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なんだかどうでもいいエッセイ風の藤井さん

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昼時に立ち寄った本屋で大塚康生の「作画汗まみれ」という新刊を買った。
本を買う時にはあれこれ迷うのだが、何故かこれはすっとレジに持っていってしまった。

大塚康生は日本アニメ界の巨匠である。アニメというと、あのM事件の後はしばらくの間ネガティブなイメージが定着した。
業界に携わる人々もかさぞ肩身が狭かったことと髄察する。
日本中のMさんもさぞやというばかりだ。

アニメは色々と仕事に関ることが多かった。
現在の業務にも「画」を「動かす」ということは多少なりとも皆無なことではない。

簡易的なFLASHアニメーションであったり、動画のコンテを作ったり。
先だってもあるサイトで工場の生産ラインをFLASHアニメーションで説明する動画を制作したばかりだ。

この本を買ったのは別に技術的な部分を学ぶために読むわけでもなく、大塚康生の関ってきた様々な仕事を通してのエピソードに興味があったからである。

大塚康生と言えば、「ルパン三世」である。他にも日本のアニメーションを支えてきた重鎮であるから、幾多の作品群があるのだが、その中でも強烈に印象深いのがやはりルパン。車にとにかく詳しい。アニメ界随一のエンスーである。

ルパンと言えばご存知、故山田康雄氏。その独特な個性でルパン自身を作り上げた立役者である。
クリ貫もようやく山田の陰から離れつつあるのだが、やはりルパンは山田である。
山田康雄といえば、バラエティで幾度か見かけたが、ひょうきんでちょっとダンディで気さくなイメージしかない。

著書の中で大塚が山田康雄と出会うシーンでなかなか面白い部分があった。
引用して紹介してみよう。

小見出しのタイトルは「山田康雄さんとの思い出」だ。

余談となりますが、ルパンの声は、山田康雄さんがずっとやられていました。
ラッシュ・フィルムを声優さんたちに見てもらう前に、打ち合わせ室で宮崎さんが

「山田さん、今回はこれまでと調子を変えて、例えばクリント・イーストウッドのような抑えた声をお願いしたいのでよろしく」

と、言ったところ、山田さんは

「ルパンはまかしときな!今さらごちゃごちゃ言われたくねーよ!ルパンは俺が決めてるンだ」と実に横柄な態度でした。
宮崎さんは何故かこういう時、歯を食いしばった厳しい表情で耐えます。

「ではラッシュを見て頂いて…」ということで山田さんたちは試写室に消えてゆきました。

私は思わず「生意気だ!降ろしてしまえ」と宮崎さんにささやいていました。

【8章 「長期アニメーションの再燃」より抜粋】



とあるように、劇場ルパンの傑作である『カリオストロの城」は、必ずしも順風満帆な出だしではなかったらしい。

しかしラッシュを観た後の山田康雄は、先ほどとは別人のように宮崎に手をつかんばかりに謝罪するくだりもあって、非常に面白い。

この本を読んで見て、長らくアニメという大衆娯楽に心慰められてきた自分が、大いなる恥ずべき勘違いをしていたということに気がつかされた。

日本のアニメーションの礎を築いてきたのは、手塚治虫の虫プロだと今の今まで思い込んでいたが、単純に漫画の神様はアニメショーンというものに関して素人だったようだ。
しかも、彼の「絵を動かすだけでしょ」という軽い概念が、技術者の低賃金、低予算の悪循環を招いたと言う。
技術的な部分は更に細かくなるので割愛するが、手塚は「営利事業」としてのアニメーション制作を卑下していた感がある。

東映動画に所属していた大塚達は、虫プロが制作した「鉄腕アトム」のアニメーションを観ながら、「なんて動かない作品だろう」と技術的に評価する人は誰一人いなかったという。ライブアクションを基礎としている東映とは、その作り方も根本的に違うのだから当たり前のことではあるだろう。
しかし、それでも視聴者は食い入るようにテレビにかじりつき、大人気となっていく。

動きにリアリズムがなくても、その作品の持つ圧倒的なパワーとバリューがあれば売れる時代。
ディズニーのようなつきつめた動きのリアリズムなど日本の大衆にはまだ必要なかった時代である。

いい悪いは別としても、手塚治虫という昭和の巨人が日本のアニメーションに残したものは大きい。
だからこそ大塚は惜しむ。
手塚がディズニーのアニメーションの動かしかたの基本理念と基礎教育を少しでも若い人に学ばせていたら…。
現在の日本のアニメーションはまた違ったものになっていたのだろうと。
日本のアニメーションの技術水準は世界に冠たるものだが、それを支える技術者達の賃金は決して高くなく、また社会的地位も同様だ。欧米などでは考えられない待遇だそうであるが、その悪しき功罪を作ってしまったのが手塚治虫だとはっきりきっちり書かれている。大塚氏が手塚氏を好きか嫌いかはよくわからないが、少なくとも影響力があるだけに、超絶困った人だと思っていたことは文面から伝わってくる。

