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お前の懺悔室1〜うつろいゆく源の魂




不動かずはが甲府の町を散策していると、池田源十朗が肩を落として神社のベンチに座っている。
まるでこの世の不幸を全て纏ったかのようなオーラが出ていた。

「あらん、どうしたの源たん」

かずはに声をかけられて顔を上げた源は、まるで濡れた犬のような情けない風体をしている。

「あぁ、かずはちゃんか…。ちょっとね」

「ちょっと!ひどい顔だお。悩みがあるならお姉さんに話してみんさい」

「いや…。これはちょっと人には言えない悩みなんだ」


源がかぶりを振って、深いため息をついた。
相当、深刻な悩みらしい。

そんな源を見て、かずはは考え込んでいる。


「辛そうねえ…。あっ、そうだ!」

かずはは、ぽん!と手を叩いて思い出したように叫んだ。


「堺!堺に行ってみたら?」

「え…。なんで堺?」


源は不審そうにかずはを見たが、様子を見ると真剣な面差しだ。


「堺の教会にお悩み懺悔室っていうのがあるの。悩みを聞いてもらうと何かいい解決法があるかもよ」

「懺悔室…ねぇ」

「守秘義務もあるから、誰にも言えない悩みを打ち明けるのに最適だお」

「ふぅん…そうか。そんなところがあるなら行ってみようかな」

「うんうん、全部吐き出してすっきり抜いてくるんだ!そしたら絶対元気になるよ」

「あのねぇ、かずはちゃん。ソープじゃないんだから…」

「テヘェ」

舌をぺろっと出しながら、おどけるかずは。

落ち込んだときは、こんなアホな明るさがありがたい。

「わかったよ。暇みて行ってみるとする」

「うんうん。絶対行ったほうがいいよ!まぁ…でも…」

「ん?何かあんの」

「う、ううん。なんでもなぁい。行ってみりゃわかるよぅ」

「ふぅん」


屋敷に戻って源は考えた。

このまま、悩んでいてもしょうがない。
恋愛トラウマのインポテンツなんて誰にも話せないのだ。
あれから、川崎、五反田、錦糸町、吉原といったソープに行ってみたが、息子はいっこうにスタンダップしない。
折れたバットじゃ野球はできん。立たない如意棒は信のドロップアイテム装備くらいに使えない。

○ァイザー製薬から、禁断の「強力ビンビン君スーパー!」を取り寄せようと思ったが、処方箋の基準がかなり厳しい。
保証人の押印が必須とのこと。
知られるのは嫌だ。それだけは嫌だ。嫌すぎる。嫌かもしれない。嫌じゃないかな。

知られたら…北斗の拳みたいに動いたらボンだ!と同じである。

とにかく、精神的なものであることには間違いない。
源はあれから、三浦と秋穂には会ってはいない。

秋穂とは連絡も取らなくなっていた。対話が来ても気のない挨拶をするくらいである。

源はさすがに腹の虫が収まらないので、腹いせに三浦の屋敷の庭でウンコをしてやった。
三浦が私設で飼っている猫の凸がくそでかい糞をしやがった!と喚いていたが、ばかめ、俺の糞だとは思うまい。

そんなせこい嫌がらせをして、源のまじ恋は終わったのである。

異変に気づいたのはそれからだ。
朝勃たない。そして性欲はあるのに反応しない。
さらに風俗で、お姉さんのすごいテクニックをもってしてもチャーリー・シーンである。


精神的ダメージが思いのほか、源の身体メカニズムに裂傷を起こしていたのである。


源はあせった。そして泣いた。

「うわぁぁぁあああ!!どうすんべぇええ;;おかあちゃん〜〜;;;」

不能な源はただの源である。飛べない豚はなんとやら。

病院にいき、針治療もやったし投薬もした。
しかし治らない。内的外傷は、普通の治療ではどうにもならない。

いよいよ宗教にでも頼るしかなかった。


「とにかく行ってみるか…」


源は意を決して堺へ向かった。


堺に着いて、教会のある南蛮人街へ向かう。
途中で一口カステイラを買って食べた。

美味かった。
そういえば、佐山聡(初代タイガーマスク)は、寝る前にカステイラを一本丸ごと食っていたというが、さすがに一本丸ごととかねぇわな。

などと、どうでもいい事を考えていると、いきなり対話が来た。

「信用卡可以用吗(クレジットカードが使える?)」

中華業者だ。この手合いには一言で終わらせるが吉だ。

「不能!」

あっ…。違った。不要だった…。


すると、対話が帰ってくる。

「辛苦您了(お疲れさまです)」

中華には俺はインポです!と聞こえただろうか。
情けなくなった。そして哀しくなった。

そうさ、今の俺はインポマン。テンツみなもとと言われても仕方ない。

糞ぅ。どうしてこんなことに…。
因果応報という言葉があるが…まさか。

何か俺に天罰でも下ったって言うのか!!<そのとおりだよ!>←さぁ、みなさんご一緒に


教会の前に行くと、階段の前に数名のプレイヤーが座ってだべっていた。
髪型がモヒカン、スキンヘッドや針金頭。

アナーキストなのかパンクなのかよくわからんが、最近はまたピストルズやクラッシュなんかのファッションがブレイクしてるのか。あれもあれでカブキものなんだろう。

深夜のコンビニかよここはと毒づく。
教会だってえのに、なんか退廃感が漂ってる。パリのデカダンなんぞは今の俺には不要だと言うのに。
こいつら、まさかネトウヨじゃねえだろうな。
そいつらを交わしながら、ドアを開ける。

ギィと重い音をたてて、正面のステンドグラスからこぼれる光が眩しい。
十字架に張り付けられたキリスト像がラモス瑠偉に見えた。
その礼拝堂では数名のクリスチャンらしきプレイヤーが座って聖書を読んだり、祈ったりしている。

源は右にある懺悔室を見つけた。
幸い今は誰も入ってはいないようだ。

迷わず懺悔室に向かい、ドアを開く。

中はせまくて薄暗く、間接照明が1個ついてるだけである。
パチンコの景品交換所のようなカウンターがあり、その向こうに神父が懺悔を聴くようになっている。
全面漆塗りのレトリックな造りだ。

神父は既にいた。黒いローブをまとっていて顔を深く沈めているので表情が読み取れない。
神父というより魔法使いのようだった。

神父は源を見るなり、静かな声で「あなたの罪をお話しなさい」と言った。

「実は……」

「ふむ」

「俺…俺の竿のリールにのっぴきならないトラブルが発生しまして…その…」

「………」

神父は無言だった。

長い間が空いた。


ぶふっ!


神父は吹いた。

神父の正体は地獄突であった。


<続く>
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テーマ : 信長の野望online-鳳凰の章
ジャンル : オンラインゲーム

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No title

>かずは
あばばばばばば

>三浦
今すぐ探してこーい!

No title

トツなら、とうの昔に家出した、

覚えておれ ジャネラー!!とか捨て台詞吐いて。

ぶふっ

そのとおりだぉ!
プロフィール

凸

Author:凸
カテゴリー:おっさん
生息地:都内在住
生業:印刷・ウェブ制作全般
血液型:B

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