スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

鬼退治 地獄篇2

鬼退治 地獄篇2 【よしなお 猿と出会うこと】


よしなおと藤井は鬼ヶ島を目指して旅を続けます。

人づてに聞くと、鬼ヶ島は讃岐国(今の香川県)より沖合にあると聞きました。


二人は河の土手に腰を降ろして、一息いれることにしました。

日本一の旗登りを背に目だつ格好をしていたよしなおは、ゆく先々で鬼退治する勇者として歓待を受けています。

昨晩も村の長者の家で、上をあげてのどんちゃん騒ぎ。呑めや歌えやのらんちき騒ぎで盛り上がりました。


「ふぅ…。昨晩は飲み過ぎたな大将。60年代でもあるまいに」

二日酔い気味の藤井はこめかみを揉みながら、ため息まじりに笑いました。

「ああ…。ちょっと羽目を外しすぎたなぁ。まぁだ酒が残ってやがる…」

「女に注がれた酒は断れんから始末が悪いな」

藤井がそう言うと、ふたりは顔を見合わせて大笑いをしました。

よしなおも酒と女は大好きなので、出された据膳食わぬが恥とばかりに片っ端から平らげました。

藤井は満足そうに大の字に身体をひろげると大きく伸びをします。


「おまけに金子もかなりもらったしな。まぁこれで路銀の心配はなさそうだぜ」

「うむ。ありがたいことだ。こうなったら是が非でも鬼どもを討ち果たしてやらんとな」

決意を固めるよしなおの言葉に、藤井は答えず軽くうなずいだだけでした。


「山城を過ぎて…淡路はもうすぐだろう。さて行こうか大将」

「うむ、いこう」


淡路から阿波に至り、海岸から北へ向かえば鬼ヶ島への渡し船があるそうな。

二人はしっかりした足取りで歩を進めます。


淡路の手前で、追いはぎの集団と遭遇しました。

二人の腕ならと、タカをくくっていると、これが妙に組織立って統制のとれた攻撃をしてきます。

頭領と見える男も相当の手練で、たかが野盗風情がこれほどの腕があることに二人は驚きました。


キィン!と甲高い金属音が何度も鳴り、剣閃に火花が散ります。

藤井は手下の対応に忙しく、よしなおは頭領と長時間闘っています。

「強い!こやつ相当なものだ」

よしなおは、頭領の変幻自在の剣技に舌を巻きました。

身体を折り曲げ、回転させながらくり出す乱剣に決定打をくり出せないでいます。

しかし、頭領もよしなおほどの使い手はめずらしいらしく、はぁはぁと肩で息をしていました。


「大将!!」

藤井は声をあげて叫びました。


「なんだぁ!犬」

「呼んだだけだ!(笑)」

「そうか!死ねよ(笑)」


切羽詰まった時こそ冗談を言い合うというのが、この二人の流儀です。

頭領は舐められたと思ったのか、顔を真っ赤にして斬り掛かってきました。

そこにわずかな隙が生じます。

「きぃええええええ!!!!!」


雷鳴のような気合いとともに、よしなおの剣閃は頭領の胴体をなぎ払いました。

「ぐっはっ…」

断末魔のうめき声と共に頭領はばったりと倒れます。

手下はそれを見て、さすがに敵わんと逃げ出していきました。


「はぁはぁ…。手強い奴だった」


よしなおは片膝をつきながら、呼吸を整えます。


「大将、さすがだな。こっちは雑魚とは言え3人しか殺れなかったぜ。大した盗人どもだったな」

「多分、もとはどこかのモノノフかもしれんな。そこいらの山出しの腕じゃない」

「ああ、確かにこいつらの型はしっかりしていた。一朝一夕でできるもんじゃねえ」

「おそらく…食い詰めて野盗に堕ちたんだろうよ。哀れな」

「世の中は広いってこったなぁ。しかしよ…」

「うん?」

「こんな奴らに手こずっているようじゃあ、とても鬼ヶ島を落とすなんざできないぜ。奴らの力はこんなもんじゃねえと聞く」

「う、む…。最低あと2名ほどの手練は必要か…」

「うむ。仲間を増やさないと、さすがに俺たちだけじゃあちと辛い」

「ふむ」



よしなおは、少し考え込むと、横たわる頭領の男を抱き起こしました。


「おい、大将?何してるんだ」


訝しむ藤井には答えず、男の背中にぐっと力を込めました。いわゆる喝をいれたのです。


「う…ぐ…」

男は、ゲホゲホと咳をして息を吹き返しました。


「みねうちか…」

藤井がそう言うと、よしなおは、うむとうなずきます。

「苦戦していたのは、どうやってこの男を殺さずにすむかを考えていたからさ」

そう言ってにやりと笑いましたが。藤井は呆れています。

