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藤井さんと高崎さん





 下田の不良学生だった藤井さんが国勢聴聞委員会の相談役に任命されてからってもの、サイコーに流行ってるのが合戦だってことぐらい、ポップアイド・フリークのみんなならもうとっくに知ってるよね。実際に、武田はもちろん尾張の織田、あと(何故かあのがついちゃうわけだけど)浅井でも、シテー・もののふやハゲのあいだじゃ合戦が大モテでカルバン・クラインが戦鎧を出すってニュースまでVIP速報には飛び交っているんだ。
 考えてみれば、もうぼくたちは長いこと本チャンの合戦にはふれてないって、我が武田のシテー・もののふとして、いささか負い目を感じているんじゃないかって今日この頃、ついに信オンにも合戦が上陸しそうなんだなあ、これが。もし本当ならこれはもうゴキゲンのダイナマイツなんだけどね。
 ま、時代の先っちょをいく我々ポップアイド・フリークは、この秋、織田の合戦をMMOライフにどしどしとり入れてクォリティ・アップをするのもいいんじゃないだろうか。というわけでこのTシャツ。ラコステの鎧とギンガム・チェックの昇りをコーディネートすると、少しばかり気分で合戦だよね。


尾張─那古屋

「すっかり合戦難民が増えちゃってね。織田としては受け入れざるを得なかったんですよ」

織田の執行部議長の高崎がぼやくように藤井に言った。

雑踏のなか、様変わりした城下の喧噪に驚く藤井。
高崎が色々と説明をしながら商店街を進んで行く。

「見ろよ無印もいるし中華もいるぜ。東南アジアだよこりゃあ」

藤井はふと目についた露店商で足をとめた。

「あーーっ!豚の鼻だ。豚の鼻売ってら。お姉ちゃん、それちょーだい」

売り子の中華系の顔をした娘が、表情を変えずに指を二本出して言う。

「ひとつ二千貫ね。やいたて(焼きたて)の二千ごちゅう貫ね」

「これ一個でェ!?」

「今じゃみんなこんな調子ですよ」

驚く藤井をなだめながら高崎が説明をする。

「合戦のおかげで美濃屋敷もまた接収されたし」

「上等じゃねーか!」

藤井は拳を握りしめながら憤っている。

「あんなとこにコーダン住宅が建ってみろ!甲斐のどん百姓がこぞって攻めてくるとこだったんだぜ」

侮蔑の言葉を吐きながら、向かいから歩いて来る中華らしきサムライ達に気安く挨拶をした。
中華サムライは怪訝な顔をして通り過ぎる。

「同じ田舎もんでも、脳筋菱形兄ちゃんより、中華の業者のほうがずっといいや」

中華食堂のテーブル席に向かい合わせに座る二人。

「どーも、今度の合戦デキレースみたいなんですよね」

高崎が深刻な面持ちでつぶやくように言った。

そしてあたりを見回しながら、そっと藤井に小声で囁く。

「こんな事最近じゃ大きな声じゃ言えないけど」

「ん?」

「昨日も筆頭が武田の会議にしょっぴかれて…」

藤井は高崎の沈痛な面持ちをよそに、給仕をでかい声で呼んでいる。

「おーい!酒っ酒っ!あと、おばちゃん豚足頂だいトンソクーッ!酒もねーっ!」

「いったそうですよ…」

頭を抱えながら高崎はそのまま押し黙った。


オンラインゲームもリアルと同じくらい大変だ。
もはやゲームであってゲームではない。

それが戦国オンライン「信長の野望オンライン」である。

俺はというと休止してもう2年以上になる。
光陰矢の如しとはよく言ったものだ。

またあの戦場にたってみたいなとは時折思うが、老兵にとって思い出の戦場はもはや存在しない。

思えば木曽川、川中島。あのとき確かに、完全燃焼していた自分がいる。
燃えかすなんか残らないほどに真っ白に燃え尽きて…終わった。

いまだにあの戦場で戦っている強者達を思うと無性にせつなくなるときがある。

そして、まだ藤井さんはあの戦場で戦っている。
たぶん、まだ魂を完全燃焼させてはいないのだろう。
真っ白な灰になるまで藤井さんは終わらない。

それは高崎さんも同様だろう。
藤井さんはどこから来てどこへ行くのか。いつまで続けるのか。

誰が知ろう。

では良き週末を。にんにん。

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テーマ : 信長の野望Online ~天下夢幻の章~
ジャンル : オンラインゲーム

悩み相談




「藤井さん。俺いま悩み相談所をボランティアでやってんだ」

「へぇ。凸さんがねえ。で、結構来るの?悩み相談」

「まあ、ぼちぼちね。今回はこんな悩み相談が来てる。ホラこれがそのメール。ほんとは守秘義務があるんだが、藤井さんには特別に見せてやろう」

「ほぅ、どれどれ…」

こんにちわ。
初めてお便りいたします。
下田在住のカオリンと申します。
32才独身の女性です。

実はいまおつきあいしている男性がいるのですが、
お見合いで紹介された人でした。彼の名字のイニシャルをとってFとします。
第一印象はくまモンみたいな感じで、ちょっと苦手なタイプだったのですが、
Fの猛烈なアタックに根負けしておつきあいをするようになりました。

つき合ってみると、Fは優しくて細やかで外見とは大違いの素敵な男性でした。
Fはとっても照れ屋で初めて体を重ねるまで半年以上かかりました。

初めは…Fの押しに流されてなんとなくつきあっただけなんですが、
色々な一面がわかってきて、趣味も合うし体の相性もよいようで
今ではFにすっかり夢中。メロリンQで幸せ一杯です♡

