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懐古しろ

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これはまだ駆け出しだった頃のデザインである。
今考えてみると、なんでバックの地紋に桃を使ったのか思いだせん。
とにかくこの当時の代理店の担当者(俺をこの道に引きずり込んだ知人の先輩)がとにかく辛辣で厳しかった。
でも、彼にあれこれ文句を言われながらも踏ん張って今がある。
数年して会社をやめてイラストレーターになったと聞くが、以来音信不通で20数年会ってない。
生きているのか死んでいるのか。
しかし、当時メサイヤにいたプロデューサーとは未だに親交は続いている。
年末に神保町の焼き鳥屋で飲んだが、相変わらずわけのわからない人で変わってないのが嬉しい。

小学館Pの仕事で高橋留美子のゲームラインナップの「るーみっくワールド」と、銘打ったロゴを制作する案件があったが、自分のが決定していたにも関わらず、急に他のデザイナーが作ったロゴに変わってしまった。
代理店担当者によれば、なんらかの力が作用して色々もめてたらしい。
出来上がったロゴはこう言ってはなんだが、とても良いものとは思えず首を傾げた記憶がある。
ま、仕事なんざすべからくそんなもんである。

この「らんま1/2」は、とにかくポスターだったりテレカだったりDMだったりと販促ツールをシリーズごとに作った記憶がある。途中からY広告が制作をやっていたようだが。

当時は生意気にも、音楽メインの仕事をやりたくて、社長に「こんなんやりたくない」とふざけたことを抜かしてどやされた。若いってのは無知で愚かで夢見がちだったね。
いまじゃ何でもやりますよ。AVだろうがなんだろうが。

これを見ると、あのころの猥雑なデスクやら、膨大なポジフィルムと版下が思い浮かぶ。
徹夜も多かった。というかGデザイナーって徹夜するのが当たり前だと思ってた(割に儲からないので人には奨められない)。

しかし…その当時はそれなりに精神を削って制作していたと思う。
なんせすぐ先輩に怒られたりどやされたりもしたし、社長はまず作ったものを褒めてくれることはなかった。
人に作ったものを「見せる」ってことが怖くなっていたっけ。

ゲーム業界での仕事は数えて15年ぐらいで、その間、どれだけの作品に携わったのかは数は忘れたが。どでかいタイトルをフリー時代にもやらせてもらった経験は現在に生きている。

でもやっぱしGデザインってもうからねーなー。

じゃ、良き週末を。

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テーマ : 日記というか、雑記というか…
ジャンル : 日記