「あんな状態でよくまぁそんな余裕があったもんだぁな。まったく…」

「これほどの武技を使える男。勿体なくてな」


そのやり取りを聞いていた、頭領の男は涙を流しながら嗚咽しています。

「きっ…ひっく;ちくしょう、ちくしょう…」


「こりゃ、何故に泣く」

よしなおがそう問うと、男は泣きじゃくりながら大の字になって喚きました。


「悔しいからよ!負けて情けをかけられるなんてな。俺が、この俺様が…キッツキッキー!!」

男は顔をまっかにして猿のようにわめいています。

cxvbfdgnmfg
お、奥さん!?ちょっと待ってくださいよ!

よく見ると久保田利伸のような猿顔でした。



「なかなか気骨のある奴だな」

二人は顔を見合わせて、うなずきました。


「おい、名は何と言う」

藤井がそう聞くと、男はぷいっと横を向いて知らん顔をしました。

「俺の名前だと?だったら先にそっちから名乗るのが筋だ」

「こいつ…。やられたくせに生意気な!」

刀を鼻先に向けて威嚇しても横を向いたままだんまりを決め込んでいます。

「こやつ…。ネジリン棒を尻につっこんでヒィヒィいわしてやろうか」

「まぁ待て犬よ。確かにこの猿の言うこと、道理だ」

「しかしよ大将…」

「おい、おれはよしなおという者だ。鬼ヶ島へ鬼退治にいく道中だが、どうだ?仲間に加わらんか」


それを聞いた、猿顔の男は目を丸くして飛び起きました。

「鬼ヶ島!?まじっすか!」

「まじよ、まじまじ。おおまじだ」

「まじかよヒャッハー!!そーいうことならつきあうぜ。俺も鬼退治に興味があったんだよ〜〜ん(笑)」


「よ〜〜ん(笑)」

「じゃねえ」


藤井はさっきまでのふてくされた様子からころっと態度を変えるケツの軽さに呆れています。
しかし、同時にどことなく憎めない挙動がおかしくて、堪らずに吹き出しました。



猿が仲間に加わりました。

猿はバク転をしてひざまずくと、渡世人のような口上をきり出します。


「おっと、自己紹介がまだでやんしたね。あっしはマソ。人呼んでハンサムのマソってケチなもんでさぁ。以後御見知りおきを。ウキッ!」

「ハンサル?半猿?ああ…半分猿だな確かに」

「へへへ…」

そう言われるとマソは照れたように鼻を人差し指でこすっています。

「いや褒めてねーし」

よしなおは誓いの印にマソにキビダンゴを与えました。

よしなおはさらに強力なパートナーを手に入れることができたのです。

425873867


よしなおは気持ちが昂ってきました。

しかし下半身も昂ってきたので、とりあえず3人で山向こうの村の風俗店へ行きました。


「あーすっきりした」

よしなおの顔は晴れやかです。

もちろん、犬と猿の顔もすっきりと爽やかでした。


「よぉし!行くぞぉ鬼退治!」

「おーっ!!」


fdbfdfnfsbnjmkkk


朝日を前に掛け声を合わせる3人の勇者の手には、早朝割引券が握られていました。

さてさて。鬼ヶ島到着まであと少しです。


果たしてよしなおの運命は如何に。



【月曜に続く】



スポンサーサイト

テーマ : 信長の野望online-鳳凰の章
ジャンル : オンラインゲーム

コメントの投稿

非公開コメント

No title

>藤井さん
まじで夜はこぇえだろうなあ
つーか宝クジって何w

>よっしーさん
みさおさんは今回は出番はないかもねぇ
脇役にすると濃すぎて話がぶれるのでw

>マソ君
君ちょくちょくこっち方面来るなあw惜しい!

No title

うあ
ああああああ
あああああああああ
あああああああああ
あああああああああ
あああ

日曜日、横浜ちんぽトンボ帰り>_<

No title

シリーズ化ありがとうございます
大将とか、呼んだだけとか普段僕が使う言葉をよくご存知で

藤井さんに悪い気が・・・

みさおさんが大虎で出てくるのを楽しみにしてます

No title

夜、この公園は一人でいきたくないw
凸さんインして宝くじ買わないと!
プロフィール

凸

Author:凸
カテゴリー:おっさん
生息地:都内在住
生業:印刷・ウェブ制作全般
血液型:B

カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
最近の記事
最近のコメント
月別アーカイブ
リンク
最新コメント
ブログ内検索
RSSフィード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。