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【池田の源が】信On 失恋レストラン15【現れた!仲間にしますか?【いいえ】】

ふぇいが再び眠りに落ちた頃、突と秋山は怪談レストランで食事をしていた。

腹が減っては戦はできぬ。ならぬ堪忍するがモンキー。
とにかく朝から飲まず食わずでたまらない。

お化けギャルソンに促され、まずは腹ごしらえとテーブルについたのである。

だされた料理は、漫画に出てくる例のアノ肉やらフカヒレのスープやら。
サラダやスイーツなデザートも一流レストランで出されるものである。
おまけに酒はシャトー・マルゴーの1970モノ。

秋山はいたく感動をして眼を光らせ涎を飲み込む。

「この世の食材に感謝を込めて。いただきます!」

食は力だ人生だ。

fvでfせsbsdr

突はあの漫画の肉にかぶりつき噛みちぎって、スープを流し込む。
舌に押寄せてくる肉の豊潤な甘みと歯ごたえ、胃にどっしりと流れ込むコクのあるスープ。
料理はどれも最高だった。
言葉はいらない。ただ食う。そして飲む。

秋山を見ると涙を流して食べている。
突もまたしかり。

感動で身体が震えている。
食べるというプリミティブな行為にこれほどまで感動を覚えた事はない。

目の前にある、肉、パン、麺、野菜、果物、スープ、酒はどれも極上だ。
ガツガツモグモグムシャムシャ。
食べるほどに食欲が増して来る。

目の前の食材が見る間に二人の胃袋に入っていく。
およそ半刻ほどで夢中食べ続けた。

あらかた食べおわり、食後のコーヒーが出てきた。
コーヒーを飲みながら満悦といった顔で秋山が云う。

「ふぅ。食ったのぉ…」

「ああ、もう腹がぱんぱんだ。もうくえねーよ」


突と秋山は腹を撫でながら、至福の時を味わっていた。
二人が椅子の背もたれにだらしなく身体をあずけていると、お化けギャルソンは、ニコニコしながらテーブルに寄って来た。

「如何でしたか。当店の料理は」

「最高ぜよ!また寄らしてもらいたいもんじゃ」

秋山が喜色満面で答える。


「いやぁうまかったよ。ご馳走さ…」

突が世辞を言い終わる瞬間に入口のドアがバァーーン!!と開いた。

立っていたのは、薄汚れた緑の物体である。


それを見て秋山が叫ぶ。

「長渕剛!?」


しかし、それは長渕ではなく検問所に置き去りにしてきた草摩モモだった。


「突さぁ〜〜ん…秋山さぁ〜〜ん」

まさに幽鬼のように邪悪のオーラを出しながら、ふらふらと近づいて来た。
自慢の束帯は先ほどのゴミ捨て場の放置によってボロボロだ。
顔も煤けて汚れている。
普段の洒落っけは微塵に吹き飛んでいる。

ゆっくりとテーブルに近づいて来るとテーブルに置かれた豪華な料理の残骸を見て、モモは力なくニカッと笑った。


「ふひっ、ふぇふぇ、ひひ…」

目が逝ってしまっている。
突は今までこんなモモの表情は拝んだことが無い。


「く、狂ってる…」

秋山がモモの形相に畏怖を感じてたじろいだ。


人は空腹の極限状態に陥ると、感覚が研ぎすまされてくるという。
モモの頭には、おそらく肉のことしか頭にないだろう。
今、目の前におっぱいがあってもかぶりつくはずだ。
それほどまでに精神的極限状態に追い込まれている。

多分、今ならモモはオナニーより肉をとるだろう。


「肉…。肉かぁ…いい匂いだなぁ」


そう言いながらモモは眼を光らせて突の背後に回って首にまきついた。

「突さぁ〜〜ん。教えてくれよぉ…。肉のことをよぉ…。味はどうですか?空は死にますかぁ?山は食えますかぁ、ふぇっふぇっふぇっ…」

「ひっ…」

モモは、シャーッ!と長い舌を蛇のように這わせて突の頬を舐めた。
冷たい舌だった。というかきめぇ。
さすがの突も生きた心地がしない。というよりも蛇に睨まれた蛙状態で動けない。