パラダイス・ロスト



藤川みさおはいまだに信オンに夢中である。
彼女は数年前に真紅鯖、織田のウィッチと呼ばれていた。

現在の呼称は「ばっさま」だそうだ。
実に歳に見合った通り名ではある。

藤井駿河守がクエストを終え一息いれて鮭弁当をかっくらっていると、藤川みさおから対話がきた。

「うぷぷぷ。藤井にゃん、こんばんにゃ!」

「うぷぷぷ。じゃねーよ」

「なんでよ!可愛いでしょ。ウィッチウィッチ!」

「うわぁ、ガチで痛いなこのおばちゃん」

「あら?今…聞き慣れない言葉を聞いたけど…空耳かしら」

「やべっ、声が出てた;それはともかく何用だい」

「話を反らしたわね。うぷぷ うけるわ。まあいいわ、実は折り入って頼みがあるのよ」


藤井は嫌な予感がした。みさおの頼み事はいつもやっかいな無理難題である。

「い・や・で・す」

けんもほろろに断ると、みさおはふっと笑った。

「ふ〜〜〜ん。そぉ?断るの。いいのかしらわたしにそんな態度をとって」

「あんたの頼み事っていっつもろくでもない事ばっかじゃないのよ。オラやだもうやだ」

「いいのよ?わたしは別に。それに…」

「それに?」

「人は豚から狼にはなれないのよ」

「は?」

意味不明なことを言いだすみさお。
藤井は困惑した。
変な薬でもきめてるのか。

「藤井にゃん、Let it whip って曲知ってる?」

「いや…何ソレ」

「うぷぷ うけるわ」

「いや、意味わからんし」

「ダンサンブル・ジャズっていってね、DISCOで流れていたDAZZ BANDのハイエナジー系ダンスミュージックよ」

「ますます意味不明」

「Let it whip=「ムチ打ち」のことなの。つまりは、SMするどーワレ!って意味」

「だからそれが…」

「打つわよ」

「は?」

「頼みをきいてくれないとムチで打つわよ。いいの?」

「な…ムチで…だと」

「そうよ。あなたの大好物のムチ。ちなみに人の名前じゃないわよ」

「ずいぶん古い名前だなぁ」

「うぷぷ うけるわ」

「ムチ…か。いいかもしれん」


藤井は想像した。
みさおにムチで打たれてもだえている己の痴態を思い描くとゾクゾクしてきた。
想像するだに吐き気をもよおす光景だ。おぇーっ;

「さぁ、藤井にゃん。頼み事をきいてちょうだい。あとでご褒美の角砂糖をあげるから」

「角砂糖はいらねー。その代わり…」


数時間後、尾張の市でアイテムのバーゲンセールに並ぶ藤井の姿があった。
装備アイテム3点セットの福袋は1人1点という制限があり、既にみさおは買って3点ともスカを引いた。
このままじゃおさまりがつかずに藤井を利用したのだ。
1点100万貫もするのでさすがにおいそれと買える代物でもなかったが、ひとつでも当たりをひけばそれに見合うだけの極上の装備を手に入れることができる。

藤井は無事に福袋をゲットしてみさおの元に急いだ。

みさおは屋敷で待っていた。

「早く!早く打ってくれ!!あのムチで!」

「あわてないで。まず福袋をみせてよ」

急かす藤井をなだめてみさおは、ドキドキしながら福袋の中身を確認した。

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「ぐあっ;」

叫んだみさおの顔が苦悶に歪む。
見事に全部スカだった。

藤井はご褒美をもらえなかった。
仕方がないので知人の凸に頼んでSMクラブに連れて行ってもらったと聞く。

みさおは懲りずに高崎にも頼んで福袋を得たが、やはり全部スカだった。
300万貫を一度に失ったみさおは、泣きながら東京スカパラダイス・オーケストラをBGMにやけ食いをした。

体重が3kg増えたみさおは思った。
踊ってカロリーを消費させよう!
そうだわ、まさにLet it whipを聞きながら踊りまくるのよ。
お金はまた稼げばいいわ。くよくよしないで踊りまくるわよ。
そうだ!合戦で踊って士気を高めてあげよう。
みさおは意気揚々と合戦場へと向かった。