ただ一つだけ悩みがあるのです。

したくなったときに、Fに「キスして…」とねだると、
Fは照れくさいのかキスしてくれた後にふざけてごまかすんです。

例えば、抱き合って見つめ合っていると、彼は腰を前後に動かしながら

「くいっくいっ、どぴゅっどぴゅっ!」とかおちゃらけるんです。

せっかくムードが盛り上がって、ロマンティックが止まらないって時に、これでは興ざめです。
何かいいアドバイスはありませんでしょうか。



何卒ご指導のほどよろしくお願いいたします。
かしこ。



「藤井さん、どうだい?アホだろこのカップルwww」

「………」

「女もアホだが、男も大概だろwくいっくいっ、どぴゅっどぴゅっ!これは流行るなw」

「………」

「あれ?藤井さん、どうしたの汗かいちゃって。って、あれどこいくんだよ!藤井さん!藤井さぁ〜〜〜ん!!」


凸お悩み相談所では、いつでもあなたの悩み解決の糸口を丁寧に指導いたします。
土日は休みですんで悪しからず。

じゃまた。



テーマ : 日記というか、雑記というか…
ジャンル : 日記

金髪幼女と藤井さん2




凸がニコニコしながら玄関の前に立っている。

まぁそれはいいのだが…

凸の後に、タツヲ、みさお、そして見慣れない小柄な若い男がいる。

アーシャが藤井の影に隠れて顔をちょこんと出しながら、この来訪者達を眺めていた。
藤井は呆れながら頭を掻いた。

「凸さんさぁ…。1人で来るんじゃなかったのかい」

凸は悪びれもせず陽気に笑う。

「はっはっはっ!まぁ細かいこたぁ気にするなよ。来月のバンガロー合宿の打ち合わせも兼ねての壮行会と思ってくれ」

「あのね…。せめて連絡くらいしてくれよぉ。いきなり大の大人が4人も来るとかありえないって!こっちも都合があるんだからさぁ」

「藤井さん、ともかくバンガローはもう予約したよね?」

「あ、ああ…。とりあえずはね」


それを聞いた凸はいきなりポーズを決めて叫んだ。

「うぃっしゅ!!ヴァンガろうぜぇ!!」

しかし凸のテンションとは真逆にその場の空気は凍り付く。

後にいたタツヲはさすがに呆れてつっこむ気も失せている。
みさおはいまいち意味がわかってないようす。

「なんだよおめーら、盛り上がってねーな!盛り上がってんのはちんぽこだけかよw」

凸は無駄に陽気にはしゃいでる。

タツヲが口を開いて凸にようやく突っ込みを入れる。

「ヴァンガードなんてやらねーし。しかもDAIGOの決め台詞なんざ誰も知らねーよ!」

「知ってんじゃねーかタツヲ。お前ブシロードとか好きだろ」

「ばっ、ばかなことを!俺は、カードゲームしよ子なんぞ知らん!!」

「語るに堕ちてるな。これだから僧兵は…不幸だよなァ。日本の民主主義も」


そんなやりとりを不思議そうに見ているアーシャ。
凸はアーシャの視線に気がつくと、まじまじとアーシャを見た。

「ほぅ…こりゃ可愛いな。幼女は総じて皆可愛いものだがこりゃすげぇ美人になるぞ」
凸が感嘆の声をあげる。

「お嬢ちゃん、どこから来たんだい?」

「…オレゴン」

「ほぅウェストエンドガールだな!」

全然違うわけだが、あえてつっこまない。

何故、アーシャを預かっていることを凸が知っているのか。
話がややこしくなるのでここではあえて不問にしておいた。

みさおはアーシャを見ると、にこっと笑っておいでおいでをした。

「あなたが、藤井さんのクノイチ候補の幼女ね。初めまして。わたし藤川みさお。ミサリンって呼んでねw」

そう言われてアーシャは、おそるおそる前に出てきてぺこっと頭をさげて挨拶をした。

「あ、あたしは…アーシャなの。おばあちゃん、よろしくなの」

天使の微笑でそう挨拶したが、みさおのこめかみに青筋が浮いている。

「ほ…ほーっほっほっほ。まぁまぁ、面白可愛い娘だこと!でもちょっとお目目が悪いのかしらねぇ」

笑顔を作りながらもみさおの全身から立ち上る怒気のオーラはみんなに伝わった。

すると一番後にいた若い小柄な男が吹き出しながら言う。

「子どもは正直っすねぇwwwワラタwww」

そう言ってゲラゲラ笑っている。

ガコン!!

