俺は人の家に行くのが基本苦手だ。
そんな俺が何を思い立ったかタツヲのヤサに行ってみた。
実は同じ沿線で電車で20分もかからんとこに住んでいる。
しかし用事がなけりゃ降りる駅でもなく、普通にスルーする。
めずらしくタツヲの地元で飲むかと言うことになった。自宅警備の願ちゃんも一緒である。
焼鳥屋に入った。
そこそこ人は入ってる。チェーン店だったが、なかなか安くて美味いし店員は気が利いてて出てくるのも早い。
最近はほんとドブ水を飲まされているような店に連続で当たってたから、これは嬉しい誤算だ。
以前、俺の家に泊まったタツヲと願ちゃんが、俺がいまだにPS2でどのように信オンをプレイしているのかと確認してもらった。
二人は開口一番に
「これはひどい」と、けんもほろろに言い放つ。
文字は滲んでるし、ポリゴンはがたがただし、10年以上前のゲームかこれはと言われた。
テレビは32のアクオスで新しい。俺としてはかなり見やすく驚異的に綺麗になったと(その前のテレビがひどすぎたのだが)思ったのだが、それでもひどいと奴らは言う。
「これじゃあやる気もでないわな」とタツヲ。
それじゃあというわけじゃないが、見せてもらおうか、タツヲのPCの性能とやらを」
そんな感じで、焼き鳥屋を後にして3人でタツヲん家に向かう。
家に上がりこむと何やら懐かしい本が多い。
「包丁人 味兵」「ゲームセンター嵐」のデラックス本がある。
早速、奴のモビルスーツPCを見せてもらう。
ヘッドフォンは無線の奴で高そうだ。使ってるキーボードは12,000円ぐらいだという。
職種がPG系だから、こだわりがあるのだろう。
まず、信のグラを見る。
ううむ…。さすがに綺麗だ。なんかキャラのアウトラインがくっきりしすぎていて、自宅でみる強制アンチエイリアスモードじゃないと落ち着かんぞ。何か怖い。
タツヲはコントローラは使わない。全てテンキー操作だ。これが俺にはまず無理。ディプスFは確かにPCでやっていたが、所詮初期のクリックゲー。単純だったからできたようなものだ。ま、仕事だったしね。
タツヲはFF14を起動させて、キャラ作りをしてみろと言う。
うっひゃあ。こまけー。こんなにこまけぇ設定できるのか。しかもヒューマンの女を選んだらなんかエロいのができあがってしまった。
うーん、とにかくグラはやはりすごい。インすると、なんか最初にディズニーランドの入口に立ったガキのような気分にもなる。わくわくがとまらないぜと思ったのもつかの間、最初のお使いクエをやるにもテンキー操作がおぼつかない。
コントローラーがないと無理よ無理無理てんこ盛り。
だめだぁこりゃあ…。最近のMMOにはもうおじさんはついていけないな。
まぁでもFF14の世界観は堪能できたはできた。
その後、話題の「シムシティ」を見せられた。
ほう、進化してるなあ。これがよりリアルになったら映画の「13F」みてーになるのか。
あの概念は既にF・K・ディックが短編で表現している。特に新しいものでもないが、脳を直接刺激して映像を送り込む技術が開発されているらしい。
肉体的な体験より、脳に記憶される経験のほうが当然よりリアルに感じられるものねえ。
その技術を体験するまで生きていられる自信はないけど。
そして最後は「スカイリム」。
映画「パシフィック・リム」と関係あるのかと思ったら全然別な話であった。
これはもう、気持ち悪いぐらい生々しい。吹き替え版だったので分かりやすいが、描写がかなり残酷でもちろんR指定。キャラグラもとにかく濃すぎてどれを選んでもきめぇ。
これはオブリビオンを見習えと思う。感情移入がしにくいわ。さすが洋ゲー。
「スカイリム」は主観での操作になるのでこれも俺はすげぇ苦手。
ただし、巧い人がやっているのを見ると面白いかも。
レベルがあがれば色々自由度もますのだろうが、これも俺には無理ゲー。
やはり信くらいがちょうどいいのか凸かなちぃ。
とにかく、タツヲん家で現在のグラの水準を思い知ったのである。
しかし、家でひとりでやってたら何か怖くならねーかこーいうの。
タツヲと願ちゃんは暴走して、これはもう新PCを平のところに買いにいくのだー!と盛り上がっていた。
奴らの知識と経験を元に最強スペックマシンを低価格でカスタムしてくれたが、いまだどうしようかなと思案中。
しかしこの夏は、さすがに新マシンを購入しないとならんなあ。
ということは作業デスクも購入か!部屋が狭いのにたまらんのう。
でも、なんか昔のMMOのほうが人と繋がってるという感じがしたなぁ。
そう思うのも歳取った証拠か。
さて今日は給料日なのでどうするか。
軽く一杯ひっかけに行きたいとこではある。
さて…。
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