その日から─
織田陣営にタコ踊りをして味方の士気を大いに下げる不気味な怪異が現れた。

「うぷぷ うけるわ」

織田兵士の累々と積み重なった屍の中で、そう言いながら怪異は高らかに笑ったという。

【お終い】

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ジャンル : 日記

閑話休題



数年前、藤井さんが二股をかけて困ってたときの情景である。
藤井さんを巡ってふたりの美女が対峙。
お約束の通り火花が散らす。

「ちょっとあなた!何のつもり?蠅みたいに藤井さんにまとわりつかないでくれるかしら」

化粧が多少きついが、美人で背が高くモデル体型のケイ子が蔑むように睨んでいる。

「わ、わたしは蠅ではありません!何故なら藤井さんはウンコではないからです」

負けじと応戦する童顔でアイドルタイプのマリ子。

刹那─

「屁理屈を言うんじゃないわよっ!!」


激昂したケイ子はマリ子の頬を思わずはたいた。
バシィン!と乾いた打撃音が響く。

マリ子はその場に膝をつく崩れるように地に伏せて泣いた。
ドロドロの終焉。

藤井さんはその様子を無言で見守っていた。

「あの時はほんとまいったよ(笑」

そう言ってガールフレンド(仮)の再録を楽しむ藤井さんの目はどこまでも優しい。

藤井さんは何人もの女を泣かせてきた。
しかし女にもそろそろ飽きたと言う。

「今度は男だな」

そう言ってニヤリと笑う藤井さん。

「あんた人間じゃねーよ」

思わず俺は藤井さんをなじる。
外道だ。外道がいる。それもとてつもない腐れ外道だ。

「いぇーい。俺はヤクザなんだよ」

藤井さんはキメ顔でそう言った。
言うまでもなく超うぜぇ。

そんな藤井さんはまた歩きだす。
ひとりきりの人生を。

古びたガスのコンビナート。
吹く風にオイルと錆の匂いが融けている。
配管とパイプで埋まる背中の風景。

そんな昭和を切り取ったような情景の中に俺たちはいた。

俺は黒く淀んだ河の波光を目で追う。
藤井さんは何も言わずにただ河を見つめていた。

「藤井さん…あんたさみしくないのかい」

「………」

「同世代のおっさんがつっぱしり踊り狂い、釣りにゴルフにデートにオヤジ道を謳歌しているってのに、藤井さんときたら…」

「………」

「来る日も来る日も、饐えた酒の匂いが漂う部屋でF連打したり献策したり、人の枕元でシャドーボクシングをしたり晒しで廃人を叩いたり…」

「………」

「たまに明るいところに出ると思えば、そこは眩しいほどの光に照らされたパチンコ屋という檻の中」

「………」

「そこで、まるで気違いのように疵だらけになってオケラになるまで闘うだけの生活…。しかもまだ体はどんどんメタボ化していく一方なのに食事制限しないで食べたいものを食べまくって飲みまくって…。それが…それが藤井さんの最高の人生なのかい?」

俺は震えながら涙を流していた(なんでや)。

藤井さんは黙って聞いていた。
そしてゆっくり向き直って静かな目で俺を見た。
笑ってるような怒ってるような…そんな微妙な表情だった。

藤井さんは息を吐き出すように云う。

「よくわかんねえけど…ひとつだけははっきりしてるよ」

「あんたにだけは言われたくねぇ」


閑話休題これにて終了。


婚活の藤井2

婚活の合コンパーティで声をかけてきた少女。

淡い香水の香り。
服装は割と地味だが、自分に似合うバランスを知っている。

磨けば…光るな。

藤井は少女を見つめながらそう思った。

「あの…」

おし黙っている藤井を不安げに見ながら、少女がカードを見せる。
藤井はあわてて出されたカードと自分のカードを重ねるように並べてみた。

彼女のカードはピンク色の帯で「FEMAIL5963」と白抜きで表示してあった。

「どうやら…君がパートナーのようだな子猫ちゃん」

藤井はありったけの笑顔を向けながら少女に相づちをうつ。

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(注)画像は完全にイメージです

少女はその笑顔を見て顔を真っ赤にしている。
藤井は少女までも牝に変える力を持っている。
特に年頃の娘がいるお父さん達には極めて危険なオニダルマオコゼ のような存在だった。

「あっ、あのっ、わたしサチって言います。よろしくお願いします><」

ゆでダコのように真っ赤になりながら、ペコリと頭をさげた。
胸のネームプレートには「杉本 幸」と記してある。

「ああ、俺は藤井って言うんだ。よろしくな」

「えっと…名前…駿河守って書いてあるけど何て読むの?」

「名前か。これは「ダーク・シュナイダー」って読むのさ」

「うっわぁ…。おじさんってもしかして中二病?」

そう言ってけらけらと花が咲いたような笑顔で笑った。
どうやら掴みはOKなようだ。ただしイケメンに限る。
大事なことだから二回言う。
ただしイケメンに限る!

