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通り過ぎる情景


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vsehbetz
↑藤井さんの学生時代

神保町界隈で仕事をしてもう6年にはなる。
神保町のシンボルであったキムラ屋がなくなり、たまぁに行ってた等価だったパチ屋も消えた。

更に、九段下駅の本屋も消え、銘柄を言わなくてもフィリップMがスッと出てきた馴染みのタバコ屋も先日店をたたんだ。
なんと大正7年から創業だというから驚き 桃の木 藤井の木。

街は変わっていくものだ。

緩やかに変わっていく街並を見るのは好きなのだが、急激に変化を遂げて行く街を見るのは
時代とともに情報が風化していくようでなんだか偲びない気持ちになる。

渋谷の宮益坂辺りで5年働いたが、ヒカリエなど出来てしまって当時の景観はまったく様変わりしている。

そんな変わっていく情景をたまに気にしながら通りを歩くと、当時の若かりし自分がそこらを歩いてるような錯覚に陥る。


わけはない。
そんなオセンチな気分で哀愁を携えるのはもう飽きた。
変わっていく街並みをただ見守るだけで、そこに憐憫は感じない。
30歳ごろはよくそんな気分になったものだが、今となってはそんな感慨などはどこかへ消えた。

田舎に帰省した折に、夜中にちょっとそこらを歩いてみた。
といっても、結構歩いた気がする。5kmは歩いたかな。

とにかく、家にいても暇なので夜の10時くらいに散歩がてら歩いてみた。

人がまったく歩いていない。
当たり前だが、とにかく田舎は皆車で移動する。
子どもなんぞは普通にいない。

東京で歩くのと、富士宮のような中途半端な田舎を歩くのとでは、勝手が違うし
何やら悪い事をしているのではないかという気分になる。

以前はマイカーなどで帰っていたのだが、新幹線の楽さと酒を飲める気楽さから、レンタカーを借りてでも帰るということはなくなった。金銭的にも安上がりだからでもある。

小学校、中学校は隣接していて、歩いて5〜6分である。
とにかく街灯があまりなく、気がついたのは何故か青い。
暗闇を照らす青い街灯は何やら不気味に見えて、東京暮らしが田舎暮らしより長くなった自分にとっては、かなり異形に映った。

中学校まで歩いて行くとやはりさすがにグラウンドは広い。
そして小学校へ抜けて真っ暗で人のいないグラウンドを横断する。

横がすぐ寺なので墓地がある。

ここから、もう聞こえて来た。

そう、カエルの大合唱である。
ガキの頃は普通に聞いていたこの大合唱が、とにかく耳障りでしょうがない。

よくもまあこの辺の住人は我慢ができるなとか、やたらモダンな造りが目だつ住宅群を見ながら、防音対策がすげぇんだろうなと、どうでもいいことを考えて、暗い夜道を歩いて行く。
車はすれ違ったり、追い越されたりとしたが、人にはまったく出くわさない。
かれこれ3kmは歩いているだろうに。

これが田舎だ。とにかく夜は人がいない。
なだらかな坂の田んぼ道を歩いて行くと、十字路で犬の散歩をしている人に出くわした。
相手もビックリしただろう。
ようやく人に出くわして、何となくほっとした気分になる。
周りは樹齢の深い木々が繁っていて、いよいよ真っ暗である。

といっても、当然土地勘はあるので、別にどうということもないが、既に道がまったく変わっていて、おまけに暗い夜道。まるで異世界に入りこんだ気分になった。


そろそろ引き返すかと、バイパスのある方向へと足を向ける。
歩いていると、なんだかむなしい気分になった。

俺、何やってんだろう。

お気に入りの漫画の台詞がなんとはなしに頭に浮かぶ。

「想い出の場所なんて帰ってくるもんじゃないねぇ」

クライング・フリーマンのロン・タイアンが拘留された刑務所で面会に来た娘に言う台詞だ。

まさに。

いやまったくその通りである。
変わってしまった田舎の景観なぞに感動などない。
流れてしまった時を感じてせつなくなるだけである。

自分もいつまで神保町近辺で仕事をしているのかはわからない。
来年にはまたどこかへ行ってしまうということもある。

色んな街に住んで来たが、たまに思い出してあの場所に行ってみようかなと思う時がある。
しかし、2〜3回やってはみたが特に何もなく、ただそこにいたんだなという認識だけで終わる。
もっと色々な情感がこみ上げてくるものだと思ってみたが、そうでもない。

もちろん住んでいた建物自体が消滅しているというものもあったが。
そんなわけで、気づかないうちに変わっていく街。

そんな街で僕たちは生きている。
藤井さんは下田で生きている。

僕たち自身も変わってゆく。

でも藤井さんは変わらない。
あの人は30年経っても変わらないだろう。

藤井さんは、僕たちの心の街なのかもしれない。
変わらない景観、そして人々、藤井さん。

死ぬまでにあと幾度そんな街の情景を通り過ぎて行くのだろう。

そして僕はいつまでこんな意味のない駄文を書き連ねていくのだろう。
そう思うと夜も怖くて眠れない。

というのは嘘で、ノブナガ・ザ・フールなどという糞アニメを深夜に見て寝不足の自分に腹が立っている。

じゃ諸君。今週もゆるゆると行きましょう。
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テーマ : 日記というか、雑記というか…
ジャンル : 日記

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No title

>いのきさん
うしろの藤井くんにもご期待ください!

藤井さんは永遠に不滅です!

No title

>藤井さん
となりの関くんのがましだった件w

No title

ノブナガ・ザ・フールは、とんでもアニメw
途中で見るの止したw

田舎道で夜中歩いていると職質の対象w
プロフィール

凸

Author:凸
カテゴリー:おっさん
生息地:都内在住
生業:印刷・ウェブ制作全般
血液型:B

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