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休日キュート

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↑ユウヤ(イメージ)

タクからの合コンは体調不良ということで断った。

明日はひとときの安らぎを得られる休日だ。
いよいよファイナルファンタジーのオンライン版が出るという。

従来のFFとはかなり世界観が異なるだろうが、ネットゲームに尻込みしていた者でもこれはやらずばなるまい。
FFシリーズを全部クリアしてきたフリークとしては、妙な義務感が生じている。

ユウヤもネットゲームは初である。一時期ニフティなどの電子会議室で遊んだこともあったが、下ネタばかり吐きまくるふざけた奴がいたので馬鹿馬鹿しくなって辞めた。

オープンβに申込もうと思ったのだが、いまいち踏ん切りがつかなかった。
正式サービスからやってもさほど変わりはない。つまらなかったら即やめしようと思っていた。

ユウヤはもともと積極的に人に関っていくタイプではない。
なんとなく、友人ができていつのまにかグループにいる類いのモブである。
ユウヤも目だつことはあまり好きではなく、日々平穏が己のポリシーだった。

サービスが開始された。
ユウヤははからずもFFの世界に魅了され夢中になった。

昼夜問わず、インし続けてレベルもガンガンも上がった。
目を見張る美麗なグラフィック。多彩で奥深いコンテンツ。

しかし、それ以上に他プレイヤーとの関わりが面白い。
礼儀正しい人。ため口で馴れ馴れしいが、クエスト攻略では頼もしい人。
にゃ♪とか必死に猫語でRPしている人。キャラがいつも裸な人。

まさに、ここは人のるつぼだった。
リアルでは決して触れ合うことのない人達。
でもここでは、力をあわせて助けたり助け合ったりする。

全てが新鮮だった。頭の中はバナデーィール一色に染まってゆく。

二週間ほど経った頃、あるクエストで一緒になった3名のプレイヤーと親しくなった。

一人目は、女エルフのMei(メイ)。
二人目は、男ガルカのGray(グレイ)。
三人目は、男タルタルのBright(ブライト)。

ソロで狩りをしているところで、助力の声をかけられた。
あるクエストでダンジョン攻略したいのだが、レベルの高い盾職がいないので不安とのことだった。

ヒューマンの戦士であるユウヤは快諾してパーティに加わった。 

クエが終わったあとに、ユウヤはリーダー格のメイにギルドに誘われた。

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「どうかな?あなたさえよければだけど…」

メイのエルフのキャラグラは、金髪に紺碧の瞳で妖艶なたたずまいを見せている。
露出度の高い甲冑も、なぜか清楚で高貴な雰囲気に包まれていた。

メイは、年嵩もいっているらしく、落ち着いた風格のあるプレイヤーだった。
ユウヤはメイのさっぱりとした勧誘が気に入った。

ギルドの一員となったユウヤは、メイと行動する時間が多くなった。
インすると、真っ先にメイがまだインしてないか確認するようになった。

相談事があると真っ先にメイに相談した。その度にメイは自分にとって適切なアドバイスをしてくれる。
メイは「ネットはリアルとは別物」と切り分けていてリアルのプライベート話は極力御法度にしている。

しかし、ある程度親密になってくるとリアルの素顔が気になるのは自然である。
ユウヤはメイのことをもっと知りたくなった。
他のギルメンとはほどよい距離を置いてつきあっているが、メイに関してはどうしようもなくリアルを知りたい欲求に駆られている。

これは、もうまさに恋である。
ネトゲにおける恋愛も、連帯感という共同意識の中に生まれていくものだ。

「ユウヤはメイさんが好きなのかい?」

メイとグレイがインしていないとき、コンビで狩りをしていたブライトにそう言われて言葉に窮した。
適当にはぐらかせるほどユウヤは要領はよくなかった。

「見てればわかるさ。それにメイさんは、誰から見ても魅力的だからねえ(笑」

「えっ?じゃぁブライトも…」

「いやいや。私は既婚者だよ。子持ちで息子はもう中学生だ」

「えっ!そんな歳だったの」

「四十手前のおじさんでも、余暇にロマンは欲しいのさ(笑」

「……なるほど」


ブライトが少しだけメイのことを話してくれた。

メイは正真正銘の女性であること。
都内の大手企業のOLらしいこと。
別のMMOでギルマスをやっていたが、あることがきっかけでギルドが崩壊してそのまま引退したという。

「教えられるのはここまでだね。あとは本人から直接聞くのがいいよ」

ブライトはどうやらユウヤの気持ちを前向きに肯定してくれているようだ。
さすがに大人だ。タルタルの可愛らしい見た目と相反して、頼りがいのある大人の男に見えた。
ユウヤは自分の幼さを少し恥じた。

その日は、狩りをしてすぐに落ちた。
ブライトととの会話でお腹いっぱいになったこともあるが、明日の仕事が気がかりでもあったからだ。

明日は、月例報告のレポートを提出の日で資料を確認しておかなければならない。
あのヒステリックな女上司に、些末なミスで小言を言われるのはもうんざりだった。


ベッドに横たわりながら、ユウヤはメイのことを考えていた。
それらも、次第にまどろみの中で黒く塗りつぶされ闇の中へ沈んでいった。


ふう。
本日はここまで。月曜に続く…といいなぁ。




ぬくぅ。
自宅でYOUTUBEを観ていたら、恐怖映像特集が目についたのでついつい観てしまった。
いやぁ、あれ夜観るとだめだな。まじで部屋のどこかに何かいるような錯覚に陥ってしまう。
ああ、怖い。

では良き週末を。しかし今週は眠かったよ。

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テーマ : オンラインゲーム
ジャンル : オンラインゲーム

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No title

>佐渡さん
党首やってた頃は気力とやる気まんまんだったね
しかし、結構攻略とか人任せなのでいい加減すぎて呆れられたw
家臣とかはやっぱやりすぎの感があったね

No title

ネトゲって意外と素が出ますよね

自分は、党首とか、気合入れないと出来ない人だし
家臣が出来て以来、募集とか軽~い感じで、なんだかなぁ
プロフィール

凸

Author:凸
カテゴリー:おっさん
生息地:都内在住
生業:印刷・ウェブ制作全般
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