「ふふっ。男はいくつになっても中二病なのさ。本当はスルガって読む。それより…君の名前」

「え?名前?」

「いや読み方でな。みゆきじゃないんだ」

「よく言われるの。両親が幸多かれでつけたって。あと、呼びやすいからって!ひどくない?」

「ぷっ、そりゃいい。素敵な名前だよ、さっちゃんか」

藤井は思わず吹き出してしまった。

「さっちゃん…。サッチーって呼ばれるよりはいいけどぉ…」

それを見てサチは頬を膨らまして不満そうにそっぽを向いた。

「おっと、悪い悪い。いきなり慣れ慣れしかったよな。杉本さんでいいかな」

相手がまだ幼いとわかっているので、自然まるで兄か叔父のような口ききになってしまう。

「ううん、サチって呼びすてでいいよぅ」

「了解した。じゃぁサチ、とりあえず向こうのテーブルでゆっくり話さないか?」

「うん!」


すっかり打ち解けた二人は、会場後方の椅子を用意してあるテーブル席についた。
壇上ではBINGOの数字が次々と告げられていく。

「リーチ!」と叫ぶ数名の手が上がり、そろそろBINGOのカップルも出てきそうだ。

藤井のカードは左端のOの75がつぶれればリーチだ。
サチのカードは4つほど穴が空いていたが、まだバラバラだった。

サチが目を輝かせて番号を告げられるのを待っている。
その横顔はまるっきり幼く無邪気で婚活の会場には似つかわしくなかった。

「サチ、ちょっと聞いていいか」

「えっ、あ、うん。何?」


サチはカードから目を離して藤井を見た。
思わずその無垢な瞳に藤井はドキッとした。

支配。まさにその瞳に魅入られたものは全てを掌握され身も心も捧げてしまいそうになる。
キュリオテテスの聖眼だ。

「あ…いやその、な」

「ん?」

「…なんでこのパーティに出ようと思ったんだ。まだ18歳にもなってないだろう」

「…!?」

サチの顔に曇りが生じる。図星のようだ。
多分…13〜15歳くらいだろうか。

「やっぱバレちゃうかぁ…」

サチはうつむいて細い声でぽつりと言った。

「まぁな。頑張ったようだが、大人には色々チェックポイントがあるからな」

「チェックポイント?なにそれ」

「そりゃ色々さ。香水や装飾品やら喋りかたから歩きかたまで」

「これでも頑張ったつもりだけど…ダメかぁ」

「ダメダメだな。とりあえず俺のサイドエフェクトが手を出したら、ボン!だと警告していたからな」

「なぁにそれ。ロリコン犯罪で捕まっちゃうとか?」

「俺はロリコンじゃないしペドでもないしな。それに俺好みの女になるには、あと5年…いや10年くらいはかかるかな」

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藤井はサチの顎をくいっと指で持ち上げてウインクをした。

「な?」

藤井がそう言うと、ぴしゃりと音がして藤井の手は細い小さな手にはねのけられた。

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「きもっ!!ばっかじゃないの、エロ中二親父」

サチは今までの態度とうってかわって、頑な拒否を見せた。
どうやら、からかいすぎたようだと藤井は頭を掻いた。

この歳の女の子は背伸びすることによって、大人の世界にドアを開こうとする。
異性への興味なども男より早熟だ。そういう意味では十分に女なのである。

正体を見破られたという屈辱と、馬鹿にされたという悔しさがサチの心に頑なな閂をかけてしまった。
さきほどまでの、いい関係が一気に瓦解した。
一旦閉まった心の扉をこじ開けるのは3倍の労力を伴うものだ。
めんどくさいことこのうえない。

しかし─
サチは一体何が目的でこの婚活パーティに参加したんだろう。
まさか、本当に伴侶を求めて来てるわけはない。
サチぐらいの器量があればこの先いくらでも若くていい男との恋愛を楽しめるはずだ。
まさか俺と同じで誰かを探して…

いや、と藤井はかぶりを振る。
これ以上詮索して関わるのはやめておこう。
俺にはやるべきことがある。

といってこのままにもしておけない。
藤井は手を擦りながら思案を巡らせた。
主催者側に事情を話してこの娘を保護して家に帰らせるか、それともこのまま知らぬふりして別れるか。
藤井はそっぽを向いてすねているサチの肩に触れようと思ったが、拒絶のオーラーを体全体から放つ威容に圧されて、話しかけることもためらわれた。

少し時間をおこう。

藤井はここにパートナーを探しにきたわけではない。
探しているのは、ある女だ。

その女は藤井の会社の後輩と一時期つきあっていた女である。
女は一か月前に後輩の前から突然に姿を消した。
後輩は結婚を前提に半年前からつき合っていると、会う度に自慢していたのを覚えている。

その後輩は、1年前に消息不明となった。
藤井に一通の手紙を残して。

手紙には、女に貢いだ金額が詳細に記されており、それは1千万円を超えていた。
食事や旅行、服にバッグに犬の餌。すべて後輩が貯金を切り崩して捻出しており、
最後には母の癌治療費だと言って600万もの大金を貸してくれと鳴いて頼んだという。