「わかったわかった;まぁ落ち着いて座らんかモモさんよ」

秋山が見てらんないといった感じでモモを制止した。


「あ、あの〜〜お取り込み中申し訳ないんですが…」

その様子を見守っていたお化けギャルソンが手を揉みながら割って入った。

「ん?ああすまんな。ちょっとこいつ腹が減りすぎて混乱してるんだよ」

「いえいえ。それは構わんのですが、ここまでのお食事の代金を頂きたく…」

「え?奢りじゃねぇの!?」

思ってもみなかったギャルソンの言葉に驚く二人だった。
ギャルソンは馬鹿馬鹿しいと云わんばかりに反り返って笑った。

「あっははは…。まさか!あの料理をただで振る舞う店はありませんよ」


わたされた伝票には、10万貫という法外な値段が書き込んである。

その数字を見て突と秋山は目ん玉が飛び出るくらい驚いた。

「なっ!!10万貫だとぉ??ぼったくりすぎだろこりゃ」

「10万!!なんじゃこりゃ」



狼狽する二人を見て、お化けギャルソンは今までの慇懃な態度から豹変して、ドスの効いた声で恫喝をし始めた。

「おうおう、おっさんがたよ。あれだけ食って飲んで満足してぼったくりとは人聞きが悪いなおい!まさか、あんたら揃いも揃って銭がねぇとか抜かすんじゃねぇだろうなコラ!!」

愛らしかった丸い身体から発せられる低く重い声だったが、なにせお化けギャルソンである。哀しいかなちっとも迫力がなかった。

「ねぇよ。ま、今度払うわ。つけといてくれ」

突がけんもほろろにそう云うと、お化けギャルソンは真っ赤になって怒った。
タコのように真っ赤でますます面白い物体になっている。

「ざけんなコラ!?銭がねぇならてめぇら強制労働キャンプのタコ部屋にでも行って稼いでもらうぜ。逃がしゃしねえぞ」

「タコ部屋?ばーか、そりゃお前のヤサだろが。お前が行けよタコ八」

「なっ…なんだとこの野郎…!?てめぇ…もう無事に帰れると思うなよ」


突は伝票を破りすてて、席を立つと空腹でフラフラしているモモを引きずって出口に向かった。
秋山もそれに続くが、突に耳打ちをして囁いた。

「おいおい、突さんいいのかいな。さすがに食い逃げみたいで気が引けるぞい。皿洗いくらいはしていったほうが義を通せるんじゃないかね」

「は?タコに義を通す義理なんざねえよ。そもそもあっちが勝手に料理を出して来たんだろうが」

「そうは言ってものぉ…」

秋山は、身体を真っ赤に染めて憤怒しているお化けギャルソンを振り返りながらバツが悪そうに背を丸めた。

お化けギャルソンは、くるりと背を向けて奥の厨房に声をかけた。

「おい!こいつら食い逃げだぜ!!出番だぞ」

すると厨房の奥からシェフ姿の痩せた男が出て来た。
手には日本刀=ドスを持っている。

「俺様の料理を食い逃げするたぁ、ふてぇ野郎だな…。どこのどいつだ。俺がぶっ殺してやる…」

シェフ姿の男は日本刀を右手にひっさげて、針金のような身体を揺らしながら厨房から出て来た。
どうやらここの料理人らしい。顔を見るとまだ若い。


「この舐めたおやじどもを膾にしてやれや!半殺しにして近江にある労働キャンプに叩き売ってやる!!」

お化けギャルソンは、シェフ姿の男に命を出した。


「どれ…てめぇらか。食い逃げジローってえのは…」

シェフ姿の男が、ゆっくり近寄ってきた。
身構える突と秋山だが、突とシェフ姿の男が顔を見合わせると「あ〜〜?」と声をあげた。

(;゚д゚) ・・・
 
(つд⊂)ゴシゴシ
  _, ._
(;゚ Д゚) …!?

