凸子クライシスの巻地獄突は苦悩していた。
ほらまた対話が飛んで来る。
「にぃに~w」
わるふざけでつくりやがったなんちゃってキャラがもう64。
@経験値11億で65だと?ふざけるなふざけるな。
あまつさえ、野良でこう言われているらしい。
「地獄さん本人ですか?」と。
本人のわけねええええええ。しかも「嫁です♡」とか超わるのりしてやがる。
このままではまずい。早くなんとかしないと。
そう思ってる矢先に、野良の松島P狩りでなんと鎧鍛冶が凸子だった。
「げぇっ!張飛!!」
そう思わず叫ぶ俺。
「にぃにだ~!」とはしゃぐ凸子。
うわー!やめろー!!
…はっ!イカン。ここでうろたえたら奴の思うツボ八だ。
明鏡止水。トリニティーガード。
平常心だ。そうさ、知人徒党ならいざ知らず凸子とはいえ、野良ではっちゃけることはなかろう。
そう思いいくらか落ち着いた風を取り戻す。野良ではクールに。それが俺のモットーだ。
しかしいざ狩りが始まると
「にぃに~守って~」
「にぃに~死んじゃう~」
「にぃに~「にぃに~」
イライライライライライラ…
うぜぇ…。
だいたい212がなんだというのだ。
パチンコのハズレ目だろうそれは。
せめて313のがあきらめがつく。
それじゃみぃみか。きめぇ。
そもそも作った当時から俺はこいつにそのキャラを即刻デリートしろ!と口酸っぱく言ってきたわけだが、
いくら脅してもスカしても暖簾に腕押し、藤井にふんどしだ。
さてP狩りも中盤である。
ある意味順調に狩れていたが、野外の回復が遅れて凸子の生命が少ない状態で7体を叩いてしまう。
「ぎゃ~にぃに~;凸子落ちちゃうよ~」
「そうか。しかしそれは俺のせいじゃねえ。ニュートンのせいだ」
「なんだ、モナリザの微笑みを描いた奴か!」
「もういい!お前に知的なジョークは二度と言わん」
何とか立て直して一息つく。
対話で凸子が俺に言う。
「回復さんが全然野外で回復してくれない~;」
「耐えねばならんのだよ」
そう。イシュヴァールの長老ごとく耐えて偲ぶ。
まさに平成のおしんのようなキャラに凸子はならなければならない。
それをまっとうできた時に、「おしん・ザ・グレート」の称号を手にいれることができるだろう。
まあそれはいいとして、狩りは後半に入った。
相変わらず凸子の舌はなめらかで衰えることを知らない。
いい加減うざいのですこし黙ってろと対話で言う。
「ひどい;」
徒党会話でいいやがった。しかもミスとかなし。
さすがに他の党員がどうしたんですか?と聞く。
「にぃにがいじめる;;」
<うへー;>
凸子がそう言うと
「にぃにって地獄さんですか^^;だめですよ~いじめたらw」
「可哀想にひどいお兄さんですねw」
党員が凸子かばうように俺を集中砲火してなじってきた。
「……」
…なんだ?なんだこれは一体。おーい俺が完全に悪者じゃないか!
やめろぉ;やめてくれ;俺は無実だ!無実なんだよぉお。みんな凸子に騙されていやがる。
狼狽している俺をみて、すかさず凸子から対話がかっとんできた。
「計画どおり(ニヤリ)」戦国に舞う花は雅可憐な花ばかりではない。
したたかにたくましく大輪の花を咲かせるのだ。
凸子よ。最後に一つだけ言わせてくれ。
名前変えろまじで。
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