その数日後に女は消え、警察に捜索依頼を出すと札付きの結婚詐欺師と判明した。
後輩の落ち込みようは半端なく、腐った死体のようになり仕事も辞めて引きこもりになった。
それから毎日、信長の野望オンラインにインするようになった。藤井が気分転換にでもと誘ったのである。

後輩は瞬く間に廃人となってしまい、レベルもスキルも藤井を追い越して人が変わってしまった。
後輩は以前は藤井のことを兄貴と呼んで敬っていた。そんな後輩を藤井も可愛がった。
しかし、レベルが上がるにつれ態度は横柄になりついには藤井のことを「ふじいっち」と呼んで軽んじるようになった。
「〜っち」って呼ぶなと藤井が注意してもそれは変わることはなく、後輩はいつしか晒しの常連にまで堕ちていた。

信を始めて半年後に、久々に後輩から対話がきた。

「ふじいっち!見つけたよ!見つけた!彼女だよ。彼女がこの鯖で信オンをやってたんだ!」

いつになく生気のある声で声は弾んでいた。
その声には騙されたという怨みの情はこもっていなかった。
むしろ喜びの感情がありありと見て取れる。
つくづく平和な頭をしている。真面目で真っすぐな奴だけに堕ちるとことんまで堕ちる。
また騙されるんじゃないかと忠告したが後輩は自信満々に嘯く。

「大丈夫さ。今度はこっちの地獄にひきずりこんでやるよ」

そして、これから正体は隠して接触を図ろうと思うと告げた。

「何かあったら連絡するよ」

それを最後に後輩は消えた。
自宅にも戻っておらずに消息不明になっている。

1週間前に送られてきた一通の信書。
なんと後輩からだった。
そこにはこう書かれてあった。

今度は装備と有り金全部やられまちた;
そして数々の非礼について謝罪が書いてあった。
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そして、女はある婚活パーティに参加するという情報と、
出来ればそこで女をとっちめてもらいたいとの願いが記してあった。

最後に 旅にでます。 とだけ記してあった。


藤井は許せなかった。
可愛い後輩を廃人に変えあまつさえケツの毛まで毟って(自業自得だけど)
ボロ雑巾のように捨てた女を。
馬鹿な子ほど可愛いというが、懲りない馬鹿だが愛すべき馬鹿だ。
糞ビッチめ…。
こうなったら、その女をたらし込んで己のナウマン象をたっぷりと食わせて
巻き上げた金を返済させて肉奴隷にしドブに捨ててやる。
復讐の炎に燃えてこの婚活パーティに参加していたのだ。

未成年のガキとほんわかしながら楽しんでいる暇はなかった。
その間にBINGOのカップルがどんどん出てきた。

どちらか片一方がBINGOではダメだ。
両方BINGOで、景品クジの抽選視覚を得られるのだ。

藤井のカードはとっくにBINGOなのだがサチのはどうだろう。
とりあえずBINGOだけはやらしてあげて景品を持たせて帰宅させるのがいいかもしれん。

藤井は意を決してサチの手をとって強引に引き寄せた。


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「サチ!」

「えっ、きゃっ!何するのよ!!」

藤井は左手に持ったサチのカードを取り上げて見ると、こちらも既にBINGOだった。


「ったく早く言えよ。俺もBINGOなんだよ」

「……だって」

「まぁお互い事情があるってことだな。とりあえずBINGOが終わるまでは俺たちはパートナーだろ?」

「…わかったわ。BINGOだけはやってく」

「「よし、じゃあ仲直りだな。1位をもらいにいこうぜ子猫ちゃん」

「う、うん」

とまどうサチの手を取って二人は壇上に向かった。
カードを高らかにあげてBINGO!と叫ぶ。
サチに笑顔が戻った。

しかし─
そんな藤井達を闇から見つめる二つの鈍い光があった。
その光は一瞬だけぎらりと光り会場の闇に融けていった。


【婚活の藤井3に続く】



テーマ : 日記というか、雑記というか…
ジャンル : 日記

婚活の藤井1



合コン。

ある人にとっては単なる社交場。
またある人にとっては狩り場であったり、人生を賭けた勝負の場でもある。

合コンはファースト・インプレッションの比重が高い。
当たり前である。
お初の異性のことなんざ知るわけがないので最初は見た目でしか判断できない。

第一印象ではじかれるのは、加齢、不細工、キモオタ、デブ、ハゲ。
残念ながらこれリアルなのよね。かくいう己も対象内であることは言うまでもない。
涙を拭きながら気を取り直して話を進めよう。