みさおが瞬間、その男の股間を蹴りあげた。
遠慮のない一撃だった。

ぴぎゃぁっ!!!
若い男は短い悲鳴をあげてその場に踞った。
これは下手をすると男ではいられなくなる。それぐらいの強烈な蹴り上げだった。

「あ〜ら、カタソバさん。蛙を潰したような悲鳴をあげてどうしたのぉ?」

みさおを知らぬ素振りでカタソバと呼ばれた男の頭を靴で踏みつけている。

「ぐぇっ、げげげ…。すみません;冗談です…」

股間を抑えて内股にへたりこんでいる男。

藤井は、これが悪名高い僧兵さくら(カタヤキソバ)かと認識した。
今回初めて会うが意外に若いのに驚いた。

凸がみさおをなだめて言う。

「おいおい、みさおさん。それぐらいで許してやれよ。カタソバも悪気しかねえんだからよw」

「悪気しかないのはわかってます!子どもの躾は大人の義務でしょ?」

「と、いってもこいつももう三十才になったばっかなんだけどな」


カタソバは涙を目一杯に浮かべながら哭いた。

「もうお婿にいけないお…;黄金騎士になれないお;」

凸はカタソバをよしよしとなだめながら、みさおをなじる。

「みさおさん、あんた前途ある若者の未来を奪ったんだぜ。どうすんだよ可哀想に」

「もちろんそうよ」

「板尾の嫁かよあんたは」


アーシャはそのやりとりを見ながら笑うでもなく不思議そうに目をくりくりさせている。


「まぁ立ち話もなんだ。入ってくれ。それにカタソバさん、お初だけど大丈夫かい」

「大丈夫じゃない;もう帰りたい…」

「子どもかよ…。まぁとにかく入ってくれ。外で騒がれると迷惑だから」

「うう;痛い…」


藤井はやれやれという風にため息をついた。

アーシャはみさおを一瞥すると、藤井に問いかけた。

「おっちゃん…。あのおばちゃんって怖い人なのん?」

アーシャはまた泣きべそをかいている。
よっぽど、みさおが恐ろしかったに違いない。

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「ああ…怖い。あの人は最近通ってる自動車教習所でな、路上実習運転中に「何キロぐらいで走ればいいんですか?」と聞いて「あんたの歳と同じだよ」と言われて、むっとしてずっと20キロで走りつづけた強者だ。触らぬ神に祟り無しだぞ」

「よく…わからないのん」

「わからなくていい。今はな…」

奥の部屋から凸が呼んでいる。
やれやれ…。何事も起こらなければいいが…。

藤井の杞憂をよそに、アーシャも一緒になってはしゃいでいた。

今日は軍艦カレーを作ろう。
そうしよう。

【続く…かもね】

テーマ : 日記というか、雑記というか…
ジャンル : 日記

金髪幼女と藤井さん

「おっちゃん、おかわり」

茶碗を差し出すその手は白く小さい。
藤井は昨日から1週間ほど知人の娘をあずかることになった。

娘は6才。まさに幼女である。

娘の名前はアーシャ。
紺碧の瞳に金色の髪。

まるでフランス人形のような愛らしさがある。
知人は、仕事でフランスに住んで折に知り合ったフランス人の女性と結婚してアーシャが生まれた。

奥さんは2年前に病気で死別。
知人はアーシャを日本を見せるためにに帰国したという。

だが、仕事の都合でどうしても外せないコンタクトがあり、アーシャは帰国するのを猛烈に嫌がった。
日本という国を自分の目でしっかりと見たかったらしい。

そして、この状況だ。
目の前にいる金髪幼女は可愛らしく笑いながら、藤井におかわりを要求している。

少なめによそおったので足りなかったのだろう。しかし、よく食うものだ。
日本食には普段からフランスでもよく食べていたというから好き嫌いはなさそうである。

「よく食べるな。まるで知り合いのかずはのようだぞ」

「カズハ?おっちゃんの友達は女の人?」

「ああ。これがまたよく食うんだ。恐ろしいくらいにな。奴の胃はブラックホールなみだ」

「オゥ!大食いねー。かずは大食いアーシャと同じー」

意味もわからずはしゃぐアーシャはご飯と魚の煮付けを起用に箸でかきこんでいる。
口に米粒がついているのを、ほれ、ついてるぞと優しく取ってやる。

アーシャは長い髪をサイドテールにまとめている。
外人は子どもでも日本人より大人びているというが、アーシャは年相応に小学生に見える。

実は知人に頼まれた時に、1度藤井は断った。知人は成田から直行で藤井のもとを訪ねてきたらしい。
のっぴきならない事情で帰国しなければならないので、1週間だけ娘を預かって欲しいと。

藤井は子どもが苦手である。というよりも嫌いだった。
わがままだしうるさいしめんどくさいことこの上ない。

子どもを預かるなんてとんでもないと断ったのだが、知人の影に隠れていたアーシャが、いきなり藤井の服の裾を掴んで目を潤ませている。

「おっちゃん…うちパパの生まれた日本をみたいん」

ashaassss

これにやられた。

さすがにこんな顔でお願いされたら、いくら悪辣非道な藤井でも陥落せざる負えなかった。

藤井は仕方なく白旗をあげて、1週間だけだぞと念をおした。
知人は何度も頭を下げて帰国の途についた。
アーシャの体よりも大きなトラベルバッグとアーシャ本人を残して。

藤井は扇風機の風をアーシャに向けながら、自分の食器を片付け始めた。

不安そうに見つめるアーシャを安心させるように

「しっかり噛んで食え。でないとでかくならねえぞ」

そう言って台所に向かった。

1週間なんざあっという間に過ぎるだろう。
しかし…ひとつ困った懸念材料がある。

知人の地獄凸が週末に遊びに来るというのだ。
アーシャのことをどう説明するか…。

凸さんのことだから、下手なことを言うと、あることないことブログで書きまくって、俺に隠し子がいたとか、養女にしてクノイチに育て上げるだとか超絶適当なことを吹聴されそうだ。

さて困った…。

洗い物をしながら悩んでいると、食べ終わったアーシャが食器を運んできた。

「おっちゃん、ごちそうさまでした」


あ…なんか…ほっこりする。
アーシャの笑顔は天使の如く清らかで愛らしい。

凸さんのような野獣がこんな娘を見たら…。

まずいな。なんとかしなくては。
この娘を守れるのは今は俺だけなんだ。

携帯が鳴った。
噂をすれば凸からの電話だ。

「もしもし?」

「ああ、藤井さん。俺ロリコンじゃないから心配いらんよー」

言い終わると通話は切れた。

藤井は、背筋が寒くなった。
アーシャを見ると、妖怪ウォッチを見て笑っている。

嫌な感じだ…。
何故アーシャがいることを凸さんが知ってるんだ…。

藤井にとって長い1週間が始まった。

【続く かも】

ではまた来週!



