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【マソにも】信On 失恋レストラン 2【衣裳】

vcfgdnuuiu


マソが振られようが、藤井さんがセクハラで捕まろうが、世はおしなべて事も無し。
変わらぬ日常がそこにはある。
ふぇいがマソを振ってから1ヶ月ほどが経っていた。


エジプトパーマに最近凝っているふぇいふぇいは、地獄突と近江の武将カフェにいた。

地獄突は、目の前のティラミスを掬いながらふぇいを見る。
相変わらず、かったるそうに横を向いてスマホをいじくっている。
待受画面がガンダムAGEの壁紙になっていた。


「おい聞いたぜ。マソを振ったらしいな」

「あたしはその方面では嘘はつけないんでね。それに気のない男を振り回すような悪趣味でもないよ」

「ご立派なことだがよぅ、もう少し男心をわかってやれないのかお前はよ」

「女心もわからないおっさんに言われたくねー」

「ったくよー、ああ言えばこー言う。屁理屈女め」

「屁理屈も立派な理屈だよ」

「むきぃ〜!かわいくねーなおめーは」


口ではやはり女に適わない。かといって口で言い負かしたところで価値もない。
男は辛いよ寅次郎。これだから女と坊主にゃ政はまかせられねえんだと舌打ちをする。
男女共同参画のこの時代に逆行するような物言いだが、さすがに口には出さなかった。

ふぇいは、スマホをしまって店員に水を要求した。
出された水を飲みながら、飲みかけのアイスココアのストローを弄ぶ。

ふぇいは、はぁと一つため息をついた。


「年寄りはしつこいねぇ…。やだやだ」

「お前なぁ…ちったぁ女らしい可愛げってもんを…」

「マイダーリンには毎日見せてるよ。それで十分じゃない」

「へぇ…。どんな風にだ」


すると、ふぇいは少し身じろぎしたが、急に身体をくねらせて艶っぽい声を出した。

「だぁり〜〜ン〜〜♪朝よ起きてぇ〜ん♡」


一気にあたりの空気が一瞬にして凍り付いた。
地獄突は空間歪みが生じた錯覚に陥った。
これは…新たな召喚の特化スキルか?

「………ウッ;」

背筋を走り抜ける強烈な悪寒に地獄突は呻いた。
この時、エンゼルハートというミッキー・ローク主演の映画を思い出していた。

人間には知ってはならないことがある。これは邦題のキャッチ・コピーだったはずだ。
うつむきながら、冷や汗が出て来た。恐ろしい…。これは現実か?

俺は禁断のパンドラの箱を開けてしまったのかも知れない。

地獄突の細かい汗は、まるで氷結の粒のように凍り付いた水滴のようだった。
人は絶対的な恐怖に対して肉体に防護壁を纏う。

ふぇいが、顔を赤くしながら照れ隠しに言う。
自分でもやりすぎたなと思ったらしい。

「なによ。だまっちゃってさ」

「い、いやもういい。それより本題に入ろう」


手を左右にふりながら、ナニもなかったと言わんばかりに話題を変えた。


「で…本題って何なのさ。あたしはこの後、ダーリンと【プロメテウス】観に行くんだからさっさと話して」

「実はな…。マソがあれ以来、おかしいんだ」

「いつでもおかしいよあの男は」

「いやそうじゃねえ…。まるで人が変わっちまったんだ」

「変わった?平田とかかい」

「新日のストロング・マシーンじゃねえよ。お前は藤波辰巳か」

「具体的にどーいうことなのさ」

「なんていうか…マソが、その…紳士になっちまったんだよ」

「は?なにそれ」

「実はよ、先日マソに会ったんだが…」


地獄突がマソに会ったのは、三日前だ。
稲葉にめっぽうかわいいアイドル出現の噂を聞いて、これはいかねば!と出かけてみたところ、見事にガセだった。意気消沈しながら、染めもの屋の前を通りかかったところ、水色の水干を来た何とも涼しげな男が店の前に立っている。