「お前…源、池田の源か」

「あんた、突…とっつあんかよ!横にいるのはアキヤマンじゃねぇか!?」

「おお!」


3人は顔を見合わせると、懐かしいなぁと肩を叩き合った。

お化けギャルソンはポカーンとその様子を見守っていた。

「こんなことで何やってんだお前は」

「いやぁよ。ちょいと料理人とかやってみたくてな。前のシェフに師事して修行してたんだが、我ながら料理のセンスはあったようだぜ」

「いや、なかなかのもんだったぜよ。またお願いしたいもんだのぉ」

そう言ってさらに笑いあった。


しかし収まらないのはお化けギャルソンである。

「おいおいおい!源。てめぇの知り合いだか何だかしらねぇがな。きちんと頂くもんは頂かなきゃけじめがつかねえだろ」

「ああ、そっか。おっさん達、今は金ねぇのか。しょうがねぇ、この場は俺の腕に麺じて勘弁してやってくれやw」

笑いながらラーメンを食う仕草をしておどけて見せた。もちろん駄洒落であるが、ギャルソンの怒りは天にまで届こうとしている。


「ふ・ざ・け・る・な!てめぇ、いつもいつもそればっかりでちっとも金になりゃしねえだろ!!てめぇの能書きで毎度毎度ことが収まるかと思ったら大間違いだぞコラァ!」

シュンッ!


「うるせぇ」

そう云って源の右手が光ったかと思うと、ギャルソンの動きが止まった。


「あ、あれ?」

ギャルソンの見ている視界が二つに割れてずれていく。

「あ…れ…え…」


なんと源はギャルソンを脳天からまっぷたつに切り裂いていた。
一瞬の早業である。

「池田流 秘の壱 閃光」

そう云うと、日本刀をびゅっと一振りした。

「げ、源ェン〜〜;」

ギャルソンはそう言い残すと、ボンと細かい粒子になって消滅した。

「正しい社会の構図だぜ」


突と秋山は口をあんぐりと開けて見ていた。モモは空腹でぶっ倒れたままである。

「おいおい…いいのかよ。さすがに殺っちまうのはまずいんじゃねぇのか」

「いいんだよ。安い時給でこきつかいやがってあのタコ。いつかタコ酢にしてやろうと思ってたしな。それにあんな時給ならマイアミの靴磨きでニッケル稼いでいたほうがましだぜ」

「なるほどな」

「せちがらいもんだのう」

「おう、そうだ。あのタコが死んだってことで、ここも時期に消滅するぜ。早いとこずらかるか」

「だな。それにさすがに寄り道しすぎた」


怪談レストランから出ると、辺り一面はだだっ広い野原だった。
建物、庭園などは雲散霧消していた。

「このレストランって一体なんだったんだ?」

「ここのレストランは、ある術師のおっそろしい妖力と式で成り立っていたのさ。あのタコはその術師の式ってわけだ」

「式ねぇ…。しかしなんで普通の人間のお前がここで働いてたんだよ」

「ああ、前任のシェフは妖怪だったんだが、料理の腕は絶品でよ。この山で遭難してるときに拾われて助けられてんだ。そんとき食わしてもらった飯が美味くてな。妖怪だろうが何だろうが、関係なく頼み込んで弟子にしてもらったのよ」

