問題ないおw

No title

emi_himitって人はただもんじゃないな!

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No title

>藤井さん
それを俺は原宿の竹下通りでやった記憶あり
20年以上前だがw

>かずは
メモるなw
俺は高校時代からトランクスだぞ!

藤井さんと凸にぃには白のブリーフっと、、、
メモメモφ(..)

No title

最近でもよくチャックをあけっぱなしで色んな所へ行って帰って家で気づく始末
ウワァァ-----。゚(゚´Д`゚)゚。-----ン!!!!
プロフィール

凸

Author:凸
カテゴリー:おっさん
生息地:都内在住
生業:印刷・ウェブ制作全般
血液型:B

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