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戦国麺 【その1/3】

伝説の「戦国麺」というものがあるらしい。

神通薬師の雅(みやび)は、それを噂に聞いていてもたってもいられない。

かぐわしいスープの匂い。はじけるようなコシのはいったつるつる麺。

幻の豚肉と言われる「千代幻豚」のチャーシュー。シャモを主体として品種改良をした秩父オリジナルの鶏が生んだ高級卵。
どれも絶品の具を取り入れて、一度食べたら桃源郷。

食いたい。何としても!


雅は戦国の薬師 宗慶に師事して3年になる。
師の宗慶にはよくこう言われた。

「お前は陰が薄くどうにもこれといった個性がないのぉ」

それを聞いたときは、軽い中腹を立てた。

個性がないのも個性やねん!そう反駁したくなった。

確かにミヤビは陰が薄い。
あっ、そういやいたっけなといった感じで、まるで空気のようにそこにある。

ミスディレクション。黒子のバスケよろしく、存在感を消すのがうまいとも言えるが、雅はそれを間諜などには使わない。裏の諜報活動にはもってこいの人材とも言えるが、そんな事には興味はなかった。

ただ、ただラーメンが好きなだけの薄い男なのだ。

「戦国麺か…。食ってみたいものだ」

この噂を聞いたのは、知人の桜こももからであった。
こももは一度だけ食したことがあるという。

古びた甲冑をつけた40絡みの主人が引いている屋台であったという。
合戦の帰参中に遠江の街道に屋台が出ていたので寄ってみたそうだ。

掲げた暖簾に「戦国麺」と書いてあり、鎧武者の格好をした主人は、意外にも能生弁で丁寧に材料の説明をしてくれたという。

とにかく、スープを飲めば体中から力が沸き上がり、麺を食べれば傷ついた怪我の部分がみるみる回復していくという。

「とにかくトリコに出てくるようなラーメンであったことよ」

そう、桜こももは雅に語った。
しかし、もう一度その場所に訪れてみたが二度と見かけることはなかったそうだ。


「ああ!食ってみたいものだ。それほどのラーメンなら!!」


雅のラーメン魂に激しい焰が宿る。
とにかく、戦国麺の事を考えると腹が鳴り涎が垂れてくる。

食ってやる。絶対!