テーマ : 日記というか、雑記というか…
ジャンル : 日記

夏の夜のドライブに



ヒューバート・カー/サウンド・オブ・マイ・ハート

糞暑い夏の夜にお勧めの一枚。
BGMもちょっとお洒落に決めたいよね。
藤井さんにはヴィサージとかノミとかがいいかもめ。

しかし、がっかりしたのは、テレビつけたら坂上忍がボウイのレッツダンスを歌ってたこと。
やめてくれよまじで。下手なのはともかくもボウイを公共の電波でお前が歌うな。
いやほんとやめろよな。

坂上は別に嫌いじゃないが、それはあかんわ。
やるなら東京ジョーでも歌っててくれ。

じゃ暑いのでちょっと寝る。
ほいじゃ。

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切なさと愛しさと心強さと藤井さん



細かく揺れる電車の振動が心地よい。
ゆっくりと流れる景色を見つめながら、藤井は旅の空にいた。

どこへゆこうと決めている旅ではない。
なんとなくどこかへ行きたい。
なんだか頼りない気持ちで切符を買った。

景色を無言で見つめながら、昔を思いだす。
すると甘酸っぱい記憶が蘇ってくる。

「あなたってまるで変わらないのね。まるで甘ったるいダイキリのできそこないみたいに…」

20代の頃、同棲していた女にそう言われたことがある。
女の名前は早紀。

早紀は当時二十歳で、インディーズのロックバンドのメインボーカルだった。
1度ライブに行ったが、歌詞がよく聞き取れないのとサイリウムを振って発狂しているグルーピーに呆れて途中で帰ってきた。
藤井はスティビーワンダーやモーリス・ホワイトの熱狂的なファンでソウルとR&Bが好きで
和風のハードロックはまったくの畑違いだったので感性に合わなかったのもある。
だがステージ上の早紀はピカピカに輝いていた。
藤井はその頃、まだ定職にもつかずにネットゲーム三昧の日々だった。

そもそも二人がつきあうきっかけは、藤井が常連だった居酒屋でバイトをしていた早紀がおもしろがって藤井にちょっかいをかけまくっていたからだ。
くまモンに似ている藤井は愛嬌があり女性にはよくもてていた。
早紀はそこそこ可愛くて藤井も悪い気はせず、二人は意気投合してどちらから言うともなく同棲生活が始まった。

しかし同棲は半年ほどで終焉を迎えた。
破局ではなく、早紀のバンドのメジャーデビューが決まったからだった。

東京に行く。早紀はそう言った。
藤井は「そうか。よかったな」と、ひとこと言って共同生活にピリオドを打った。
東京について行く気はないし、地元を離れるなど考えられなかった。
あとネットゲー内で大規模なギルドのギルマスをこなしていて一日たりとも休めなかったせいもある。

最後の夜に早紀から言われた台詞が

「あなたってまるで変わらないのね。まるで甘ったるいダイキリのできそこない…」

よくわからないが、決して褒めていないことだけはわかる。

藤井はダイキリの意味を大喜利だと勘違いしていた。
まさかカクテルのことだとは思っていなかった。

その頃は意味は全然理解できなかったが、まるで歌の歌詞みたいな揶揄だなと思った。
いま考えると、早紀もかなりキテいる女だと思う。

いちいち言うことが芝居がかっていたが、当時はそれも彼女の魅力のひとつに見えていた。

同棲の初日に、小さなちゃぶ台に置かれた白いカップティーを飲みながら早紀は言った。

「未来が揺れているの。そしてわたしは過去に怯えている」

なにこいつwwwww
まぁ…普通の人ならそう思うだろう。
今で言う中二病の見本のような台詞だ。
自分に言葉に酔っている。
たまに抽象的な言葉を使ってエクスタシーを得る輩もいるが、その手合いよりも純粋なだけに始末が悪い。
真顔で言える台詞じゃないが、しかし恋する男はアバタもエクボ。
早紀の台詞全てにときめきを感じていたあの頃。

風邪をこじらせて病院に言ったときも、熱にうなされながら

「かけめぐっているわ邪悪なソウル。明日に立ち向かう勇気をちょうだい」

早紀は寝言で叫んでいた。

藤井は早紀の台詞を漏らさず日記につけていた。
今思うとかなりキモいのだが、あの頃は早紀の言葉が零れ落ちていくのがもったいなくて、
拾っていくように書き留めていたのだ。
あの頃の日記は既に廃品回収に出してしまった。

早紀は別れてから東京で一年後にメジャーデビューを果たした。
ヒットチャートで40位くらいには顔をだしていたが、バンドメンバーのドラック所持などでバンドは解散。
早紀はソロデビューで独立しようとしたが、鳴かず飛ばずでそのまま引退。

数年後、外資系の大手証券会社の男と結婚し2児の母となっている。
マサチューセッツに住んでいるという噂を、出会った居酒屋のマスターから聞いた。

「マサチューセッツか…。遠くなるなぁ…人も夢も」

藤井はぽつりとつぶやきながら、窓ガラスに映った自分の顔を見る。
歳をとっただろうなあいつも…。いつか…カナダの地で会うこともあるのだろうか。

そんなことを考えている自分が無性に滑稽に思えて苦笑いがこみ上げてくる。

しかし藤井は壮大な勘違いしている。

どこからともなく声が聞こえてくる。

マサチューセッツはアメリカだよ藤井さん。

「はっ!!」

藤井は誰かにつっこまれたような声をかすかに聞いた気がした。
しかし、気のせいだろうとかぶりを振ってビールを飲んだ。

藤井の旅はこれからだ。

どこへ行くのか。
終着点は決めていない。

それを決めるのはあなた自身である。
誰でも心の中に藤井さん。

そろそろ意味が分からないのでこのへんで。

じゃーにー!