実は、自分自身もアニメーターになってみるかと言われたことがある。
当時なら大人から子供まで知ってる国民的アニメーション(さざえさんやどらえもんではないが)の制作をしている会社の社長と、上京したばかりのころ、あるきっかけで懇意にさせて頂いていた。

聞けば、クラッシャー・ジョウやガンダムのキャラデザ、安彦さんとも非常に親しい間柄という。何か作品があったら持っていってあげるよと言われていた。何にもない田舎者が、何故か人にはかなり恵まれていた。しかし、そもそも怠け者であるところの凡夫には過ぎた運。
日々のバイトに追われて、絵を描くどころじゃなくなっていた。ひさかたぶりに、社長さんと会う機会があり、やさぐれていく田舎者を見るにみかねて「もしやる気があるんだったらアニメーターとかやってみるかい?」と言ってくださった。

アニメーターになるには、もう21では遅いと言う。歳をいくと線がもう決まってしまって描けないと言われた。
個人差はあるのだろうが、さすがに自分には描く才能はあまりないらしいと、東京にひしめく周囲の天才達を見渡せばわかってくる。

さすがにこれは断った。というより逃げた。無理に決まっているし、もともとアニメータになるつもりもなかったからである。モノを動かす楽しみに取り憑かれた奴は、すべからく皆狂人だ。
あんなものを年がら年中やっていたら、俺だったら確実に禿げて死ぬ。
大塚氏は厚生省から26歳でわざわざ転身したというから、どこかおかしい。まぁ何かを成す人はそんなもんだろう。

とにかく、そんなささいな関わりだったが、この業界でもものを動かして魅せるということをインターネットという媒介を通してWEB上でやらねばならなくなっている。
ヤフーのトップのパイロットシートと呼ばれるアニメーションバナーやWEBサイトのTOPのフラッシュ動画や、社員研修用の動画や啓発用のプロモーション映像。
広告のように、一枚の止め画にストーリーを盛り込ませたり、雑誌の編集のように起点から流れを作ってひとつの鞘に納めるものとはやはり違う。

大塚氏は「動かす」ということと「演じる」ということに熱をいれて語っている。

最近のニュースで堀江氏が「声優ってスキルいるの?」なるものが掲載されていたが、
まぁ、こーいう類いの人間には何を言っても無駄だろう。

そもそもの出発点、関りかたが違うのだから考え方や感じ方も違うに決まっている。
それはそれでしょうがないし、そう想ている人達に、いやいや実はこうなんだと、認識の差異を埋める努力は愚行である。わからないならしょうがないのである。万の言葉を有しても、理解できない人には理解できはしないし、それはその人にとっては特に必要のないことである。

ただ、残念であるのは宮崎駿の作品に何かのタイアップなのだろうが、どーでもいいタレントやアイドルが声優をしていることだ。アニメも当然、どでかい「営利事業」であるから、上からのお達しがあれば従わざるを得ない。
あれが全て宮崎監督の本意であるとは思えないが、餅は餅屋だ。いい俳優や女優などが声優などに抜擢され、確かに演じているのは問題ないが、芸人などが声優をやって話題作りをして、挙げ句に教科書棒読み台詞を連発して、作品のポテンシャルまで白けさせるのは閉口してしまう。
そう思っているのは自分だけじゃないだろうとは思うのだが。

長々と書いてしまったが、今の世に手塚治虫が生きていたら、どう思ってどんなことを言うのだろう。
現在、制作されているアニメショーンは、期を分けて大量生産とばかりにジャンルも豊富でその数に驚く。

その中で、大塚氏ほどの大家を唸らせる作品があるのかどうか。

ちなみに動きに関してだけ言えば「進撃の巨人」でアニメーターが相当悲惨な状況になってるらしい。
そりゃそうだ。あの立体起動の動きを週一でやるとか地獄すぎる。

しかし頑張って死んで頂きたい。
毎週楽しみに見ている視聴者も数多くいるのだから。

特に藤井さんとかね。
タイトルあんま関係ない内容だったなこれ。

ま、いっか。

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テーマ : 雑記
ジャンル : ゲーム

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No title

>藤井さん
キンカンを直塗りすると硬度は増するらしい!
ケツに塗ったらかぶれるから注意ね

No title

ちんちんの硬さが戻らない!いい時もあるんだが八割くらいの復活;w;

ウ ナ ギ 食 い ま く ろ う
滋養強壮にきく奴くいまくり!栄養ドリンク系は好まない
なんでかと言うと人工物だから
加工しない自然なものを食べてチンチン硬度復活作戦

僧の技能に結界硬度たかくするやつあるお
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