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ブレイン・スクラッチ

戦国レシピ#10

bar01


私は甲府でBAR「SENGOKU」を営業しているマスター凸。
決して何者にもなれないノブラー達に今宵も乾坤一擲の生存戦略をお届けしよう。



雨が降っている。
なんとなく重い嫌な雨だ。

鳳凰が導入されてから10日ほど経つ。
ノブンズ達の会話は、どれも家臣の育成と城友の話ばかり。

何やら一層作業感が強くなった気もするが…、
そもそも土台がシミュレーションなのだから作業感が半端ない。
信も本来の姿に近づいてるのかも知れない。

笑って城友。
もう仕様自体がよくわからんが、時代の趨勢とともに楽しみ方もまた相応に変化していくのは必定か。
対応と柔軟が現代(いま〕を楽しむ一番のカンフル剤なのだろう。

私は、ここ最近の客のやりとりを聞きながらそんな僭越な解釈をしていたりする。

目の前では、甲府のパー子と呼ばれるナミナミ改がマシンガンのような語りべで、
現状の信事情を説明してくれている。
言葉の弾薬の供給だけはフルスキルだが、何言ってるのか半分以上わからない。
トム・コリンズを飲みながら猛烈な勢いで喋っている。
ま、いつもの如く客はいないので暇つぶしにはいい。


「つか、っぱねぇんすよーまじでまじで。ありえねーって、ちょーうけるし城とも申請。で、家臣育たねーし、ねー、もーゲロムカっすよねー、マスター。わかるっしょー?っぱねぇんすよ」

「ああ…よーくわかったよ。お前の頭の中身がな。」

「なんすかそれ」

「お前、現国いつも赤点だったろ」

「っぱねぇ。よくわかるっすね!」

「何語しゃべってんだお前は」

「まるっ!」


という感じでいまだ課金停止状態の私には、何が何やらまったくわからん。
軍学の新技能は、みさおさんの報告ではスポットライトが当たってカッコいいとのことだが。

藤井さんは、ブログを見るとそれなりに楽しんでいるらしい。
ふぇいは城友申請で妙なことになっているようだが、それもまたRPGの醍醐味だろう。

そう言えば、この前…織田の御堂筋さんが飲みに来た時、妙な事を言ってたな。

「モンゴルは燃えている」

そう一言言い残して帰っていった。

はて…。言葉の意味はよくわからんがとにかくすごい自信だった。
もしやモンゴル=織田の揶揄なのか?いやそれとも聞き間違えて「みんゴル」だったのか。

まぁ、課金もしてない私が国勢をかんがえてもせんないことだ。
ナミナミが喋り疲れて寝てしまったが、いつものことなので放っておく。
そのうち気がついたら、するっと帰っていくだろう。