さて、我らがダンディ、ミスター藤井。
コモエスタ藤井。アロハオエ藤井。マエストロ藤井、ポロロッカ藤井。
下田の種馬藤井、伊豆のdamerino藤井とさまざまな異名をとる藤井さん。

手練手管のくんずほぐれつの四十八手で女の知り尽くした藤井さんがこのほど合コンに参加した。
合コンといっても婚活を目的としたかなりお堅いもので、学生時代のコンパなどとはわけが違う。
皆、必死で真面目。最適なパートナーを得るために必死の決意で参加している。

なぜ藤井さんが合コンに?という疑問がわく。
藤井さんなら女なんぞ、よりどりみどりの五月みどりだろう。
そもそも藤井さんが婚活などとは片腹痛い。
夢は一夫多妻制のイスラム圏に行ってハーレムを作りたいと言っている男が一人の女に縛られるなんぞ…。
それに風俗店のみーちゃんやけいちゃんやぴーこちゃんはどうする?
惚れた女ができたならまだしも、藤井さんが真面目に婚活合コンに参加するなんざ世も末だ。
ファッキン、サノバビッチ、キスマイアスのシット野郎だ。
サルバドール・ダリの茹でた隠元豆のある柔らかい構造だ。

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まさか…もしかして守りに入ったのか?と焦燥感が走る。
盗んだバイクで走りだし、尖ったナイフで触れるもの皆傷つけてきた藤井さん。

「俺はもう落ち着いたよ」

昔の高卒ヤンキーが社会人になったら偉そうにほざいていた常套句。
そんな台詞を藤井さんも吐くのだろうか。いや、もうそんな若造でもないだろう。
しかし、歳をとってコンサバになっていく奴もめずらしくない。
いや守るものができると人はコンサバになりアグレッシブさを失っていく。
最後のアヴァンギャルドと云われ、2ch晒しのゴールド聖闘士にもなった藤井さんが…馬鹿な。
そんなことはありえない。藤井さんはいつまでたっても藤井さんだ。
しかしありえない未来を想像してしまう。嫌な予感は的中するものだ。

嫁さんもらって定時に帰宅。腰をかっくかっくさせながら戦闘態勢準備中。
嫁のエプロン姿にムラムラしながら「ご飯にする?お風呂にする?それとも…わ・た・し?」とか言わせるつもりなのだろうか。そして、事を行った後(SEX後)、タバコをくゆらしながら「よかったかい?」とか聞くのだろうか。
あまつさえ、仕事中に嫁にメールをしながら愛妻弁当を同僚に自慢しながらマイホームの購入を語るのだろうか。
うがぁああーーっ!やめろやめろぉ!そんなんは藤井さんじゃねえ!
俺たちの憧れた藤井さんじゃねえよぉぉぉ!!


頭の中に強烈な意識が流れ込んできた。
これは…そうだ。知人のあんときのいのきさんの声!

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はぁはぁはぁ…;

い、いかん、妙な邪推をいれて取り乱してしまった;

と、とにかく藤井さんは婚活を兼ねた合コンに参加する。
藤井さんの様子を俯瞰の4次元カメラ(どらえもんから借りた)で追って見よう。


1月某日午後6時。地元の公民館。
受付に記帳しながら緊張した面持ちの人々。
それぞれに正装した男女が会場に集う。
白い案内プレートには「下田パートナーズアソシエイツ主催:ゲッチュしてチュッチュッの会」と書かれている。

会場内は立食パーティ形式で既に100名ほどの人数が集まっている。
ほとんどが20〜30代の男女だが、中にはまだ幼く10代ではないかという風貌の女性も見える。
また、40〜50代とも見える男女もちらほら見えた。