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千本桜の藤井さん



ボーカロイドとか、ほんと日本人はあーいうものを作るのは得意だよなぁ。
これニコニコで小林幸子が歌ったそうだが、今度観てみよう。

藤井さんの得意技は千本桜。
マソの得意業は松葉崩し。
高崎さんの得意技は浣腸だ。

余談だが「信長のシェフ」を観ながら、いつも声に出してつっこんでしまう。

「いざゆかん。戦国のキュイジーヌ!」

おい、これ言う必要あんのか?と。

にしても信長ネタってもう飽きたよな。
信長より信玄だよ信玄。

武田にまさる戦国なし。
男は武田だよな。

今日も暑かったなぁ。んじゃ帰るかまた明日。




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迫り来る闇のホラー 藤井

ミイラ取りがミイラになるとはよく言ったもの。

黄金騎士を夢見て日夜鍛錬を積み重ねてきた藤井。
ホラーを倒す度に、心を砕かれていく日々。

その労苦もようやく報われようとした矢先に、ホラーの返り血を浴びてしまう。

ホラーの返り血を浴びたものはホラーになる。
ラリホーの呪文を唱えたものは寝る。

藤井は元老院から黄金騎士の称号を得る一歩手前だった。
ホラーを倒した証のスタンプカードがあと一体で満了するところだったのだ。

しかし最後の最後でしくった。
ホラーを切った時に奴の体内から吹き出した返り血をもろに浴びてしまったのだ。

あっ!と思った時はもう遅い。
血は藤井の全身の毛穴から細胞レベルで侵入して浸食する。

かろうじて脳だけが、まだ浸食されていない。
しかし時期に脳までもホラー細胞に支配されてしまうだろう。

藤井はネラーだったが、ホラーにだけはなりたくなかった。
どげんしようおかあちゃん;と泣き叫んでみたが覆水盆に帰らず。死霊の盆踊りである。

今度は逆に自分が狩られる立場になった。
魔界騎士の最高位の称号、黄金騎士GARO。
強く気高かく美しく。
その金色の光は全ての闇を打ち払い、邪を滅する剣となる。

藤井はあの雄々しい金色の鎧を着けて戦いたかった。
黄金騎士藤井。
その名が歴代のGAROの所有者と同じく天空に連なることを願っていた。

しかしその夢もいまや儚き残骸である。
夢破れて山河あり。藤井のてぃんぽが夢のあと。

哀しい現実、リアルな現実。受け入れなければならない汚辱のシリアス。
藤井はもう人間ですらなかった。
ネラーからホラーへ。まさに転落の二段活用である。

人は生まれてから何かになる。

子どもから青年へ。青年からおっさんへ。おっさんから糞じじいへと。
望むと望まないに関わらず人は何かにはなるのだ。

しかし、それはあくまで人としての範疇である。
藤井は堕ちた。フォールダウンだ。失楽園だ。哀しみのルシファー、嘆きの堕天使。
それが藤井だった。

友人の魔界奉仕の地獄凸がおためごかしの慰めを言いにきた。
ちなみに魔界奉仕とは法師にもなれない落ちこぼれで、ホラー殲滅の手伝いをボランティアで行っているアルバイト君である。もちろん正規の給金はでないので、凸はカラーひよこの選別をしながら生計を立てていた。

「藤井さん、ホラーの返り血を浴びたんだってな」

「凸さん…。最後の最後でやっちまったよ。これで俺はネラーからホラーに昇格さ。もう何もかも終わりだ;」


がっくりと膝を折ってうなだれる藤井に凸は優しく肩に手をかけた。

にやにやと笑いながら気休めを言う。凸はエリートである藤井が日頃から妬ましかったのだ。
人の不幸は密の味。
凸はこの友人の不幸に間違いなく喜悦していた。


「はっはぁ、藤井さんよ。そう落ち込むなって。ホラーになろうがなるまいが藤井さんは藤井さんさ。何も変わらねーよ(ざまぁwwwwwwww)」

凸は喜色満面で笑いを堪えきれずにいるようだった。
人として最低である。

「凸さん…ありがとう(人ごとだと思ってこの野郎)。でも俺はもうすぐ狩られる立場になるんだ。SEXも入れるのは好きだが入れられるのは大嫌いなんだ;俺は狩られたくねぇ(泣かしたい、その笑顔)」

「落ち着けよ。まだホラーになると決まったわけじゃない」

「いや、だって俺は全身にホラーの返り血を浴びてしまったんだぜ?」

「あっ、じゃ、だめだ(笑」

けんもほろろに言い放つ。

「だめなのかよ!せめて希望を持たしてくれよ!!(笑 とかむかつくんだよ!」

「お前は既に死んでいる(汗」

「希望も糞も優しさのかけらさえない言葉だな。ひどいよ凸さん。(汗 とか意味分からないし」

「まぁ、でもキャラ作りには最適じゃない。藤井さんがホラーになったら名前はどうなるのかな?2chに潜む邪悪なホラー ポロロッカとかかな」

「もういい;あんたにはもう何も話さない」

「冗談だよ藤井さん。冗談!イッツ・アメリカンジョークさ。怒るなよー」

「あのなぁ、冗談じゃないんだよ!ホラーだぞホラー。ゾンビになるのと同じなんだ。生きる屍。ウォーキング・デッドなんだぞ!」

「ゾンビよりましだろう。人間に擬態はできるし、人の感情も多少は残るし。そして何よりもう人間社会という枠から解き放たれるんだ」

「……いやしかし」

「考えてもみろよ。黄金騎士なんざ軟派どころか援交だってできないんだぜ?やりちんの黄金騎士なんざ聞いた事ねーし。なったところで、まるで修行僧のような生活を強いられるだけだ」

「…それはそうだが」

「な?ホラーのほうが絶対に楽しいって。考えてみればやりたい放題じゃないか。女なんざよりどりみどりの五月みどりだし。そもそも、人間のほうがホラーよりよっぽど害悪だぞ?」