今日は雨だ。客足もさらに鈍るだろうな。
来るとしたら雨宿り程度の一見くらいしか…。

そう思っていると、ドア鈴がカランカランと鳴った。

入ってきたのは馴染みの顔である池田の源だった。
傘をたたんで、コートの水滴を落としながら、寒い挨拶をかましやがる。


「こんばんわんっ♡シバイヌ子ですっ」

「け・え・れ!もう看板だ」


まったくろくな客がこない。よだれたらして寝こいてるナミナミを見ながら
心底、今日のツキの悪さをいまいましく思った。

源は私の罵声など気にもせず、ナミが寝ている横に座った。
私はしぶしぶコースターを出して注文を聞く。

金にならない顔馴染みばかりくるのも困ったものだ。

源はそんな私の苦渋などどこ拭く風で、ナミナミを見ながらビールを頼んだ。

「あれ?ナミさんじゃん。また寝てるのか」

「まったくろくな客がこない日だな。雨だからタツヲとかが来るかと思ったんだがな」

「タッちゃんなら、家臣育成で手が回らないとぼやいていたぜ」

「課金すらしてない俺には意味不明だな」


またこの手の話かとうんざりした顔でグラスビールを出してやると、
源はチビりと飲んで口を泡で汚す。

「っつ!」

源がいきなり左の頬をおさえて短く呻いた。


「ん?」

よく見ると源の左頬が赤く腫れている。誰かに殴られたようだが、また女絡みか。
歩くチンポと言われる源は、この手のことでよくもめ事を起こしていた。

源はバツが悪そうに、寝ているナミを伺いながら、小声で話しかけてきた。


「そんなことよりさぁ…ちょっと聞いてくれよ」

「また、女の話か。それでそのツラってわけだな」

「これさぁ…、つきあってる黒人女にやられたんだけどさ。あの最中に…バックでやらしてくれと言ったらグーで殴られたぜorz」

「アホか」

「いやまじで。トラウマになりそうだわ。念のこもったパンチだったなぁ…」

「武士でも作って夜も一所懸命侍にでもなれ。少なくとも防御はあがるぜ」

「ちぇっ」


しばらく私と源は男性には理解できない女性心理について談義をした。
ナミナミはあいも変わらず、ぐーすか寝ている。

今夜はこれで看板だな。
ふむ。ナミナミを帰したら源でも連れてはどこかへ飲みにでもいくか。

そう考えていると、具合の悪い事にまた客が来た。
まったく…。神様のタイミングなのかどうなのか。
終わろうとするとこれだ。

源は入ってきた客を一瞥して「んじゃ帰るわ」とあっさり帰っていった。
今度は黒人の彼女に夜のデンプシーロールをお見舞いしてやるんだなとアドバイスをしてやった。

ふぅ。今日は飲みはあきらめるか。

そう思って仕事の顔に戻ると、そこには意外な珍客の姿があった。


「おやぁ?」

そう声を出してしまうほど珍しい客だ。
陰陽だ。しかも徳川紋である。

真紅の武田色の濃いこのバーには、なかなか徳川紋の人は寄り付かない。
私自身は国は気にもしないのだが、RPGをまっとうにやろうとする人は敵国のPCとは馴れ合わずという人もいる。

それはそれぞれスタンスの違いなのでどうということもない。
しかし武田を憎む人は多いだろうな。敵国を憎む。それもまた、戦国の世に生きるひとつの有り様だろう。


その陰陽は、それほど親密度が高いわけでもないが、
会ったら挨拶をかわしたり、クエを手伝ってもらったりしたことのある。

葉隠という鯖内でも名うての一門に所属する陰陽だ。
昔よく凶術を一緒にした記憶が蘇ってきた。

彼は涼やかに笑って挨拶をしてきた。

私はいまだ達成されていない彼と飲みの約束を詫びた。

「ひさしぶり。いやぁすまんね、なかなか時間とれなくて」

「まぁお互い様でしょう」

葉隠君はそう言って笑った。

徳川と武田の確執は修復不能なところまで決定的なものになっていた。
なんでそうなったのかはよくわからんが、まだ私が戦場に出ていた頃は、武田と同盟でもあった国である。

昔は国が違えど、大きく見れば鯖もひとつのギルドだった。
東西では色んな家紋が入り乱れて百花繚乱の様を成していたのが記憶に深い。

しかし新仕様では戦は全鯖入り乱れての合戦になると聞いた。
他鯖の同じ国同士で共に戦うことになるらしい。

となると─
ますます国同士の確執は高まりそうだ。
国に対しての帰属意識が高い人にはだろうが。


葉隠君は雨っぷりだというのに濡れた風もなく涼しい顔している。
そろそろ寝ているナミナミを起こそうかと思い、肩を揺すったが石のように身体を固くして動かない。

彼は気にもせずナミナミと一つ席を空けスツールに腰掛けた。

「何飲む?」

「ブラックレインを」

松田優作か。いいね。私もファンだ。

オーストラリアのホテルで生まれたスパークリング・ワインベースのカクテルだ。
フルート型シャンパン・グラスにブラック・サンブーカを注ぎ、
冷やしたスパークリング・ワインで満たしてごく軽くステアする。