「あのぅ…ちょっといいですかぁ?」

マッシュルームカットでもっさりとした印象の30代の男性。
眼鏡をかけてうす笑いを浮かべながら二十代とおぼしき女性に声をかけている。

「ジブリってどう思いますぅ?」

その台詞を聞いた女性はぽかんとして、次の瞬間「ごめんなさい、ちょっと呼ばれているので…」と、軽く会釈しながらその場を去った。その後姿にはあきらかな拒絶が見てとれる。
しかし男は女性を一瞥しただけで気にした風もない。ぶつぶつつぶやきながらまた他の女性を物色している。
みるからにオタ男である。服装はキャメルのブレザーの三つボタンでネクタイは二昔前のペイズリー柄。
シャツは紺色のストライプで短めの紺色のスラックスにアーガイルのウィングチップ。
セカンドバックはこれまた昔流行ったヴィトンのポシェットオム。
頑張っているようだが、可哀想なほど似合っていない。

「必死だなぁ…」

藤井はカクテルグラスの液体を飲み干すと苦笑いをした。
それぞれに気合いの入った格好。普段の自分よりグレードを上げながら虚飾の外観。
婚活。社会学者、山田昌弘が考案、提唱した造語が定着して7年ほど。
日本の婚姻事情はここ30年においてゆるやかに衰退の一途を辿っている。

ひとつの原因に意識の猥雑化が挙げられる。
価値観の多様化による生活への意識変動、推移。
結婚に価値観を見いだせない、またはしたくても諸事情の問題でできない。

日本の晩婚化は1970年あたりから見られ始めたが、現在においては非婚化が最も重要な問題となっている。
それは少子高齢化社会への懸念である。
少子高齢化社会は、若い労働人口の減少、及び消費市場の縮小につながり、今後の経済成長に多大な影響を及ぼす。
しかし、今の発達した日本の情報社会においてはどうしようもない課題でもある。
このさきの未来に希望を持てない世代が、結婚して子どもを育てていくという種の保存本能、原始的な本能を抑制してしまうのは仕方がないことではないだろうか。
未来が不透明になりつつある日本で未来が見えない人々。
昨今、幼児遺棄や児童虐待が毎日のようにニュースで流れ、責任、義務といった言葉をアナウンサーが連呼する…。
皆あきらめてしまっているのだ。
あきらめたらそこで後尾終了である。
よくよく考えてみると…
安西先生とかSEXする時ってあの腹は邪魔だろうな。

藤井はそんな超どうでもいいことを考えながら苦笑する。
あながちあのマッシュルームはまだ男の気概というものはあるのかもしれないと思う。少なくとも女を手に入れるために必死になれる。あきらめてはいない。
アプローチには多少難があるが、それでも草食系のむっつり君よりは可能性はあるわけだ。

藤井はオタ男を優しく眺めながら応援していると、マッシュが藤井の視線に気がついたのか目がぱちりと会った。

マッシュは罰が悪そうにペコっと頭をさげて笑顔を見せた。
藤井は頷きながらピースサインでエールを送った。

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「ふっ…頑張れよ。マッシュ」

藤井は勝手にあだ名をつけていたが、胸の名札をみると野々村と書いてあった。

開始から一時間ほど経ち、いきなり会場の照明が落とされて壇上にスポットライトがあたる。
円錐形の光の下に若い女性がマイクを持って現れた。
主催者側の司会担当である。

「皆様、宴もたけなわではございますが、ここで我が社恒例の【ちゅっちゅっBINGO大会】を開始したいと思います!」

会場内に軽いどよめきが起こる。

「もちろん、タイトルのとおりただのBINGOではありません。来場前に受付で配布されたBINGOカードに記された番号を見ていただけますか」

藤井はポケットからBINGOカードを取り出した。

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上部の黒帯部分に白抜きでMale5963と記してある。
藤井はこのゲームの仕組みをすぐに理解した。

ははーん。
なるほど。女性はFemaleの4桁の番号で同じ番号を持つペアでBINGOをやろうってことだろう。
これなら強制的にパートナーができあがり、お互いの話題作りのきっかけにもなる。
にしても…タイトルが気になるところだ。

【ちゅっちゅっBINGO大会】って何やねん。

藤井がカードを眺めながら、司会者の説明は見事に的中していた。
景品は色々豪華なようだが、3位までにはサプライズ企画を用意しているらしい。

「やれやれ…だ。ま、俺の目的は別にあるのでどうでもいいっちゃいいが」

周囲では同番号を探す男女が声をだしてパートナーを探していた。
さすがに150名を超える男女が入り乱れると、てんやわんやの大騒ぎだが、老齢の男女は会場の隅のほうに集まって何やらグループを形成している。
説明では、年齢をある程度考慮した組み合わせになるように配布したようだ。
比率としては高齢の男女はそう多くないので固まってパートナーを探した方が効率はいい。
さすがは歳の功といったところか。