「……」

「自然は壊す。無差別に生態系を壊し多生物を食らう。同族で快楽のために殺し合う。地球という惑星にとってこれほど迷惑な生物がいるか?他の生物から見たら人間のほうがよっぽど悪魔だぞ」

「……悪魔。人間が…」

「そうさ。人として生きているだけでもうそれ自体が地球にとって悪なのさ。だから藤井さん。ホラーになるということは、人として開放され贖罪と罪業を滅するということにもなるんじゃないかな」

「そう…かもしれないな。人のほうが悪。古来より人が万物の霊長たる奢りを持って地球を痛めつけてきたこてゃ明白だ。わかったよ凸さん!俺はホラーになることをもう恐れない!そして人間を狩り尽くして清浄だった地球を取り戻すことに決めたぜ!」

「わかってくれたか藤井さん」


凸は藤井の手を取りながら、にこりと笑った。
藤井も笑った。

眼球の中に古代魔導文字が浮き出てきている。
ホラーになる前兆だった。
藤井は意を決したように、立ち上がって高々と拳を天に向かって振りかざす。

その姿は昇天したラオウのように神々しく光を放っていた。
恐らく…これが人間としての最後の輝きになるだろう。

凸は藤井を素直で可愛いなと思った。
そう、素直な奴こそ染まるのは早い。

その後、藤井はホラーの帝王となって東京を恐怖のずんどこに陥れる。
現役の黄金騎士も手を焼くほどに強いキングホラーとして君臨した。

しかし、あくまでも東京限定だったのでさしたる影響もなく。
一時期話題になりBBCやFNSでお茶の間を騒がせたが、人々の関心も夏の甲子園ほどには続かなかった。
そして世代交代をした新たなGAROにあっさりと倒された。

凸は静かに下田の海を見つめながら、藤井のことを思いだしていた。

「藤井さん…」

凸は既に藤井の顔を思いだせない。
浮かんでくるのは、ホラーとなった藤井の姿だけである。

居酒屋で1回だけホラーとなった藤井と飲んだ。
それがこの写真だ。

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くまモン=藤井さんであった。
おちまい。

テーマ : 日記というか、雑記というか…
ジャンル : 日記

暑中見舞いで藤井さん

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↑ヤクザではない。ブログ主の近影だ。
わざわざ見せれるツラでもないが坊主だとインパクトが強いので藤井さんように恥を忍んでここで初カミングアウト。ちなみにホモでもゲイでもないから勘違いしないように。
しかし、こう見るとすげぇデコっぱちだな俺。
まさにマルコメ君だが、まあいいおっさんなので気にしない。
それにしても2階調化にしてあるせいもあるが我ながら柄悪いわな。

さて、一か月先の話になるが、9月のバンガロー合宿計画が始動し始めた。

織田の高崎さんもお目見えするというので、会うのが楽しみである。
こちらからは予定としては4人ほど参加予定ではあるがまだ数名未定。
マソっちはこれるのだろうか。是非、今回発参加のカタソバ(僧兵さくら)と会わせたいものだ。
面白い化学変化を起こしそうではある。
と、思ったが既に予定人数に達しているので無理か。まぁまた機会もあるだろう。
既婚者の雀面子達も誘いたいとこだが、まだ若いから、さすがに嫁さんと一緒じゃないと参加できんだろうなぁ。

なんかバンガローの予約が混んでいるのでもう予約しないとダメらしい。
うむ。以前にやはりみんなで丹沢釣り計画でバンガローに泊まるとかを決行したが、
数日前に取れたのはまさに掘建て小屋。ただ寝るだけの山小屋以下の四畳半。
あれはあれで面白かったが、歳を取るとあれはきつい。
バンガローとは半年前から予約いれてる人もいるし。

実は頼めば、軽井沢の別荘とか利用させてくれる知人もいることはいるのだが、
軽井沢ってただの観光地なんだよな。テニス合宿とか数日の避暑とかで別段面白いところはない。
旧軽井沢を散策したり美術館巡りや佐久まで行ってパチンコをやるとかしかやることがない(言い過ぎか)。

その点、伊豆は奥深い。
山河海と藤井さん。とにかく気を抜いたら死ぬからだ。
藤井さんに置き去りにされたお汀さんならよくわかるはず。

よくよく考えてみると、伊豆は馴染みが深い。
乃木坂のデザイン事務所に勤めていた頃、社長と友人の写真家の人の別荘にお邪魔したことがある。
まんま別荘地で、車で行くと門が自動で開いたのでたまげた記憶があり。
田舎の貧乏なガキには当時ビバリーヒルズくらいに映ったものさね。
共用のでかいプールがあってそこで泳いだりBBQをしたり。懐かしい思い出である。

にしても、藤井さんとバンガローである。
どんな合宿になるのだろうか。

今から一日千秋の思いで待つことになろう。

盆休みも近いが、夏の事故にはご注意あれ。
ではまた。

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夏雀

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夏だし麻雀でもおやろうぜ
これは一番切るのに困る手牌。

オンラインゲームから離れて、もっぱら仲間内で麻雀などをやっているが、
麻雀の深いゲーム性にあらためて深い感動を覚えている。

オンライン麻雀は基本やらない。
麻雀は相手がリアルに目の前にいてこそだと思っているからである。

癖や表情から読み取る心理戦。確立論から導きだす最前の手役。
流れを読んでツキを引き込む運気のコントロール。
そして136牌の無限とも言える組み合わせの手役。

美しくあがるか。泥臭く勝ちにこだわるか。
卓の中央に渦巻くそれぞれの思念。

麻雀は短い局なら巧い人が必ず勝つとは限らない。
もちろん平打(イカサマなし)での話ではあるが、もって生まれた強運のみで、ルールをよく知らなくでも素人が役満を積もる場合もある。
実際、初めて打つ初心者の人に教えながら打っていたら、大三元を当てられた凱さんがいる。
リーチをかけていたから回避不可とは言え、長く麻雀をやっていても大三元は1回しかあがったことがない。
素人でもチャンスがある。そこが将棋やチェス、オセロや囲碁と違って面白いところだ。