BLACK


私もちょっと飲んでみるか。
外は雨。命日はとっくに過ぎているが、タフな俳優には命日など関係ない。
思い出した時、その時が命日だろう。


私と彼の2人分を作って「ブラックレイン」で乾杯する。
悪くない。

漆黒の色をした液体を半分ほど飲むと、彼の顔色に少し赤みがさしたように見えた。


「しかし…甲府に来るとはめずらしいね。何か用事でも?」

「凸さん、悪いんだけど実は頼みがあるんだ」

「頼み?」

「ある店に一緒に行って欲しいんだ」

「これから?」

「うん」


私は寝ているナミナミを見ながら、ちょっと迷った。
彼は何やらせせっぱつまった表情をしているし、断るのもなんだかすまない気持ちになる。
が、ナミナミをこのまま置いていくのもさすがにまずい。


「詳しく話を聞かせてくれるかい」

私がそう聞くと、彼はうなずいて「ブラックレイン」の残った半分を一息に飲み干して語りはじめた。


「ブレイン・スクラッチさ」

「なんだいそれ」

「甲府にあるBARだよ。最近新しくオープンした。いや、前からあったのかもしれない」

「ブレイン・スクラッチなんざ聞いたことないな」

「正確には、存在はしているんだけど公には存在しない、してはならない店らしい」

「ますます意味がわからんな…。ただの都市伝説じゃないのそれ」


私がばかばかしげにそう言うと、彼は両手を顔の前で組み合わせながら震えていた。
さきほどの涼やかな顔が一変して、鬼の形相になっている。

「武田…。恨み重なる四つ割菱。この血で濡らす恨み菱…」

そう言いながら、私を睨む。
いきなり豹変した態度に私はうろたえた。

「おい、おい;どうした。葉隠君。もう酔ったのかい」

「あるんだ…」

「む?」

「あるんだよ本当に…。ブレイン・スクラッチは本当に存在するんだ」

「……」


取り憑かれている。狂気にか。
いやこれは……凄まじい恐怖と憎悪にだ。


彼はひきつった笑いを浮かべながらなおも続ける。

「信のメインプログラムを担当していた奴がいたんだ…。友人だった。そいつは希代の天才PGと呼ばれていた」

私は黙って聞いた。とりあえず吐き出させよう。まずはそれからだ。


「しかし…奴はあることをきっかけにプロジェクトから外された。奴はプログラムで意図的なバグを仕込んだのさ」

「意図的なバグ…」

「そう。そのバグは裏コードに巧妙に隠され、それを知った担当のプログラマーは、上申しようとして謎の死を遂げた…。そのコードは高度なアナグラムによって格納され、組み合わせるとある呪詛の言語になるらしい」

「おいおい…おっかねえ話だな」

「そのバグを仕込んだPGは失踪し誰も行方はわからない…」

「やばいな…。オカルト話になってきた。便所いけなくなりそうだな」

私の茶化しも華麗にスルーされた。これはきつい。

「初期に信内で妙なバグの噂が流れるようになったことを覚えているかい?」

「ああ…。確か3倍の早さで駆け抜けていくPCとか、空を飛んでいる奴とかかな」

「え!まじで?空飛ぶバグなんてあったんだ。あ、いや…ともかくそれ以外に雑賀と甲府のある場所で牢屋みたいな穴に落ちて動けなくなるバグもあったろう」

「ああ…。確か俺も雑賀の畑であったっけなあ」

そう言えば昔、雑賀でふぇいの尻をなぜようと思って雑賀郷へ行って畑のところで穴に落ちたんだよな。
あんときは、ふぇいの呪いかと思ったっけ。

まったくいらん記憶が蘇ってきてっしまった。


「でもね。そのバグが出現したあたりで不思議な店をみたというPCが数名いたんだよ」

「店って…?それがさっき言ってたその…」

「そう。ブレイン・スクラッチさ」


しかし…、仮にそんな店があったところでなんだというんだ。
バグで出来た店なら中に入っても、せいぜい外観のテクスチャーがよじれているだけのことじゃないのか。

さらに聞くと、ブレイン・スクラッチには出現する条件があるらしい。
まず侍と陰陽の組み合わせ。甲府の神社で6時6分6杪。
階段部分の一歩斜め後ろで重なるように。
そこで、取引窓を開いて文字を同時に打つと3秒間だけそこに出現する。

