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【モモはやっぱり】信On 失恋レストラン 11【強化系】

両脇を濃い緑で挟まれた林道を馬で駆ける突と秋山。

目指すレストランは目前だ。
いよいよ謎の核心にせまることができる。

しかし焦燥にくすむ突の胸中にひとつのしこりがあった。

林檎ちゃんが何者なのか、だ。徳川の隠密だろうか?
しかし、先ほどの少女の胴丸には織田の家紋が刻まれていた。
あの少女と通じているってことは、もしかしたら織田の間諜?

とにかく謎だ。謎ばかりだ。
まるで白いパズルのピースの角を探して暗中模索しているようだった。

こんなときパズラーの藤井さんでもいれば、何かヒントでもくれそうなもんだが。
しかし、藤井さんはいまパタゴニアに出張中だしな。

そう思案にくれていると、秋山が何やら携帯をいじくり回している。

「なんだアキヤマン。ニュー速でも見てるのかい」

そう突が問うと、秋山は神妙な顔をして馬を止めた。

「どうどう…。なんだよ一体」

「いや、突さん。これを見てくれ」

「んー?」

秋山が携帯を画面を向けながら、にやにやしている。

「いやなに…緊張をほぐすため2chを見てたら懐かしいスレがあってのう」

857名無しさん@ゴーゴーゴーゴー! [sage]2006/03/17(金) 15:04:49ID:0Ejmpcka
俺もFとなんどか組んだ
そのときは信を始めて間もないころで
自分の立ち回りもよくわからないまま
上野屋敷に誘われ、ついていった
今思えばくだらない質問なのだが
わからない点を聞いてみたら
意外にもFが丁寧に教えてくれた
最後に「自分なりのスタイルが確立できるといいね」
と言われ、ちょっとほろっとした覚えがある



「こう考えてみりゃ、ふぇいさんっていい人だったよなぁ…」

秋山は遠い眼をしてせつなそうに云う。

「ああ…いい奴だったな。惜しい奴を亡くしたもんだ。藤井さんは、ちゅっちゅっしたかっただろうに」

「おいおい、まだ死んでねーだろ」

秋山はあわてて否定する。

「そうだったな。しかし─なんちゅう古い晒しだよそれ。日付が懐かしすぎるぞ」

「信onも10年か。光陰矢の如しだのぅ」

そう云って秋山はきつくなる日差しに眼を細めた。
朝露にぬれた木々の葉が照り返しをうけて輝いている。

仮想現実とは言え、美しい景観であった。


「アキヤマン…もしもよ、もしも…」

「あん?」

「いや…なんでもねぇ。行くか」

「ぬくぅ、気になるのぉ」

不満げな秋山を尻目に突は手綱を打って馬に合図する。
二人は再び馬を飛ばして林道を駆けていった。



一方、検問所に置いていかれた草摩モモだったが、以前として惰眠をむさぼっていた。

モモの特殊能力は、「フォゲッター」。つまり都合の悪い事はすっかり忘れてニュートラルになれることだった。
さきの門番の少女にずるずると引きずられていったのだが、ほかされた先は…

「ん、ん〜〜;」

モモは鼻をひくひくさせながら、異臭に気がつきようやく起きた。

起きて眼をこすりながら辺りを確認すると、何やらなにやら大きなドラム缶がある。
よく見るとゴミが周りに散乱していてゴミを消却する場所のようだ。

「な、な、なんだこりゃ…!?」

なんと、少女がモモをうっちゃった場所はゴミ処理場だった。
この状況を理解したモモは怒った。全盛期の鶴田のように怒った。
頭をくしゃくしゃにして怒った。

「ぬぅううう;あ、あのガキぃ〜〜!!!よくも、あ、あたちをゴミ扱いしやがったわねー!!あ、あたちをバカにしないでー!!」

モモはまじぎれすると、オカマ言葉になる。
わたしがあたちになるのだ。
これを読んでいる諸君は、猿渡哲也の「SOUL」をご存知だろうか。
その作中に出て来るゾッドというキャラクターのように、まさにモモはいまぶち切れているわけだ。

あのロリガキを探してとっちめて、ひんむいて道路にすっぱだかで晒してやるわ!と狂犬のようにあたりを探しまわった。

ここは、門の裏手にある崖側の下ったところのようである。
坂を登ると詰所は前方に見えた。

「あそこね…」

モモは残忍な笑いを浮かべると、あらゆる拷問方法を考えていた。

ここで説明しておくと、草摩モモはもともと地獄突や秋山などより相当格上のプレイヤーである。
初期のプレイに置いても、伝説の廃人と呼ばれた兵達が一目を置いていた。
あのままコンスタントにプレイしていれば、いまや真紅のイデオンと呼ばれる存在になっていたかもしれない。

それほどのポテンシャルを秘めたプレイヤーだった。
みかけに騙されると痛い目にあうといういい見本である。


鬼の形相でモモは詰所のドアを蹴破って叫んだ。

「オラァーーッ!!糞ガキぃ!人生の補習の時間だコラァ!!!」


そう叫んだ瞬間、モモは絶句した。

「あ?」

cvgnyつk

圧倒的な凄みに気圧されて、モモの胆は萎んでいる。
ていうか…こいつは幼女の皮を被った念使い…。
そういや、織田の忍びに変幻自在に体躯を変えられる化物がいると聞いた事があったっけ。
まさかこいつが…。

ひとつだけわかるのは、これは喧嘩を売ったら殺られる!ということだ。
モモの長年のカンがそう言っていた。

モモの特殊能力その2、「モモカン」。
危険が訪れる前に直感で回避する能力である。

この能力のおかげでモモはヤクザの追跡から何度も逃れている。
しかしこの能力はギャンブルで使用することはできなかった。

ともかく、この場は回避である。

「…失礼。部屋間違えましたワン♪」

あわてて会釈をして詰所を離れると、門の裏手を抜けて神速を使って二人のあとを追っかけた。

神速で風を切って駆ける中、モモは思った。

「いやぁ、人はみかけによらないのでむやみに喧嘩をうっちゃダメだな、うん」

またひとつ貴重な教訓を覚えたモモなのであった。

【続く】


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No title

おい!ゴンさん出すなゴンさんw

No title

かずはたんと、凸子
同じ人かと思ってたwww
ちがうの(>_<)

No title

>ふぇい
ふぇいと「プロメテウス鑑賞ツアー」を企画中!
なわけはないw

>凸子
林檎たんは一体!?って俺にもまだわからんw

>かずは
モモを見つけたら頭を撫でといてくれw

>マソ君
シャドーボクシングかw

No title

しゅっしゅ
しゅっしゅし

ぴゅちゅ

あるある

モモたんの怒髪天を見て

怒り心頭して「首洗って待ってな!」て彼氏を怒鳴り付けたかつての自分を思い出した

あるある

フォーゲッターになりたい

キャッキャうふふ(p'∇'q)

ドキドキしてきたぁー

そして、正体不明の林檎タソに興味津々

対話お待ちしてます

てへぺろっ

No title

映画版なんだよ今はw

No title

>藤井さん
悪いふぇいふぇいのが100倍面白いんだけどw

>林檎ちゃん
ドキドキw

No title

ワクワク(p^ω^q)

No title

林檎ちゃんは薩長の間者

良いふぇいふぇいと悪いふぇいふぇいが居ると万葉集に書いてあった。
プロフィール

凸

Author:凸
カテゴリー:おっさん
生息地:都内在住
生業:印刷・ウェブ制作全般
血液型:B

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