「術師との関係は?」

「なんでも…師匠とは親友とかライバルとかの間柄だったらしいがな…。それでこの店をまかされていたらしいが1年前に逝っちまったよ」


「ふむ…。失恋レストランとは関係なさそうだのぅ…」

秋山は残念そうに空を見上げた。


源がそれに反応した。

「失恋レストランって…あのカフェのことか?」

「お!知ってるのかよ場所」

「てか…場所は山の裏側だぜ?」

「……おかしいな。どこで間違えたんだろう」

「ああ…もしかしたらあの二手に別れた道かのぉ」

「しかし右は本道で左はあきらかにあぜ道だったが…」

「まっすぐって云われたはずだろ?右の本道は如何に大きい道でも曲がっていたはずだ。素直に行きゃ良かったんだよ」

「そうか…。まぁでも飯は食えたからよしとしよう」

飯に反応したのかモモが牙を剥いた。

「飯っ!飯っ!飯っ!飯っ!飯っ!飯っぃい!うりぃいい!!!」

「しょうがねぇなぁ。ほら握り飯だ。やるよ」


源は懐から笹で包まれた握り飯をモモに与えた。
モモはそれをひったくって、口の中一杯にほおばっている。
まるで野生の獣だ。

「ぐるぅるるう!!!がるぅうう!!!!」

「やれやれ…」


突は源に向き直って、「あてがねぇなら一緒にこねぇか」と言った。

「ふむ…。やることもねぇしなあ。ふぇいたんの乳も吸ってみてぇし…行くか!」

「決まりだな」

「おぅ。源も仲間か。いけいけじゃのう」

「ふぅ…助かった。あ、池田さんよろしくぅ」

源はにたりと笑って

「ふぇいたんと…ち、ちっすしたい、ちっす」

「しっかし…相変わらずだなお前は」

「おれぁ、まだおっさん達みてぇに水涸れしてねぇからよ!バリバリの性少年だぜい!」

「意外にふぇいはもてるんだな。不思議なことだ」

「しらねえのかよ?ふぇいたんは真紅でもAKBの前田敦子の次にランキングが高い女だぜ」

「あれとちゅっちゅっしたいのは藤井さんとマソぐらいだと思ってたわ」


ともかく源が仲間に加わった。

腕はたつけど女にゃ甘い。乳をしゃぶって30年。甘いの辛いのくーろいの。
特に主婦はご用心。黒光のすけコマシの源ここにあり。
そんな池田の源が仲間に加わった。

思いついたように突が口を開いた。

「しかしよ…よくよく考えてみりゃあのタコって何にも悪くねぇよな?」

「だのぅ。値段はぼったくりじゃったが…言ってることは正論だったしの」

「まぁ残念なタコってことでいいじゃねぇか」

「わたしは何も食べてないんだが…」

そうモモが云うと4人は顔を見合わせて大笑いをした。
腹を抱えて大笑いをした。
源はレストランから出る時に売上金を全部持ち出している。

式のギャルソン哀れ!まさに外道がいた。食い逃げ強盗殺人。
とんでもない奴らである。
でも所詮タコだからしゃーねーか。

そして目指すは失恋レストラン。
さぁ行けやれ行け突き進め。

そして結末いまだ見えないこの話。
明日から夏期休暇で帰省しますので次回は来週月曜の更新です。

ではまた。

【続く】
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テーマ : 雑記
ジャンル : ゲーム

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No title

>モモ
どっちかっつうと小動物系だな〜

>林檎ちゃん
凸子をよろしく!たまに頭をなでなでするとよくなつきますw

>西さん
タコライスってタコ飯だとずっと勘違いしてた俺がいるw

>凸子
仲良くやれよ!噛み付くなよ!

>藤井さん
ほんとは真珠をネタにしたかったw

>源
リアルのお前はこんな骨太キャラじゃないだろ。感謝しろw

>アキヤマン
最近、俺も酒飲んだ後よく胸焼けがするんだよな〜
歳は取りたくないもんだのw

ハフゥー

先日、昼飯抜いて兵庫県赤穂にある関西屈指のイタリアンレストランのディナーを食いに行ったがすっきっぱらでフルコースを詰め込んだから胸焼けがしたのぉー。

No title

世間に間違ったおれの姿が浸透していくwwww

No title

池田さんのキャラが面白いw

むふふー

マンガのアノ肉食べたいなー。

林檎たんとキャッキャうふふしながらにぃにの帰りをお待ちしておりまふ

道中お気をつけて~ゆっくり休んできてね

むふふ( ´艸`)

No title

読んでいたらお腹空いてきたorz
昼飯はタコライスにしようw

No title

凸子様とお友達になりましたエヘヘ(*´・∀・`*)ゞ
仲良くして凸さんの復帰待ってますね(ΦωΦ)フフフ

No title

私はなんだ?獣か?
プロフィール

凸

Author:凸
カテゴリー:おっさん
生息地:都内在住
生業:印刷・ウェブ制作全般
血液型:B

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