キーワードは「ワロス」。これをまったく同時にやる。

アホかと。できるわけねーだろJK
緊迫した空気が一気に廚二臭くなった。
私はいささか疲れた風な声で聞いてみる。

「で…。仮にその店に行けたとしてどうだっていうんだい」

「…力さ。そこに入れば全てのステータスの数値が物理上限で満たされる。身に付けている装備も。そしてボスすら消し去る技能を身に纏う事ができるそうだ。俺は信において最強の神となれる」

チートだなそりゃ。私は呆れて聞き返した。

「…ご大層なことだが、ここでそこまで強くなってどうすんだい」

「もちろん…武田を叩く。徹底的に」

私は思わず吹き出しそうになった。
銀魂のザビエルじゃあるまいし。

「徒党を一人で殲滅しまくる一騎当千PCってわけかい。それもいいが…呪いのバグみてーなのに自分も呪われるんじゃねーのかい」

私がそう言うと、葉隠君は急におだやかな顔になってニヤリと笑う。

「ブレイン・スクラッチの力を手に入れた瞬間に、そのキャラでデータは不可侵。開発者でもデリートできない絶対領域の完全無欠データになると言われているのさ」

「まさか…」

荒唐無稽すぎて意味不明だ。
私は話題を変えようと何か別のネタを探したが、どうやらこの空気では不可能のようだ。

葉隠君はうんざりした口調で、語気を荒げる。

「…御託はもういいだろう凸さん。ここまで話したんだ。もう逃げられないよ、嫌でも最後までつきあってもらう」

そういって、彼は懐から一枚の紙片を取り出した。
スクラッチ・カードのようだ。銀色に隠されたこすって取るあの部分が表示されている。

「実は出現条件を満たしても更に入店条件がある。そのパスポートがこれってわけさ」

「なんでそんなものを君が持ってんだよ」

「拾ったのさ。たまたまね」

「ねーよ」

「あるんだよ。世の中はだからストレンジで満ちているのさ。それにね…」

「む…」

「その失踪したPGの精神は信内の中でまだ生きている…」


だめだこいつは。追い出そう。つきあってられん。
そう思ってお帰り願おうと言いかけた瞬間、身体が動かない。

「ぎっ…;」

彼の目を見た瞬間私は硬直した。
これは仙論の絶だ。それも凄まじく強力な…。

「逃がさんよ。ようやく見つけた適合者だしね」

「適合者?な、なにを一体…」

い、いかん。頭が朦朧としてきた。



「呪詛コードの番号にはある数字が埋込まれている。そのコードの適合者をずっと探していたのさ。コードナンバーは36-O(オー)3。わかるかいこの意味が」

私はくらくらする頭で考えた。ファイブレインのカイトのように考えた。


「36…ハッ、そうか。さんむ…さむ オー3 おさん…」

「そう!侍のおっさんが必要だったのさ。それもお人好しのね!はーっはっはははは」

葉隠の口調どころか、顔つきまで変わってしまっている。いや、そもそもこいつは葉隠じゃない。

まさか…。


「気がついたようだな。そう。俺はそのバグを仕込んだ天才PGだった男さ。どいつもこいつも能無し野郎どもめ。なーんで、顎を認めて俺を認めねーんだヒャハー!」

おそらく葉隠君はたまたまスクラッチアイテムをどこかで拾ったのだろう。
そして憑依していたこの男に精神を乗っ取られたのか。
おそらく武田を憎む心につけこまれたのだろう。