放銃、つまり振り込まないのは経験や技術。
しかしツモるのはほとんど運が関与してくる。

オンラインゲームは、どれだけ時間を費やして装備を整えたりステータスをあげたかによって強さが決まる。
そんな世界で戦えなくなった俺なのだが、麻雀ではまだまだ勝負できる。

おそらく、オンゲーに求めていたのは、勝負を楽しめる環境ではなかったか。
信の初期はそれができたし楽しく遊べた。モチベもあった。
今でも頑張っている人は、進化して変貌を遂げて行く仕様に適合しているのだろう。

だが、もうああいう戦いはできない。
今はシンプルでその一瞬の思考と直感で勝敗を分つ麻雀の勝負が好きだ。

麻雀を発明した人はすげえと思う。
浦安鉄筋家族の原作者よりすげぇ。


「というわけでさ。藤井さんも麻雀やらないか?」

俺は麻雀が如何に素晴らしい娯楽かを藤井さんに熱っぽく電話ごしに語った。

「う〜〜ん。麻雀かぁ麻雀ねぇ」

「戦国時代もいいけど、麻雀だって戦いだぜ。痺れる勝負をいっちょしようや」

「ニコニコ(七対子)しかわからないお」

「打ってりゃすぐ覚えるよ」

「点数計算もめんどいお;」

「それもなれなれ。手役と点数はほとんどセットで覚えられるし」

「それじゃあ脱衣麻雀から初めて見るお」

「あったな昔ゲーセンに…。まだあんのかあれ」

「あるお。この前やったら、美樹を脱がす寸前でテンホーくらってぶちきれたお」

「おまwwwやってんじゃねえかwww」

「脱衣麻雀は別腹だお^w^」

「いい加減だおとか、いいおっさんがきめぇ;」

「だからゲーセンでやるお」


結局、藤井さんに麻雀はまだ早いようだ。
だけど俺たちゃ信じているよ。
そうさ、藤井さんがやることを。

勝負師達の暑い夏はまだまだ終わらない。

ロン!終わりだな。

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夏のクラクション

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すげぇ暑い。

連日の熱帯夜。照りつける太陽。揺らぐ陽炎アスファルト。

さすがにプール行きたい。水を浴びたい。
青く透き通った海で心ゆくまで泳ぎたい。

まじでそう思うぐらいの暑さだ。

名古屋弁で言うと、でらいあちぃでかんわ; ってとこだな。
風は多少あるものの、それすら熱風。まさにヒートウェーブだ。

そんな東京砂漠で昼に飯を食いに出るという暴挙を犯す俺。
サハラ砂漠さながらの東京砂漠。
あなたがいれば、振り向かないで歩いてゆける東京砂漠。

まぁとにかく暑いので食欲も湧かないのだが、不思議と海の家の食事ってうまそうに見えるよね。

イカ娘で出てきた海の家など、なんでもかんでも料理が出てきたが、
実際は焼きそば、ヤキハマグリとカレー、ラーメンぐらいだ。
しかも食ったら確実に腹が痛くなると言う。
それでも食いてぇんだよと、腹に詰め込む東京グール。

そりゃ、可愛い水着の娘が料理を運んできてれくれたら料理も3倍美味くなる。
これ道理。

藤井さんが海の家でアルバイトをしてるらしいのでちょいと冷やかしに行ってみる。

海の家の前で、麦わら帽子をかぶってイカを焼いている男がいる。
藤井さんだ。

「よぉ、藤井さん。暑いな」

「やぁ凸さん。夏だからね。暑いのは当たり前ね」

「イカの丸焼きか。美味そうだな」

「一本いっとく?」

藤井さんはそう言うと、焦げ目のついたイカの背を向けながら串に刺さったイカを差し出した。

「いや…イカはいまはいい。それよりやけに人が少ないな」

「ああ…。規制が入ったんだよ。音楽ダメ、アルコールダメ、刺青の露出ダメとかね」

「おいおい…。それじゃあ夏の海の楽しさ半減じゃないか。それならプールに行った方がまだましだ」

「だろ?おかげで売り上げが前年の半分以下さ。これじゃ商売あがったりだよ」

藤井さんは、やれやれという所作をしながら、イカを焼く作業に戻った。
客もまばらなこの海でどれだけの人が藤井さんの焼いたイカを食うのだろう。
なるほど。確か、逗子海岸もそんな規則を定めて、海岸での商売は9万人減の憂き目にあっている。
住みにくい時代になったものだ。

しかし、度重なるゴミの置き捨てや治安の悪化などを鑑みると、それはそれで家族連れの海水浴には清浄化された形であると言えないこともない。
それほど海岸でのマナーが悪すぎるのだ。