近くにいた若い女性がすっと寄って来た。

「あの、すみません…もしかして5963の番号の方ですか?」

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声をかけてきたのは、すらっとした美女…いや美少女だった。
顔は化粧をして大人びてはいるが、背丈はハイヒールでごまかしても160cmもない。

フラグがたったか…。

藤井の脳裏に咄嗟にあるビジョンが思い浮かんだ。
危険を察知すると藤井には特殊能力のサイドエフェクト「avoid」が発動する。

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ていうか、状況に全然関係ない映像だった。

【婚活の藤井2】に続く。


テーマ : 日記というか、雑記というか…
ジャンル : 日記

世はすべてこともありすぎ



明けましておめでとうございます。
今年はいよいよ〜とか常套句は抜きにして、明けましてったら明けました。

年末は深夜にやっていた孤独のグルメSPを見ながら酒を飲んでいた。
ちょっと驚いたのが主人公の松重 豊が190cm近い長身であったこと。

えーっ?そんなにでかかったのかと驚いた。
画面で見るに180cmは超えてるのはわかるのだがそこまででかかったとは。
日常ででけぇ!と思えるのは185を超える人とかだが、190近かったら相当目だつだろう。
色々苦労がありそうだ。

190近い俳優など日本ではなかなか主役などはれないものだが、スクリーンで見ると松重はそんなにでかく見えない。細身なことと長身による威圧感がないこともあるのか。
最近ブレイクしている遠藤憲一のがでかく見える。あっちは182とからしい。

おっと、身長の話はどうでもいい。

松重を最初に認識したのは2002年のVシネで、助演俳優として出ていた「真・雀鬼5 新宿麻雀決戦 」である。博多弁で無頼を気取る一匹狼だがどこか憎めない愛嬌のある雀師を演じていたが、これがなかなかに好演でキャラが立っていた。

最近になり、孤独のグルメをまともに観るようになったが、正直なところ松重の主演は可も無く不可も無く。
ただ、松重はやはり任侠ものや無頼漢のほうがはまるような気もする。
設定として主人公が古武道を嗜むという設定から、松重自身も柔道弐段であり所作などの機微を巧く表現できると思われて抜擢されたのかもしれない。まぁ単なる憶測だが。

観ていて特に不満はないのだが、演技について一点だけ僭越ながら偉そうに言わせてもらおう。
毎回、店に入るときの挙動が多少気になる。
初めての店に入店とは言え、設定上では1人で幾多の店を知る男が、何かおどおどしながら様子を伺うような入りかたをするのは、正直納得がいかない。
控えめな主人公の性格がそうなんだという設定でも、いい歳の男で一人飯の達人があれはないだろうと。
普通にすっと入ってカウンターとお勧めの献立を確認するぐらいでいいような。
あえて慣れの横柄な態度を抑えての演技なんだろうが、あそこはちとリアリティに欠けるような気もする。

一人飯が多い自分の場合だが、初めての店はまず客の数を確認しながら、自分の着席する席を見いだす。
大概の一人飯派は同じだろう。
チラっと店内を見回しながら席を確保するというスムーズさが欲しいと思った。
ま、これはただの素人の勝手な見解なので大きなお世話だよ、ど素人がと言われりゃ、生意気言ってごめんくさいって感じ。

松重じゃなくて他の誰かがやっていたら、また違った違和感を見つけていただろう。
自分としては、もうちょっと若い頃の堤真一がやっていたらどうかなと思ったり。
年末はこうやって勝手な妄想で遊びながら楽しんでいたわけですよ。

ともかく年は明けて2015年は始まった。
自分の干支だし今年は自分なりのエポックメイキングを目指す。

というわけで、どうでもいい話で始まり抱負で終わる。
今年も色々あるだろう。

藤井さんに至っては「蘇れ!俺のセイクリッド・ギア」とご来光に向かって叫んだことだろう。

では、今年もよろしくおつきあいくださいますよう宜しくお願いいたします。




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