「つきあってもらうぜおっさん。全てを統べるドグマ、ブレイン・スクラッチにな」

ナミナミはまだ寝ている。普通起きるだろうこの状況。
しかし起きない奴がいる。

渾身の声を振り絞って私はナミナミを呼んだ。

「ナミナミ…起きろ…逃げろ…」

「無駄だね。まずこの女は殺しておこう。起きて騒がれてもめんどうだしな」

「ナミッ!おい!起きろ!ナミっぺ!」

ナミが寝ている後ろから、するどい懐剣で喉を切り裂く気だ。
やめてくれ…。店内を血で汚さないでくれ。
掃除が大変なんだー!

私はありたっけの声で叫んだ!

「おきろぉぉぉ!
ナミ!ビッチ!!!貧乳!!腐れピー!△△○□×△○□×○△△○△!!」


ブン!と風が唸った。

「ルンバ!!!」

ナミは跳ね上がるようにカウンタから起き上がり、意味不明な気合いとともにすさまじい裏拳を放った。

「だれが前田敦子だコラァ!」

「ごっふつ!」

私の鼻先をかすめて背後にいた、PGの亡霊の顎にメガヒットした。

鋼鉄の塊のようなナミの拳は下顎に見事にヒットしてPG亡霊はふっとんだ。
葉隠君は気の毒に…。顎が砕けたかもしれんぞ。
ナミの相方は喧嘩になったら絶対入院するなこれは。
というか3人ぐらい殺してるのかもしれん。くわばらくわばら。

ようやく呪縛が解けて身動きが取れるようなった瞬間、ナミに締め上げられた。
こっちのほうが生命の危険を感じる。

「前田敦子ディスってんのかオラァ!!」

そう言いながらナミナミは私の襟を掴んで締め上げる。
く、くるちい……。死ぬ;

「い、いや、誰も言ってねーし!そもそも怒るとこソコかよ」

私はあわてて事情を説明した。

「ふ~~ん、よくわからんけど…とにかくっぱねえ展開だったみたいねぇ。ゴミンゴミン。テヘ」

テヘじゃねえよ…まったく。
黒人女の話じゃねえが、女は怖いわ。

と…そうだ、彼はどうしたと思ってみると、壁のほうまですっとばされている。


「ぐぅぅうぅ…」

こりゃ全治一か月以上だな…。あ~あ、歯も折れてるし。
息も絶え絶えに転がって呻いている葉隠君の全身から黒いモヤが出ていった。

世に認められず恨みツラ見を信オン内ではらそうとしていたのか。
人間って奴はなんて矮小でちっぽけなんだろう。

鯨やシャチがうらやましくなった。いや、なんとなくだけど。

そうして、この事件は幕を閉じた。

あとから葉隠君にあの時のことを聞いて見ると、
評定をやっていて、アイテムを拾った瞬間から何にも覚えておらず、
いきなり病院にいたので驚いたと言っていた。
災難だったのは彼だったな。

