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戦国女傑物語【参】 藤川みさお

みさおの生存戦略

白夜の武家屋敷からパタパタと音がする。
襷で袖をまくりあげ、ほっかむりをして、煤を払うように葛籠に向かってハタキを叩いている女人がいた。


「嫌だわ。早くすり潰さないと…」


ぶつぶつ悪態をつきながら、藤川みさおは武家屋敷の掃除をしていた。

年末の掃除を軽くやろうと思ったのだが、いざ始めて見るとこれが大事だった。
縁側の雑草は伸び放題、葛籠や箪笥には埃が溜まり、書庫には出しっぱなしで片していない本が無造作に散乱していた。


「なに!何なのこの有様は…」

思わず飛び出た第一声がこれだ。

書庫の惨憺たる光景を目にして、一人じゃとても手が回らない。
出したら出しっ放しのだらしなさが集約されたような部屋になっている。

これはさすがに誰かに手伝ってもらわないと無理だ。一門員の森や新田に声をかけたがそれぞれ用事があって手伝えないとけんもほろろに断られる。

森は「ごめん;ちょっとゴダイゴ聴きながら999の再放送観てるので無理><」と言い、
新田は「ハワイより陽のあたる場所は天国しかないよ。クォーターバック」と意味不明なことを言っている。
要するに忙しいと言ってるだけだが。

いつも暇そうな周防に至っては、いつもの如くやはり寝ていて話にならない。一日18時間は寝ているのではないか。猫かこの人は;とみさおは周防を見ていていつも思うのだ。
長瀬は別一門の手伝いに出向いているし、そもそも根本的に人がいない一門であるからどうにもならない。

「どいつもこいつもイタリアも…。なんでこううちの一門の男達って頼りにならないのばっかりなの!」

みさおは地団駄を踏みながら、毒を吐く。駄々をこねるように両手をバタバタさせて><ムキーッ!と叫んだ。

「猿人ダダ」

「ぷっ…、くすくす」

みさおはイライラすると、無性にくだらないギャグを言う。そして一人で笑うのである。
言ってしまった後に、きょろきょろしながら誰も聞いてないわよねと確認しながら安堵した。

とにかく師走の半ばにそうそう暇な輩はいない。暇なのは猫かニートぐらいのものだ。
それぞれの事情、それぞれの生活があるのだから無理強いはできないが、それでも女性の苦労を労う男気のあるものが一門に一人ぐらいいないものか。がっかりだと落胆した。

しょうがないので日頃、姫様と呼んでいる冬場が来たら手伝ってもらおうとあきらめた。

床の雑巾掛けをあらかた終わらせるともう日が傾いてきている。
冬の日の短さが疎ましく思えた。

みさおはため息をついて書庫を見渡すと、机の上に積まれた書本の奥に妙な光を放つものがある。


「ん?何かしらこれ」

高く積まれた本の山を脇にかたしながら、ひっぱりだすとそれは何やら怪しげな表題の書本だった。
全面が紫紺で塗られていて、墨文字で大きく【秘帖】と記してある。十数項ぐらいの薄さしかない。

最初の項を開いてみると、大きな文字で

きっと、何者にもなれない貧乳に告げる

と記してあった。


「…なにこれ」


続いて次のページを開いてみると、また同じように記してある。

どうだいどうだいそこんとこ


そして次の項にはこうあった。

見ないと呪うぞ!


「なにこれ意味がわからない;何かの暗号書なの?」

手紙でもなく散文でもなく徘徊でもない。
つれづれに思いついたままを書き綴ったものだと思われる。
誰が書いたものかはおおよそ見当がついている。


にしても何が言いたいのかわからない。
みさおは少し気味が悪くなったが、パラパラと最終項まで一読してみた。

最終項には、今までの文だけでなく絵が描いてあった。
その絵を見るとみさおは、静かに書を閉じて庭に向かった。

そして薪を揃えて火を起こしその書本を火の中に投げ込んだ。


描かれていた絵はこれである。

   
    ∩
( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!みさおのおっぱい!
 ⊂彡

凸 in 2011



みさおは書が完全に燃え尽きて灰になると、水をかけて火を消した。
そして、倉庫に置いてあった木刀を持ち出して素振りを始めた。

半刻ほどして地獄突から対話が来た。

「やぁ。みさおさん。大掃除してるんだってー?ちっと手伝おうか」

「あら、こんにちは突さん^^じゃあちょっと手伝ってくれるかな」

「OK~。んじゃ今から向かうわ」

「よろしく。ところで突さんひとつ聞いていい?」

「んー?何」

「あの【秘本】って書本はいったい何なのかしら^^」

「げぇっ!あ、あれを見たのか…いやあれはそのノリで適当に…<あれを片付けに行こうと思ったんだが遅かったか;>」

「うぷぷぷwねえ突さん」

「はひ@@;」

鈍く光る木刀をするどく振り下ろしながら、できるだけ優しくみさおは言った。


「生存戦略 しましょうか?^^」


凸がその後どうなったのか。誰も見たものは無い。

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No title

>かずは
頑張りすぎだっちゅうのw

うふふ

昨日、無事LV65になりますた^-^
初めて「岩砕き」をやってみました。「やー!!」って走りながらふんどし丸見えで恥ずかしかったです^-、^
これからも横乳はみだしてもがんばりまっす!
消してなるものか><*


>みさおちゃん
大切なのは大きさじゃない!感度よ!!!!!

No title

>レッズ
もう2年になるのか~。早いもんだのう。
ちなみに俺は競馬まったくわかんねw
競馬のシミュレーションゲームの仕事やったことあるけどまったく興味が涌かん

>みさおさん
ほんとは合戦とか国勢ネタにしようかと思ったんだけど、
織田の合戦事情どころか今の合戦がわからんw

No title

どうしても私は貧乳とw
そういうわけですねっ^ー^
チラチラ(下を見ている
たったしかにそんなには大きくないけどさっ><;

それにしても凸子さんやふぇいさんに比べるとインパクトのない私を
題材にするのは大変だったでしょwうぷぷぷ
地味だもんねぇ わたしw
って凸子さんやふぇいさんに怒られちゃうかしら?エヘヘ
もっと頑張らなきゃ!w

No title

凸さんへ
もう信やめて2年ほどたってますが(ネカフェではいったことありますが)相変わらずのきれっぷりですね

もうそろそろ有馬記念ですね

世の中では繰り須磨酢というイベントがあるそうですがもてない、うけない、さそわれない。のおいらには有馬記念と中山大障害で十分です

幸せをください

来年こそレッズ優勝だ!!!!!楽天がんばれ!!!!!!

レッズ万歳!!!!!!!!!!
プロフィール

凸

Author:凸
カテゴリー:おっさん
生息地:都内在住
生業:印刷・ウェブ制作全般
血液型:B

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