あれ、この男どこかで…。


「おや、突さん。お久しぶりですね」

男は地獄突を見るなり、丁寧にお辞儀をしながら挨拶をしてきた。
笑顔が何とも爽やかな男だ。

「え…??まさか、マソ…か?」

「はい。タッチャマソですよ」

「えええっ〜〜〜!!!!!」



今までのマソだったら、命!とかやりながら、ただ今参上!にゃるらとホテマソ!とか寒いギャグを入れて挨拶をしてくるはずだ。
しかも化粧もしてやがらねえ。まるっきり素の顔だ。いつもなら歌舞伎風の毒毒しい化粧をして見栄をキってやがるのに。
今目の前にいるこの男は、こ度は成程くすみたる程に古代に作り、髪をも常に結直し、 の慶次郎の太閤謁見のくだりではないが、当代きっての教養人に見える。


「マ、マソ。一体何があったんだ?」

マソのあまりの変わりように地獄突が狼狽しながらマソに問うと、マソは目を細めて首を傾げながら笑った。

「はて?何もござりませんよ。突さんこそ何をそんなに驚いているのですか」

「この変わり様…。まさか、ふぇいに振られて壊れてしまったかいな」

「ふぇい?ああ、ふぇい殿ですか。残念ながら私はお気に召さなかったようで。でも、まぁ届かぬ華があればこその恋でしょう。ふふふ…」


それを聞いて、地獄突は頭をかきむしって悶え苦しんだ。

「ぐぁ〜〜っ!!やめろ〜〜っ!やめてくれぇええ;;;」


マソはその様子を面白くもなく静かに静観している。
まるで静かな草木のように。
これではまるっきり別人だ。まさか中身が違うのか?


「おい…マソ。頼むからいつものマソに戻ってくれ。ほらいつもの挨拶でさぁ」

「いつもの挨拶と申されましても…。一体どのような?」


「ほらこれだよ!」

地獄突は両手を左右に広げて片足で立って奇声をあげた。

ばふんっ がふんぅ
ふんがああああああああああああああああ^^^^^^^^^^^^^



マソはその奇態を見ながら、ニコリともせずに涼しい顔で言った。


「突さん。恥ずかしくないのですか?」

「おめぇーにだけはいわれたくねえ!!」


ともかくマソがここまで豹変してしまったのは何故だ。
下ネタやセクハラをしない言わないマソなんてクリープを入れないコーヒーのようなものだ。

それってどうなの。それって日テレ。

とにかく何かしら理由があるはずだ。原因を究明しないと大変な事になっちまう。
ん?別に大変な事にはならないのか…。

まぁでも面白くはない。何かやってくれそうだったからマソは面白いのである。
真紅の核弾頭、本願寺の反逆児、烈風のドモホルンリンクス。
様々な忌み名を残し伝説にまで駆け上った男が、このままいい子ちゃんの爽やかイケメンになるなんざ、お天道様が許してもこの俺が許さん。
というかさみしいじゃねえかよぉ。マソよぉ。帰ってきてくれよぉ。

地獄突は泣いていた。男泣きである。


「突さん、いい大人が泣かないでくださいよ。周りの人も見ていますよ」

「う、うるせえやい。元はと言えば誰のせいだと…」

地獄突は涙を拭きながら、悪態をついた。
端からみるとだだをこねてるガキである。

染物屋の前のこのやり取りを見ていたものがある。

不動一葉だった。
おっぱいにプライド持つ数少ない女だ。
この娘は胸だけが自慢である。そしてハンマー投げの室伏広治のようなマッチョ好きの胸板フェチである。


「にぃに!泣いてる場合じゃないよ!」

見物人をかきわけて、一葉が前に進み出て来て地獄突を制した。


「かずは…。なんでおめぇがここに…」

「そりゃ買物だょ。新進気鋭のファッションデザイナーのマソ様のお店にね」

「は?マソ様ぁ???なんだそりゃ」

「知らないのぉ?ブランド マソと言えば、最近全鯖でも有名なのよん♡服を作ってもらうの予約待ちなんだからぁ」

「………」

     / ̄ ̄ ̄\ 
    / ─    ─ \ 
   /  (●)  (●)  \.   君たち騙されてAVビデオに出演している
   |    (__人__)    |女の子たちの気持ちを考えたことがあるのか
   \    ` ⌒´    /
   /              \

   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \
 |    ( ●)(●)
. |     (__人__)  抜いてから言うんじゃねーよ・・・
  |     ` ⌒´ノ
.  |         }  ミ        ピコッ
.  ヽ        } ミ  /\  ,☆____
   ヽ     ノ    \  \ /     \
   /    く  \.  /\/ ─    ─ \
   |     `ー一⌒)  /   (●)  (●)  \
    |    i´ ̄ ̄ ̄ \ |      (__人__)     |
               \_   ` ⌒´    /
                /          \

