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森とみさおの戦国はらぺこ道中記8

pupupupu

冬はやっぱり鍋だな。

それはともかく、森達一行は琵琶湖をのぞんで中山道を元気よく歩いてる。
日よりも暖かく風もないので歩も進む。

ナミナミの九光ラーメンのおかげで、すっかり体力を取り戻しているので、道中の歩みはスムーズである。

みさをが、あぜ道の雑草をむしっては、藤井の頭にパラパラと振りかけて悪戯をしている。
藤井はそれを気にもかけず、時々振り払いながら書物を読みながら歩いていた。

のどかだ。これこそ旅というものだろう。
丹の効果のおかげでしばらくは食事を摂らなくても体力は心配ない。
敵に襲われても対処もできる。

森はようやく手に入れたのだ。素敵なサムシングを。

あと半里ほどで比叡山だが、ここからは行進を使って一気に関所まで駆けようと森が提案した。
明日はもう調印式である。
歩行はみさをの食欲を誘う出店が多く並ぶ比叡山付近では危険だった。
比叡山を抜ければ、すぐに関所で京は目と鼻の先である。

準備もあるので早く辿り着いて落ち着きたかった。

「藤井さん、行進頼みます」

元の姿に戻った藤井に丁寧に頼む。
藤井は神主で行進(足がウサイン・ボルトのように速くなる)の祝詞を操ることができる。

「神主(男)の行進でいいんですか?」

「そりゃ巫女の行進でも効果は変わらないですし…」

「じゃ…ぽんぽんします」

藤井は太鼓を叩いて、徒党全体に行進をかけた。

「行進をくれっていうと巫女でって言われる。 神主ですっていうと、ウホッて言われる。 こだまでしょうか。いいえ藤井です」

相変わらず意味不明な祝詞を唱えながらの行進であった。
元の姿に戻ったとはいえ、中身の本質はあまり変わってないらしい。

「そういえばさっ!!」

「うわっ!?びっくりしたっ!なんですか一体…」

みさをのいきなりの大声に森は飛び上がった。

「ナミさん、突さんから頼まれてたと言ってたけど、なんで突さんがナミさんに私達のことを頼んだのかしら?」

そう言われてみるとそうだ。

突がこの事態を予測していたのか、それとも誰かが我々の様子を伝聞したのか…。

あ!まさか…。

藤井がそのやり取りを聞いて、しれっとした口調で言う。

「あ〜〜それ僕です。信書を飛ばして突さんにお願いしたのは」

「やっぱり藤井さんだったか…」

「突さんに助けてーってお願いしたの?ファミコンのボスコニアンみたいに」

「いえ…。信書で『夜の五反田あの店での出来事』とかいて送りました」

「意味がわからにゃい;」

「突さんの返事はなんて?」

「暗号が通じたようで『お前 平田だろ』と返信が着ました」

「……すごい暗号だ。それだけで分かり合えるとは…」

「僕と突さんの仲ですからねえ」

「愛だねっ!愛」


藤井は軽く笑いながらまた書物を読み始めた。
よく見ると書物のタイトルは【なかよしKC:地獄少女 3巻】であった。

行進で足が浮くように軽い通常の3倍のスピードで駆け抜けていくので、周りの景色がぼやけて流れていく。
そもそも、物見遊山気分でのんびりと景色を眺めながら行こうとしたのが間違いだった。

森は前回の調停でかなり快適な旅を体験していたので、今度もまた快適な旅で京入りができるものと思っていた。
もっとも、その時の連れは、みさをではなく他の一門員だったのだが。

「藤井さん、あなたは京に着いたらどうするんですか?」

「ん〜〜。そうだなぁ。特にあてはないですけど、足利の知人がまだいたら訪ねていこうかと」

「思えば、妙な縁でしたねぇ」

「呪いをかけられていなかったら、出会う事もなかっただろうね。人の縁は不思議なもの」

森は頷きながら、まったくその通りだと思った。
しかし…今の藤井よりも少しだけ、アフロ藤井のほうが面白かったなとも思っていた。

左手に比叡山がおぼろげに見えた。

近江から京への関所はもうすぐである。

旅の終わりが近づいていた。



同時刻──甲府両替前。


「げぇっ!!なんじゃこりゃあー」

地獄突が両替前で周囲で叫んでいる。

周りの人はなんだ?と視線を突に集中したが、すぐに興味を失い通り過ぎていく。

突は一枚の紙切れを握りしめながら、震えている。

「こ、この請求書は…!?」

突が手にしているのは、ナミナミ改からの請求書である。

3人×面倒見料=一式50,000貫の数字が記されている。

しかも、¥の後には「よろぴく♡」と手書きで書いてあった。

「ざけんなっ!ビーッチ!!!」

突の怒りは天まで届いた。

でも、ナミナミは値引きはしてくれなかったと言う。

【続く】

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No title

真紅一本でがんばるかなぁ
紺碧もやると強迫観念が作用してやる気がダウソ

No title

>みさおっち
藤井さんをみかけたら、ポロロッカ!と対話しておいて!
鍋を語るならツカさん抜きでは語れない。奴の鍋はある意味芸術だw

>源
銀座もレベル格差があっからなぁ。
俺らの頃は座って3万〜5万の時代。
そもそも今時、銀座のクラブに行くとか豪奢な奴だのw
金よこせ!

No title

銀座のオネーチャンのいる店で飲んでたら請求書に8万て書いててビビった。

No title

藤井カミシュ ありぽん!ぽん!ともりりんが言ってた~ ついでにみさをは化け物だなと呟いたので・・・ふふふふw言葉は気をつけて使わないとねっw鍋の漫画は凸さん亭で鍋パーティーフラグですねっ♪たべますよー!
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Author:凸
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生息地:都内在住
生業:印刷・ウェブ制作全般
血液型:B

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