スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

進撃のみさお

vdgnmgf,gf


受け継がれる装備、時代のうねり、マソの夢。
これらは止めることができないものだ。
みさおが僧兵のスキルを求めるかぎり、タツヲは決してとどまることはない。


マソは合戦に出向く最中、馬上から田園に佇む独りの女人の姿を見かけた。

「どぅどぅ、あれ、みさおさんじゃないの」

馬を止めて思わず声をかけた。

織田古参、藤川みさおという女人であった。

みさおはマソに気がつくとにこりともせずに言う。


「あらマソさん。若さの秘訣かえ?」

「いや聞いてねーし」

「それより馬上から見下したように声をかけるなんて礼を欠いてますね。降りなさいよ」

「ふはは。きさまごとき黒王号の上で充分だ!!」

「あんたバカァ?それ白馬じゃん」

仕方なくマソは馬から降りて一礼をした。

「冗談はともかく何してるんすか」

マソが聞くと、みさおは目を細めて地平線に落ちていくつるべを見た。

「黄昏ですよ。世の理を考えていたのです。ふふ」

みさおは、そう云うと、しみじみと遠くを見つめて、ほっと溜息をついた。

マソは首をかしげて不可解な顔をした。

「黄昏ぇ?そんなことより、合戦が始まってるよん。早く行かないと大決戦に間に合わないよん」

「…情緒もへったくれもない人ですね。あなたはこの落ちゆく落日を見て何も感じないのですかっ」

「いやぁ…照れるなぁ。にひ」

「褒めてねーよバカ」

「あっ!やべ時間だよ。んじゃまたね、ミサリン!」

「その名で呼ぶんじゃなーい!」


マソは合戦場へ噴煙を散らして消えていった。

みさおは、それを無言で眺めながら次第に暗くなっていく足下を見て、大きく伸びをした。

「ん〜〜〜〜〜;あたしもそろそろ行こうかしら」

そう言いながら早馬のある方へ歩いていこうとすると、いきなり後ろから肩を叩かれた。

ふりむくと、頬に人差し指が突き刺さる。


「やーい、ひっかかった」

「あっ…あなた」

「みさおさん、お久しぶり」

「あなたは、烈風武田から古参の僧兵で、極楽×と補足に書いて晒されたスーパーハカーのタツヲさん!!」

「ジョジョばりの説明ありがとう。だけど私はスーパーハカーじゃない!」

「どうしたんですか。僧兵さんがこんな田園にいるなんて…」

「いや僧兵かんけーねーしそれ。あなたこそここで何をしているのかね」

そう聞かれてみさおは、口に人差し指をあてて上目遣いでタツヲの顔を覗き込んだ。


「うふふー。乙女のひ・み・つ」

「なんだろう…この気持ち。久々に人を殴りたくなりました^^」

「ひどいなぁ。あたしは永遠の17歳なんですよ!」

「あなたの寿命が300年なら納得しますけどね」

「僧兵のぶんざえもんで生意気ですね。愛に疲れたあなたのドキドキ。あたしが取り戻してみせましょう!」

タツヲはそれを聞くや否やぐったりした顔で背を向けた。

「さて…帰るか…」

「まてや!このハゲ!!」

「おい、俺は僧だけど禿げじゃねーよ!」

「藤井さんに言いつけてやる!」

「ますます意味分からん。んじゃそーいうことで!」

タツヲは、念仏を唱えると家臣とともに甲斐の関所へ走り去っていった。

「いまどき、歩き念仏とか…やっぱ僧兵ってださいわね。ふんだ!」

吐き捨てるように云うと、みさおは肝心なことを忘れていたことを思い出した。


「あーっ!!今日、マルエツで100均のバーゲンだったんだ!もう終わってるぅ;;」

がくんと肩を落としてみさおは戦場に向かった。
しょうがないので、今日の晩ご飯はタコライスで我慢しようと思った。

みさおの戦いはまだ始まったばかりである。


【お終い】
スポンサーサイト

テーマ : どうでもいい雑記
ジャンル : その他

コメントの投稿

非公開コメント

No title

>藤井さん
僧作って敵国いった時便利だったねえ
歩き念仏時間みじかすぎ(´-ω-`)

No title

念仏を唱えると家臣とともに甲斐の関所へ走り去っていった。

わらたw
僧で強行ないときは重宝するw
プロフィール

凸

Author:凸
カテゴリー:おっさん
生息地:都内在住
生業:印刷・ウェブ制作全般
血液型:B

カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最近の記事
最近のコメント
月別アーカイブ
リンク
最新コメント
ブログ内検索
RSSフィード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。