退院したら気が向いたら寄ってくれよと言い残し病院を後にした。


数日経ってまだ源がやってきた。

「マスタ~聞いてくれよ~今度はエチオピアの女なんだけどさ~」

いつもの光景、いつもの日常だ。
軽く流して聞いてると、テーブル席で新規らしい若いPCの声が聞こえてくる。


「覚醒のばしてクエの石っしょ。あとは金がないとなぁ~」

「金稼ぐよりもさ。なんかすげぇチート技みつけられないかな。無敵作戦できるような」

「チートねぇ。むかーし古参の先輩からきいたことあんだけどよ…実は…」



それ以降は、彼らの声は小さくなり私もきき耳をたてるのをやめた。

人は弱いからこそ努力する。目標がみつけられるからこそ意義があるのだ。

苦労もしないでいきなり無敵の力を手に入れたところで、一人ぼっちになってしまうだけだ。


「あれ?マスター、何そのスクラッチカード」

源はめざとく、棚に置きっぱなしのスクラッチカードに目をつけた。


「ああ、商店街でもらったスクラッチだ。もう期限はきれてるがな」

「へぇ。俺のこの傷もスクラッチ「ひっかき傷」だぜ」

そう言って源は、新しい彼女にもらった肩についたおみやげを自慢げにみせた。


「一回しね」


スクラッチの銀の部分をこすると、「ハズレ」と出てきた。

「ブレイン・スクラッチか…」


馬鹿馬鹿しい。
それを丸めてゴミ箱に投げ入れる。




いろいろ手順を間違えた。


…そういうことにしておこう。








私は甲府でBAR【SENGOKU】を営むマスター凸。
また来週だが毎日は更新できんぞ。念のため。
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非公開コメント

ウフフ

にぃには死なないゎ
わたしが護るもの。

1日8時間は寝ないと

肌が!肌がぁぁぁあぁ!
てへっ

No title

>みさおさん
ここ1週間まともに家に帰れてないんすけど

>林檎さん
ちょい業務過多で人のブログすら見る余裕が;
今週すぎたらゆっくり見せて頂きますー

>源
モザンピーク最高

>かずは
にぃにはね。もうすぐ死ぬわ。三日まともに寝てない

>油揚げさん
ハニートリップ&トラップ!

>レッズ
何いってんだおまえはw

>佐渡さん
萌え~v-15

>御堂筋さん
薬師はあったけどもうあきらめまちた

No title

凸さんは意表をついて女薬師で登場すると予想します。

No title

なぜ薬師はいつも女性キャラばかり優遇されるのか。。。。
装備グラとか、モーションとか、売り子の売れ行きとか、、、、
と、嘆いても改善されることも無かろから、
もっさく生きて行きます。はい。

お、レッズさんだ^^
おひさ~~、早く帰ってきてね。

No title

ボウモアに生チョコ最高ww

レッズ万歳!!!!!!!!

各地でスタックする場所を探すのが趣味です
テヘペロ(・ω<)彡☆

うふっ

薬師の新モーション超かわゆす・
早くにぃにに見せたいなぁあ♪


ぴょん♪

No title

とりあえず黒人に興味はねぇwwww
あ、でも大学時代に隣の部屋の黒人カップルの声はすさまじかった。

ありがとうございます☆

早速ハリハリしましたヾ(@⌒ー⌒@)ノ
毒林檎街、よかったら見て下さい(^ー^)ノ
ホント下らない内容ですが^^;

No title

あれ 軍だけのもあるんだね
よかった@@;

なんかあのモーションサモさんもしてるんで??
軍さんめったにいないから違いが良くわかんないんたけども><
もしかして共通なの?と思い始めてたところだったのだ

早く復帰して~
違いの確認したいよ 凸さん!
周りに女性のサモさんしかいないけど!モフモフ~
男女で違う新技能モーション♪

No title

>林檎さん
おおっとぉ!これは嬉しいw
初めまして。ご愛読ありがとうございます!!
駄文乱文下ネタ満載のこんなブログでよければどうぞどうぞー。
こちらも相互リンクでマキマキしちゃうのでよろしくお願いします~(・ω・)

>藤井さん
いつ戻れるのか不明だぜえ(´・ω・`)

はじめまして☆

いつも更新楽しみにしていますヾ(@⌒ー⌒@)ノ
にらめっこの回では腹抱えて笑いましたw
その時にコメントすればよかったのでしょうが、
実はこちらの戦国レシピの影響をモロに受けてブログを始めまして(^^;;
ご迷惑でなければRSSリンクを貼らせてもらっていいでしょうか?
ネタ尽きるまで頑張りますのでよろしくお願いしますw

No title

軍学の新しい一所のモーションすげーかっくいい!
プロフィール

凸

Author:凸
カテゴリー:おっさん
生息地:都内在住
生業:印刷・ウェブ制作全般
血液型:B

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