あんときのいのきさんも、陣中見舞いにきたそうだが、その時はふんどしで泳ごうとして監視員に取り押さえられたらしい。

「なんでやねん!わしは古式泳法「ノシ」を泳ぎたいんや!ふんどしで泳ぎたいんや。後生や泳がせてぇな!」

そう叫びながら、近くの派出所までしょっぴかれていった。
また一人のカブキものがこの海岸から消えた。

寂しい限りである。
夏はその姿を幾重にも変えながら毎年やってくる。

暑い夏、寒い夏、よくわからない夏。しかも二度同じ夏はこない。
それぞれがそれぞれに、一度っきりの夏なのだ。

藤井さんはイカを焼く手を休めて、手元にあったミネラル飲料をぐびぐびと飲んだ。
ペットボトルの飲み口から、大量の水が零れ落ちる。

まさに夏の男の飲み方はこれ。がぶがぶ飲むのが藤井流。

藤井さんが、目を細めて言う。

「いのきさんは…気の毒だったな。ふんどしが似合ういい男だったのに」

「いや…今時、海水浴でふんどしとか、犯罪もんじゃね?」

「わかってないなぁ凸さん。それがいいんじゃないか。ふんどしは男の海パンのいわば自由形だぜ?それをしめて海で泳ぐんだから楽しくないわけがないだろう」

「そ、そんなもんかな…」

「男は海ではふんどしさ。そして俺は藤井さ」

「よくわからんし。とにかく、いのきさんはしょっぴかれた後どうなったんだい」

「ツイッターで晒されて、以来、バミューダに変えたそうだ」

「バミューダとかいま言わねえーしwww」

「ともかく、いのきさんはカブキものをやめたんだと」

「今の時代はカブキものにとっては生きづれえ時代だな。地球温暖化も待った無しか」

「何の話だよ凸さん。暑いんだからわけのわからないこと言わんといて」

「あんたに言われたくねえよ。それに俺は図工は5だよ」

「図工と言えば…小学校の頃は海に来たかったよなぁ。海は憧れだった」

「俺は小学生の頃カルフォルニア・ドリーミングのタニヤ・ロバーツに惚れていたっけ。すげぇ綺麗だったなあの頃」

「凸さんはタニア派か。俺はグレムリンの頃のフィービー・ケイツだな」

「ああ、フィービーもいいな。でも藤井さんはもっと古くてイングリッド・バーグマンかジーン・ケリーあたりかと思ったよ」

「古すぎだろ…。せめてソフィー・マルソーかジェニファー・コネリーにしてよ」

お互い不毛な会話を続けながら、汗だくだくだ。ジリジリと容赦なく太陽の光は照りつける。


俺は藤井さんが焼いたイカを一本手に取ると、がぶりと腹から食いちぎった。

「あっ!それ売り物だぞ。500円になります」

「せっけえなあ。いいだろ一本ぐらい。300円とかイカなんぞに出す奴いねえしよ」

「おいおい、500円だっちゅうの。今日び物価もあがってんだからさぁ。これでも諸経費さっぴけば利ざやなんざ100円もねえんだぜ」

「たこ焼きよりもひでぇな」

「アルコール、それもビールが一番利ざやがいいんだけど、アルコールが禁止されちゃあねえ」

「ま、金は天下の回りもの。いつか巡って帰ってくるさ」

「俺の懐じゃなく誰かの懐にね」

俺と藤井さんは、あまりにも暑いので軟派をしながらイカを売ろうと画策した。
まばらに散らばる海水浴客の中にも水着のギャルはいるにはいる。

焼いたイカを箱に入れて「イカ〜イカ〜。イカの丸焼きいらんかねー。ごっつう美味しいイカの丸焼きだよ〜」と呼びかけた。

水着ギャル二人がビーチパラソルに腰掛けて、ジュースを飲んでいる。
見たところOL風だ。

藤井さんがイカを両手に持ってギャルに話しかけた。

「お嬢さんたち、イカはイカがかな〜?」

にんまりと笑いながら、凍てつく波動のギャグを放った。

ギャル達は藤井さんを見ると、鬼のような形相で

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何やらしらんがすげぇ怒られた。

俺たちは土下座をして謝って、イカの丸焼きを2本サービスした。


ギャル達のわけのわからない怒りは治まると、イカを食いながら二人でひそひそと耳打ちをし始めている。

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俺たちは泣きながらその場を立ち去った。
涙が出た。そして山へ帰ろうと固く誓った(意味不明)。

こうして俺たちの夏は過ぎて行く。

ツカさんの夏は、新台のガロで消えて行く。
かずはが今週又来るという。

奴の夏はこれからだ。
そして俺たちの夏もまだまだ終わる事はない。

人生とは夏を生きることかもしれない。
そして秋にしおれて冬に死ぬ。

夏はクラクションがなったなら、急いでどこかへ出かけよう。
夏の扉はすぐそこに。

で、何が言いたいかっつうと、暑いのでやる気がでねーということだ。

さて仕事に戻るか。

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藤井の夏 日本の夏

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かずはが上京したときの会話

タツヲ「飲み代は奢るよ」

カタソバ「まじすか!ラッキ〜!」

タツヲ「お前にじゃねえよ」


では月曜日、暑いけど頑張っていきましょう。





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周防玄徳ことツカさんが実は晒されていた!

何気なく周防玄徳でggってみたら意外な真実が。

寝落ち大王だったツカさんこと周防玄徳は、人柄故か晒されることはまずなかった。
が、はるか昔に意外な罪状が!



994 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:04/11/17 00:27:32 ID:c8ZmlvGm
ウザリスト追加

【武田】●●●● VWWC9655 罪状:武田のクセに稲葉でぼったくっててウザイ
【武田】周防玄徳 GCFT8926 罪状:俺とぶつかった
【上杉】●●●● BWTD6717 罪状:頭悪そう


997 :名無しさん@ゴーゴーゴーゴー!:04/11/17 00:53:25 ID:UBul4VTo
【武田】周防玄徳 GCFT8926 罪状:俺とぶつかった

ワロタ



てな具合で、ぶつかっただけで晒されていた件
しかもこれ2004年だぞ。10年前じゃないか。

懐かしいなぁ。個人的には一番楽しかった頃じゃねーのかな。
ところで信の永遠のアイドル、むらむすめさんが信に戻ってきてるらしい。

操(みさお)さんが、可愛くて是非妹にしたい><と萌えてた。
むらさん、ほどほどに仲良くしてあげてくれたまい。

いつか戻るときもあるのだろうか。
そう思いつつ暑い中、冷やし中華でも食いに行こう。

では皆様良き週末を。

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