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鬼退治 地獄篇8 今年のマソはやらかすこと

突一行の宴会はおひらきとなりました。

かずはは、まるで丸い玉のようになって転がっていきます。
もはや人類ではなくなっていました。

「乗るしか無い。このピッグウェ〜ブに」

そう言って、かずはは転がるように床の真に向かっていきました。

ツカはぐすぐすと泣きながら、みさおを抱えられて寝所に向かってきます。
情けないったらありゃしません。

突とアンドロー梅田は、迎賓館を出たところで意気投合しながら肩を組んで「もう一軒いくでー!」と叫んでいます。
呆れたものです。

よしなお達は別の大広間で宴会を行なっていました。

長老に報告に行ったアントニオも合流して、サヤと並んで座っています。

「ささやかではありますが、存分に呑んで食べてください」

アントニオとサヤはにこにこしながら、4人に料理を勧めました。

「あ、あの肉!あの漫画でよく見る肉だぁ」

出された料理を見ると、マソは目を輝かせてかぶりついていきます。

「もちっと品良く食べなよ。それにあれケバブでしょ」

ふぇいはガツガツと肉を噛みちぎるマソを嗜めます。

「美味いものを食うときは、なりふり構っていられんでやんしょ!あぁうめぇ、こりゃいい肉だ」

藤井は静かに酒を呑みながら、踊り子たちの歓迎の舞を眺めています。
舐め回すような目が妖しく光っています。

「みなさん、ご遠慮なさらずにどんどん食べてくださいね」

サヤはそう言うと、よしなおの横にちょこんと座って酌をしました。
よしなおは、顔を赤らめて軽い会釈をしています。

まるで付き合い始めた若いカップルのようにも見えています。
アントニオもその様子をみて笑みをうかべています。

「こいつは重傷だねぇ…」

溜息をつくようにふぇいが言います。

「まじで恋する2億年でやんすね!」

「それ言うならMajiでKoiする5秒前だよ、馬鹿」

ひそひそと耳打ちしながら、そんなことを言い合っていると、藤井がアントニオとサヤを見ながら言いました。


「トニーとやら…。ひとつ聞くが」

「はい。なんでしょう」

「その娘はあんたのコレか?」

藤井は小指を立てて伺うようにアントニオを覗き込みました。

一瞬、場が凍りつきました。

一番言いにくいことをサラッと言えてしまう男、藤井。
そこに痺れる憧れるぅ!

アントニオは首を振りながら、笑顔で答えます。

「はっはっはっ。いえいえ違います。サヤは私の妹ですよ」

サヤも口元をてで抑えながらクスクス笑っています。

よしなおはそれを聞いて、心底ほっとした様子ですが、藤井は面白くもなさそうに「そうかい」と言っただけでした。


藤井はふぇいにひそひそと耳打ちします。

「おい、わかってんだろうな昨日の話」

「わかってるよ、うるさいね。でなけりゃ、あんな怖気が走る演技までするもんか」

ふぇいは眉間に皺をよせて吐き捨てます。

そんな様子をよしなおとマソはまったく気がつきません。

よしなおは、酒をぐっと呷ると意を決したように言いました。

「サ、サヤさん!あの…今つきあってる人とかいますかっ!!」

サヤは一瞬、?という顔をしましたが、顔を赤くしながらうつむいて「いえ…」と一言だけ言いました。

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よしなおは跳び上がって喜びます。

「しゃっ、しゃーなろ!!しゃーコノヤロ!!」

思わず長州力のモノマネもしてしまいました。
よほど嬉しかったのでしょうが、しかし考えてみれば、
サヤに今時点では想い人がいないというだけのことなのですが。


藤井はその様子を見ながら舌打ちをしています。

<この大将はもうだめだな…。明日にはこの鬼どもを皆殺しにして宝を奪い、その手柄で一生遊んで暮らす算段だと言うに…>

藤井はそもそも己の欲のためだけに動く男でした。

ふぇいが暗闇で見かけた藤井とやりとりをしていた男は借金取りでした。
博打でこしらえた莫大な借金を、今回の鬼退治で返済して、あとは悠々自適に暮らすためによしなおに追従していたのでした。あわよくば、宝を独り占めにしてばっくれようと思っていたのです。

ふぇいはそんな藤井の思惑をいち早く見抜きました。

藤井は、ふぇいの本当の正体を知っていました。

真紅の晒し屋 ふぇいふぇい。
ふぇいふぇいに晒されたものは、ほどなくして全てを失います。
一人の例外もなく。
烈風の魔女、雑賀のチョッチョッリーナ、コスプレイヤーフェイト零など様々な忌み名を持つ女でした。
当然、お尋ね人であり捉えられたら晒し首。

藤井はそれをネタに協力を要請しました。
ふぇいは、ここで正体をばらされるのはうまくありません。
この一行はいい隠れ蓑になっていたし、何より手柄をあげて恩赦を乞うと言う目的もあります。

「外道;;」

ふぇいはそう言って藤井を罵りましたが、藤井は「へっへっへっ…ネンネじゃあるめぇし」と言いながらふぇいを無理矢理、我がものにしてしまったのです。

「いやぁあああ;;」

真紅に散りし乙女の華。
ふぇいの絶叫は天には届きませんでした。
躯を汚され心を蹂躙され、それでも生きていかなければなりません。
悔し涙を流しながら、必ず殺すと誓いました。

藤井は悪辣な男でした。まさに腐れ外道です。
しかし、ふぇいの目に宿る蒼い炎は消えていません。
このままでは終わらないでしょう。


よしなおはそんな藤井に全面の信頼を寄せています。
ふぇいにはそれが哀れでなりませんでした。

マソはそんな事情にまったく気がついてないようです。


が、
実は一番したたかなのは、このマソであったのです。
馬鹿を本気で演じられる奴は、一番冷静であり、一番狡猾であり、人として一番厄介である。

賢人ならマソの本性見抜いたでありましょう。
自らを貶めて目的遂行のために眈々と機会を窺う。

マソの真意は如何に?

さてそれはまた次回の講釈にて。

ほいじゃ。
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テーマ : 信長の野望online-鳳凰の章
ジャンル : オンラインゲーム

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No title

おkw

No title

繁忙期が過ぎたら藤井さんとこに転がり込む予定

No title

犯された:w:
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凸

Author:凸
カテゴリー:おっさん
生息地:都内在住
生業:印刷・ウェブ制作全般
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