それからというもの雅は連日連夜、戦国麺の屋台をみかけたという人に情報を聞きまくっていた。

陰は薄いが、ラーメンにかけちゃあ誰にも負けない。
己の自負しているとおり、古今のラーメン事情には本が一冊書けるほど精通している。

ラーメン通とは武田に雅その人有りとまで言われた。
何故か本業の薬師の噂はとんと聞く事は無かったが。

噂を聞いて十日ばかり経ったある日のこと、雅は甲府の町に薬剤を仕入れに来ていた。

「ええっと…材料はこれで全部かな」

問屋のちょいと見のよい娘に愛想をふり撒きながら、覚え書きを確かめている。

ふいに背後から声をかけられた。


「やぁ、雅さんじゃない」

見ると涼やかな顔をして派手な水干を纏った陰陽が立っている。

「木乃さん」

陰陽の木乃という男だった。最近はロゼッタにはまってバイリンガルとなっている。
「この陰陽ロゼッタ人」と甲府でも有名だった。


「雅さんは買い出しかね」

「うん。そろそろ丹も作らんといかんしね」

「そういや…最近、幻のラーメン屋を探しているそうだが」

「木乃さんの耳にも入っているのか。そうなんだよ、戦国麺というものを探しているんだ」

「ふむ…。戦国麺ねぇ」

「信オン一のラーメン通を自負しているおいらが食った事がないと言われるのはどうにも我慢がならんのでね。何か情報あった教えておくれ」

「僕の情報は高いぞ!(´∀`)」

「問題ないよマリア」



相変わらずの木乃であったが、何やら最近それらしい屋台を見かけたという人がいたと教えてくれた。

それならと、会いに行って詳しい話を聞いてみようと思い立ち、雅は甲府のハジにある小さな武家屋敷に向かった。

木乃にはお礼としてあるものを包んで渡したが、木乃がそれを開けてみると、真っ黒な炭が一個あるだけだった。

「(  Д ) ゚ ゚ ……」

木乃は炭を見つめながら無言で晒しスレに向かったという。

さて、武家屋敷に着いた雅は、玄関先で一息をついて戸を叩いた。

「すみませ〜ん。どなたかいらっしゃいますか〜?」

するすると戸が開いて、一人の女性が出て来た。

その女性を見た瞬間に、(`・д´・ ;)ゴクリと喉が鳴った。
まさに喉が鳴る鳴る法隆寺。

<すげぇ乳…>

着物からはだけた胸はこぼれおちそうなぐらいにあらわになっている。

「あ〜〜ん?なんだいあんたは。金ならないよ一昨日来な!」

見た目の艶かしくも麗しい容貌とは相反して、伝法調の荒っぽい口の聞き方だ。

雅はその剣幕に圧されたように、たどたどしく説明をする。


「あ…あのですね。私、薬師の雅と申しまして…その…戦国麺のことをちょっと…」

「戦国麺?」

娘は怪訝な顔をして雅をジロジロと見た。

雅はとにかくその娘のたわわな胸が気になってしょうがない。

<やばし!これは勃ってまう;>

正常な男なら魅力的な女性を見れば当然の反応である。逆に云えば、そうならないほうが問題であろう。

そんな雅の様子に構わず、娘は顔を近づけて睨みをきかしてくる。


「戦国麺がなんだってんだい。あんた一体何者だい」

「い、いやだから、私は唯のラーメン好きな神通薬師でして…」

「ラーメン通?またかい…」

「また?」

「さっきもあんたと同じラーメン通とか云う侍が来て色々聞いてきたよ。しかもあの髭侍…」

「どうかしたんですか?」

「あたしの胸を2回も揉んでいきやがった!今度見つけたら絶対殺す!!」

「……まさか、その侍って…地獄とか云うんじゃ…」

「…その通りだよ。まさかあんたも仲間かい!」

「いや違います(キリッ」


<あのおっさんこんなとこまで来てセクハラかよ!ふざけんな!!うらやましけしからん>

雅は先を越された悔しさと、うらやましさの感情が同時に沸き上がってきた。


「まぁいいや…。あんたは人畜無害そうだしね。で?戦国麺の何を聞きたいんだい」

「その屋台の出没先を是非!」

「出没先ねえ…。私も二度くらいしか見かけてないけど…。なんでも信濃の上野の関所あたりに頻繁に屋台を出すって聞いてるよ」

「ほぅ。信濃の関所に…」


これは今までで一番有力な情報だ。雅はムネが高鳴ってきた。
実は雅はラーメン絵巻なるものを制作している途中である。

あの戦国麺を絵巻に加えられたら…。そう思うと自然に身体が震えてくる。

「あたしのこの胸も、何を隠そうそのラーメンのおかげさね」

「ええぇ!!」

「前のあたしはAカップだったのさ。信じられるかい?」

「まじすか…。ということはこれは偽乳か(´・ω・)ガッカリ」

まじまじと娘の乳を見つめて、ぱふぱふしてみた。

「乳んぷいぷいー!なんちゃってw」

雅のお得意のシベリアギャグだ。聞いたものは絶対零度の極寒の地に陥ってしまう。

が、その瞬間、かもしかのようなはだけた足が着物から跳ね上がって、キックの鬼の沢村栄治のような膝蹴りがくり出された。

「何しやがんだこのダボハゼがぁ!!」

cvdbggtfhm

ゴキャ!!


「ぴぎぃいいええ!!」

意味不明な悲鳴をあげながら、雅はまともに顔面に膝蹴りを食ってぶっ倒れた。

「シリコンなんざ入ってねーんだよ!正真正銘の私の乳さ!!」


娘はぷんぷんしながら屋敷に戻り、雅は半刻ほど倒れたまま動けなかった。

雅はこんな調子で幻の「戦国麺」を食することができるのか?
それはまた次の講釈にて。

【続く】



ああ、ラーメン食いたい。
んじゃまた。
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テーマ : 信長の野望online-鳳凰の章
ジャンル : オンラインゲーム

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No title

>かずは
お前…。替え玉してる女なんぞ見た事ないぞ俺はw
そっちの長浜ラーメンは美味いだろうな。あぁ食いテェ

>西さん
あれはレッズに通じる寒さがあるw
こっちも、つけ麺多いけどどれもいまいちだねぇ俺的に

No title

そいや薬師の雅さんのツンドラギャクを暫く聴いていない、、、懐かしいすw
県内のR58沿い、宜野湾市の大謝名~大山、又は宇地泊あたりに色々こだわりのラーメン屋がいつの間にか乱立していましたw
「つけ麺」と書いてる看板多い気がします、流行なのかな?

ラーメン食べたい!

豚骨ラーメンが大好きです
食べると必ず替え玉します

ぁあ…お弁当を食べたのに、博多長浜ラーメンが食べたくなってきたょ

乳んぷぃぷぃー!!!

No title

>みさをっち
ベビスターラーメンにお湯をかけてもいけるで!
豚骨はあまり食わないのでよく知らんが豚骨醤油なら地元にいい店があるでよw

>アキヤマン
さっぱりラーメンなら昔の東京ラーメンかのぉ。
チー油を使った鶏ガラスープでさっぱりだ。
まぁ蕎麦のが健康にいいんだけどなw

>林檎ちゃん
ラーメンの美味さのツボは人それぞれだからねえ。
美味い不味いもまざ主観の産物で自分にとっての一番!ってえのが誰しもあるよね。
乳麺があったら…いややっぱりくわねーw

No title

ラーメンの美味いのってちょっとよく分からないんですよねー(^^;;
皆が美味いというものがあまり美味くなかったり、不味いというものがそうでもなかったり、、、並んでまで食べたくないですが、閑古鳥が鳴いてる店もちょっと、、、て感じで(^^;;
ただ一つだけハッキリしてることがあります!
乳サイコー!!

そーいえば…

烈風改めて真紅武田にはリアル中華ソバ屋の店主は知ってるだけで二人おったな~
店主ですでに信オンを引退した某武芸さんとよくラーメン談義をしたものだ…
オッサンのアキヤマンはサッパリあっさりしたラーメンが良いなぁ。最近のラーメンは油ギトギトで胃が重たくなってイケないねぇ~

No title

セブンイレブンの100円味噌ラーメンなら作ってあげるよ!うぷぷぷ
キムチとのりとゆで卵を入れるのがお勧めw
でお礼に。。。
美味しいとんこつラーメン食べにつれてって!
プロフィール

凸

Author:凸
カテゴリー:おっさん
生息地:都内在住
生業:印刷・ウェブ制作全般
血液型:B

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