「なんだ?このAA。にぃにの経験かや?」

「い、いや、これはなんでもない。唐突すぎたようだ、すまん」

「とにかくにぃにも、いい加減に大人しくてょ。こんな大騒ぎしてたらマソ様から予約していた服がもらえないじゃないの」

「…そうか」


地獄突はうなだれてマソを一瞥するととぼとぼと門に向かって歩いていった。
マソは軽く会釈をして涼やかな顔を崩すこともなく予約客の接客をし始めていた。

「マソ…一体どうしちまったんだ…」


地獄突が見たのはもうタッチャマソと呼ばれる真紅きってのカブキものではなく、トップデザイナー マソであった。洗練された立ち振る舞いと如才のない受け答え。加えて若い娘が群がるフェロモンを放ち、まるであれでは光源氏だ。ローラースケートこそ履いていないが、夢はフリーダムフリーダムと歌い出しそうな雰囲気である。


あれはマソじゃねえ。
何かある。ファッションデザイナーとか…この舞台にマソはあてはまらん。
地獄突はそんな思いを残しながら稲葉を後にした。

しかし─
よくよく考えてみればまったくの大きなお世話だということに、この時はまったく気がついていないのであった。



「─と、言うわけなんだよ」

「へぇえ、あのマソがねぇ」

カランと溶けた氷がグラスの中で音をたてた。
ふぇいは地獄突の熱のこもった話ぶりがあまりに真に迫っているので、いささか引き気味に話を聞いていたが、大方は信用したようである。


「でもさぁ、人ってそんな急に変わるもんかねえ。中身が違うとかじゃないの」

「いや…、ひとつ心あたりがあるんだ」

「へぇ、どんな?」

「失恋レストランって聞いた事あるか」

「清水健太郎の歌じゃないのそれ」

「その失恋レストランが…この真紅にあるらしいんだぜ」

「ばかじゃないの。何それ」

「聞いたんだ。噂を…。そのレストランは本当に恋に破れた人だけが行けるらしい」


聞き終えると、ふぇいは身を乗り出して、地獄突の額に手をあてた。

「わっ!なっ、なんだ一体」

あわてふためく地獄突に構わず静かに手をあてている。
ふぇいの手はひんやりして心地よかった。


「いや、熱はないなーと思って」

「びっくりさせるな;」

「あははは、こりゃ失礼しました」


カラカラと笑うふぇいを苦々しく眺めながら、地獄突は頭を掻いた。

「と、とにかくその失恋レストランにマソは行ったんじゃないかと思うんだ」

「その根拠は?」

「まぁ…あくまでも噂の域を出ないんだが…その店から帰ってきた人はすべからく人格がまるっきり変わってしまうという話を聞いた」

「サイバー企業の新手の人格矯正マシーンか、もしくは宇宙人の精神分離実験か…」

「どっちにしろ、あのままじゃマソという傑出したパーソナリティが消失してしまう。そうなったら信は終わりだ!あぼーんだ!!」

「おわんねーよ!むしろ良い事なんじゃないのそれ」


失恋レストラン。

それは愛が壊した心を癒すうたかたの店。
だが果たして真実は一体…。

ファッションデザイナーとなったマソの運命は。
そして地獄突とふぇいふぇいはマソを基に戻すことが出来るのか。
誰も期待はしていないのであった。


そして次回、アキヤマンが死にます。
乞うご期待

するわけねーか。

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テーマ : オンラインゲーム
ジャンル : オンラインゲーム

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No title

>藤井さん
リッカーかよww

No title

ふぇい様はG-ウィルス投与されたと聞きました;w;

No title

>かずは
すがる失恋レストラン もうおどけることもない〜♪
たまに聞くと沁みるw

>ふぇい
ちなみに、嫁や彼女にあんなんされたらほとんどの男はドン引きするw

No title

そりゃ凍りつくわwww
そんなんしてねーよwww

なんてこったぃ

昨日のマソたんは「おっぱぃで慰めて!」な感じのいつものマソたんだったのに…

失恋レストランおそろしす

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凸

Author:凸
カテゴリー:おっさん
生息地:都内在住
生業:印刷・ウェブ制作全般
血液型:B

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