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ウルトラな人々



長男の兄貴から電話があった。

「山入るからお袋のことはよろしくな」

あの歳になっても山での演習をやるのかと言ったら、当たり前だと言われた。

「清々しいまでのブルーカラーだのう」

そう言うと、まぁなと一言。

震災で兄貴に連絡をしても繋がらない。福島の原発近くで炊き出しをしていたという。

兄貴の部隊は直接の瓦礫撤去や救助には回らなかったそうだ。
別の救助部隊はかなり精神的にやられてしまった人もいたそうな。

海沿いのボロボロになった自宅の前で、うずくまった母親が冷たくなった息子の亡骸を抱いていたという。
映像にはでなかったが、胸が引き裂かれそうなシーンだ。

それを目の当たりにした自衛官は、心を病んでしまったと言う。
目にした現実があまりにも哀しく壮絶だったからだろう。
訓練された自衛官だって人間である。

自衛隊は助けるのが仕事だ。そのために給料ももらっているし莫大な国家予算で訓練もしている。
しかし、あの時だけは仕事だからやるのではなく、人として突き動かされた本能で動いてたのだろう。
誰だってそうせざるを得ない状況だからだ。

しかし自衛隊がヒーローと讃えられる事態は、あまりよろしくない事態である。
何もないのが一番いいのは当然だ。しかしながら、有事の際にしっかり仕事ができる、助けてくれるのはやはり自衛隊だろう。

兄貴はずっと自衛官だった。
湾岸戦争時ももしかしたら行くかもしれないとぼやいていた。
行くことになったらにげようかなと嘯いてもいた。

そんな兄貴を見ながら、まぁなんと気楽な仕事だとひやかしていた。

この映像の中にはまぎれもなくウルトラな人達がいる。そして現地の人を勇気づけるヒーロー達がいる。
震災に関して想いが風化しがちだが、自衛隊のみならずボランティアや海外支援など様々な見えないヒーローがいた。

といっても兄貴はヒーローでもなんでもなく、ただのおっさんで3人の子どもの父親だ。
でも、被災地の人には炊き出しをして暖かい飯を配る兄貴もヒーロに見えたのかも知れない。

人は輝くときに金ぴかになればいいと言うが、俺もいつかはなれるのだろうか。
スペクトルマンになりたかった俺は、いまだにそこで立ち止まっている。
何ものにもなれない自分がいる。

しかたないので藤井さんに聞いてみた。


「藤井さん、藤井さんのヒーローってどんな奴?」

「そりゃキューティーハニーでしょ!」


色々だめだこの人。さて、今夜は宮城の酒でも飲むかな。

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テーマ : 日記というか、雑記というか…
ジャンル : 日記

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非公開コメント

No title

>藤井さん
いや、流行らねーからそれw

No title

軍人はメンタルもタフじゃないと生き残れない
戦場でかなり行くからヒロポン打った話もあるし尋常じゃないと思う
やはり命のやり取りをすると打たれるか強くなるかのどっちかだと思ふ

新しい言葉を考えました
まんげぼーぼー

まんぼ!
凸さんこれ流行るよ絶対!
プロフィール

凸

Author:凸
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生息地:都内在住
生業:印刷・ウェブ制作全般
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